見出し画像

HeavyMetalの世界

私は20代はほぼほぼヴァイオリンには触らず
ギター一本でHeavyMetalをやっていました。
クラシックからメタル?と振り幅に驚かれることが多いのですが
それはとんでもない誤解です。
メタル民はクラシック大好きでリスペクトも高く
クラシックカヴァーがもっとも多いジャンルと思います。

クラシックを取り入れた曲のダイジェストですがコレでもほんの一部です。
ですから私がクラシックからメタルへの転向は演奏技術的にも
とてもスムースなものでした。
ヴァイオリンで演っていた事をそのままギターに置き換えたような物です。
唯一の違いは調弦間隔ですね。ヴァイオリンは5度間隔でGDAEですが
ギターは変則4度間隔でEADGBEです。
またギターからヴァイオリンに戻った時に役に立った事も沢山ありました。
ギターはヴァイオリンに比べて単音で弾いている時間が少なく
複数の弦を同時に鳴らしているので和音の間隔や重音のフィンガリング等
かなり鍛えられた経験でした。

ところで以前、調弦の話で書きましたがクラシックの世界では
ジリジリとチューニングの音程を上げるのが流行ってきました。
モーツァルトの時代の415Hzから440Hzが基準になり今は442Hzが標準。
よりきらびやかな音質を求め443Hzに移行しつつある時代です。
HeavyMetalの世界は逆で、より重くを求めるあまり
調弦が下がってきています。
しかも半音下げ調弦は当たり前。短3度下げする人も居ます。
そして今では低音側に4度下のBを足した7弦ギターが標準化してきました。
不思議なものです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?