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「褒める&叱る」以上に大切なこと。

こんにちは。本島です。

今日はマネジメントを担う方向けに書いてみます。

「褒める&叱る」について、皆さんも色々な事を耳にした事があるのではないでしょうか。「褒めて伸ばす」「叱ると怒るは違う」「褒める時は人前で、叱る時は単独で」などなど。きっと、メンバーとのコミュニケーションの中で「褒める&叱る」が必要とされる場面が多いのだと思います。
今回は私も、これについて個人的に考えた事を書いてみます。

コミュニケーションの「立ち位置」

私は、「褒める&叱る」は、メンバーと距離を置いた「客観的立ち位置」におけるマネージャーの行為を表した言葉だと考えています。
では、逆に「主観的立ち位置」における行為を表す言葉は何でしょうか。

それは「喜ぶ&悲しむ」です。

「喜ぶ&悲しむ」の良い所は、「一緒にできる」という事です。
上司と部下の関係性においては、一定程度の距離が必要な時もありますが、
特に「仲間として」感情を共有し合いながら仕事を進める上では、「一緒に喜ぶ&悲しむ」をやってから、「褒める&叱る」を実行した方が効果的。
「褒める&叱る」がメンバーに届いていないような気がしたら、ぜひ「喜ぶ&悲しむ」をお勧めします。

個人的には、子供とのコミュニケーションには反省しきりです。つい「客観的立ち位置」で、褒める&叱る(時々怒る)ばかり。子供はきっと、一緒に喜んだり残念がったりしてほしくて色々報告しにきてくれているのに(涙)。

自分の感情も、メンバーの感情も、大切に。

言うまでもなく、仕事をする上では、感情のままに行動するのではなく、立場に応じて役割を果たすことは重要です。
しかし、感情を「押し殺し」たり「無かった事にする」のは、ちょっと違う。だって人間だもの。

大切な事は、感情の「伝え方」と「受け取り方」。
まずは、自分が自然に感じた感情はちゃんと自覚し、相手が自然に感じた感情はちゃんと認める。
その上で自分がどの立ち位置でコミュニケーションすべきかを考えて頂けると良いのかなと思います。

感情は、人や組織にとってパワーの源だとも思っています。
感情があるから、情熱や主体性、当事者意識と言われるものが産まれていくのだと思います。
お互いの感情や情熱を、うまく響き合わせていきたいですね。

今回は「褒める&叱る」を題材に、「コミュニケーションの立ち位置」について考えてみました。

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