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長崎で教わったこと。

こんにちは。本島です。

熊本、長崎及び九州での大雨被害のニュースが流れています。
被害が少なく済んで欲しいと、、心から祈っています。
全国的にも被害が少なく済みますように。


私が初めてマネージャーを務めたのが、長崎営業所でした。
リーマンショックの傷も癒えない時期でしたが、前任のマネージャーのもとで最優秀グループ賞も受賞されていた素晴らしいグループでした。
それなのに私は、マネージャー初体験、初めての転勤、昨期すごいグループ、という事で、後から思えばだいぶ肩に力が入り、空回りしっぱなしでした。
そんな時に、あるスタッフが「今度メンバー全員で、『どうする長崎!」会を開くので参加されませんか?」と声をかけてくれました。
空回りして特に方針も示せないマネージャーだったので、メンバー自身が自分達で何とかしなければと思い、開く事になったのだと思います。

「・・・参加してもいいのかな・・・参加させて。」と参加させてもらいました。

その会議の間中、私は特に何も発言しないまま、じっとみんなの会議を聞いていました。話を聞いているうちに、なんだか自分がとても小さいなと恥ずかしくなってきた一方で、みんながとても頼りがいがある人達なんだと思い始めてきました。
いや、最初から頼りがいがあるメンバーだったのに、自分が自分を大きく見せたくて、頼って良いんだと思いたくなかったのだと思います。
そこからやっと肩の力が抜け、自然体でみんなと接する事が出来始めたように思います。

長崎にいたのは、たった1年間でしたが、多くの素晴らしいメンバーに囲まれ、日替わりでヒーローが生まれる、思い出深い1年間になりました。

それから数年後。
別のグループを担当していた私は、長崎の前任のマネージャーの方が受賞された賞と同じ賞を頂く機会に恵まれました。
その賞は「一番イケテるマネージャーで賞」ではなく、「一番メンバーに恵まれたマネージャーで賞」だという事に気付かされました。

長崎に着任した当時、きっと不安な顔をしていたであろう私に、ほぼ初対面のスタッフが「私達がまたMVPにします!」と言ってくれた事をその時に思い出しました。当時はこんなにありがたい言葉を聞き流し、一人相撲をとってばかり。もっと最初から頼ればよかったんだと気付いたのは、ずいぶん後になってからでした。

あの時から私が成長出来たのだとすれば、私個人が何かを成し遂げる力を身につけたのではなく、「助けてもらい力」がついたという事なのだと思っています。そしてその分、助けて頂いた方も増えてきたのだと思っています。

だから、物事がうまく行っている時は周りの方々に感謝し、物事がうまくいかない時は周りの方々に助けてほしいと言える自分でいる事が、マネージャーにとって大事なことだと思っています。

こんな事を思い出しました。早く雨が上がる事を祈っています。


今日もお疲れ様でした!

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