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譜めくりの話

オーケストラや室内楽では1パートにつき2名1組で1本の譜面台を
共有して弾くのですが、コレをプルトを組むと言います。
そして楽譜上段を弾く人を表プルト、下段を弾く人を裏プルト
表プルトをお客様に近い側に配置します。
裏プルトはお客様から遠い側に配置するので
楽譜をめくる担当をします。お客様がなるべく気にならないよう
演奏に切れ目ができないよう、バサッ!と音がしないよう
素早く静かにめくらなければなりません。
コレはなかなか神経を使う作業です。

私は手汗をかかない乾燥肌体質なので指板がベタベタ弦はサビサビに
ならない体質なのはラッキーだったのですが譜めくりには苦戦します。
楽譜の下端には折り目を事前につけておき、めくりやすく工夫はしますが
それでも失敗して2ページまとめてめくれてしまったりすると
演奏が途切れてしまいます。
私は2ページまとめめくれを防止するために折り目の位置が重ならないよう
ページごとに折り目の位置を変えるよう工夫しています。

ところで最近、譜めくりシールという商品を見つけたので
購入してみました。楽譜の下端に貼るシールですが
滑りにくいのと厚みが付くことで楽譜と楽譜の間に
わずかに隙間が出来る事でめくりやすくなるというものです。
購入してみたので試してみますね。

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