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「メンバーの事を知っている」自負の罠
こんにちは。本島です。
突然ですが、あなたはメンバーの事をどれくらい知っていますか?
ふむふむ。そうですよね。結構、知ってますよね。
ではあなたのメンバーは、
「私の上司は、私の事を知ってくれている」
「私の上司は、私の事を知ろうとしてくれている」と、
どれくらい思っていますか?
「あなたがメンバーの事を知っている事」よりも、メンバーから「私の上司は私を知ってくれている」と「思われる」事の方が大切だと私は考えています。
メンバーとの信頼関係は、「あなたがどう思うか」ではなく、「メンバーがあなたをどう思うか」にかかっているからです。
話を聞く姿勢
ではその為にどうすればいいのか。
1on1などの場面で、ついこんな姿勢になっていませんか?
足を組む、腕組みをする、ふんぞりかえる、話をさえぎる、メモは取らない
そんなアホな!という声が聞こえてきそうですが、普段から「上司」の役割でいればいるほど、多くの方が知らず知らずのうちにこんな姿勢で話をしていますので…ぜひ意識してください。
※あえて権威付けしたい時には、そんな姿勢を取ればよいのですが。
本来は真逆の姿勢であるべきですよね。
足は組まない、ふんぞり返らない、前傾姿勢で、目を見て、相槌を打ちながら、最後まで話を聞く。
「言いたくない事は言わなくていいよ~」と最初に言う。
メモ取る(メモとってもいい?と聞くのも効果的です)。
面談時間は必ず使い切る(決めた時間は話を聞き続けるように頑張りましょう!)。
※参考までに、メンバー自身の事について話を聞くときにはこんな枠組みで話を聞いてみると整理しやすいのでは、と思います。
コミュニケーションの頻度と回数
特に新しいメンバーと新たに関係性を作る際には、
「月に1回1時間を3か月で3回」という面談時間の取り方よりも、
「週に1回30分を3週間で3回」という時間の取り方をした方が効果的だという実感があります。
実はトータルでかかっている時間は、前者より後者の方が少ないのですが、
『メンバーから「私の上司は、私を知ってくれている」と「思われる」』という目的に照らせば、後者の方が効果的な感じがしませんか?
何にせよ、時間を投資する場合には、
どの程度の量を投資するかだけでなく、いつ/どの頻度でその量を投資するかによって、効果に大きな差が出ます。
時間は有限で、忙しい皆さんだからこそ、効果的な時間の投資の仕方を工夫して頂けたらと考えています。
今回は、上司がメンバーの事をどれくらい知っているか、よりも、
知ろうとする姿勢を伝え続ける事の方が重要なのでは、という投げかけでもありました。
今日もお疲れ様でした!
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