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「桃太郎」で妄想する、「リーダー」について。

こんにちは。本島です。
今日は「桃太郎」を題材にして、とりとめのない妄想を膨らませながら、「リーダー」について考えてみます。

「リーダー」とは誰なのか?何なのか?

次のような状況の時、リーダーは誰でしょうか?

昔々桃太郎は、鬼を退治しようと鬼が島へ向かいました。
だけど、誰もついてきませんでした。

誰も桃太郎に気付いていないならば、リーダーは誰でもありませんよね。
「リーダー」は、「一人では存在し得ない」と言えそうです。

では次の物語では、リーダーは誰でしょうか?

昔々桃太郎は、鬼を退治しようと鬼が島へ向かいました。
そして、サル、イヌ、キジ、がついてきました。

一般的な桃太郎のお話ですね。リーダーは「桃太郎」ですよね。
ではもし、次のような物語だったとしたら、リーダーは誰でしょうか?

昔々サルは、鬼を退治しようと鬼が島へ向かいました。
そして、イヌ、キジ、桃太郎、がついてきました。

サルですよね?きっとサルですよね??

そうだとすると、「リーダー」とは「何をしたいか最初に言って、行動する人である」という事が言えそうです。
特定の個人が常に「リーダー」という事では無さそうなのです。

では続いて(妄想はこれで最後です)…

昔々桃太郎は、鬼を退治して村に幸せをもたらそう、と鬼が島 へ向かいました。 そして、サル、イヌ、キジ、が着いてきました。しかし、桃太郎は途中でやる気を失い、「もう帰りたいよ、もう諦めよう。」とみんなにつぶやきました。
そんなやる気をなくした桃太郎を見て、キジが言いました。 「桃太郎くん、あきらめちゃダメだよ。最後まで行ってみようよ。私達ならやれるよ。」

この場面のリーダーは誰でしょうか?桃太郎ではなく、キジですよね?
ここから、「リーダー」とは「固定的な役割の事ではなく、状況に応じて出現するものである」という事も言えそうです。

ここまでで考えた「リーダーとは」をまとめてみます。

「リーダー」は「一人では存在し得ない」
「リーダー」とは「何を成し遂げたいか最初に言って、行動する人である」

「リーダー」とは「固定的な役割の事ではなく、状況に応じて出現するものである」
という事が言えそうです。

今、あなたは「リーダー」ではないかもしれない。
でも、あなたがいないと「リーダー」は存在し得ない。

もし「私はリーダーじゃないから」と自分を卑下したくなる時があったら、ぜひ思い出してください。
リーダーが一人では存在し得ないとすれば、リーダーではないあなたの存在が無ければ、リーダーも存在し得ないのです。
あなたの存在は、その存在だけでとても重要です。

リーダーと認められている方はいつも思い出してください。
リーダーかどうかを決めているのはあなたではありません。
いつもは目立たないメンバーかもしれないけれど、
その彼/彼女がいてくれているから、あなたはリーダーなのです。

言い出して、行動を始めよう。

言い出しっぺになるのは少し怖いかもしれませんが、ぜひ小さなことでも「有言実行」に挑戦してください。
私は、挑戦が怖いと思った時、有言実行とは有言「成功」ではなく有言「実行」なのだと思うようにしています。少しずるいかもしれませんが(笑)。
仮に道半ばで失敗に終わってしまっても、言い出して行動してみる事で、貴重なリーダー経験が自分の中に蓄積されていくはずです。

「日替わりリーダーの出現」を、喜び合おう。

先述した「桃太郎」のように、いつもは強気に振る舞っているリーダーだって弱気になったり落ち込む時もあります。そんな時には、ぜひ「キジ」のようにあなたから発信してみてください。その瞬間はあなたがリーダーです。
「桃太郎」は少し情けなかったかもしれませんが、あのチームは良いチームに見えませんか?
重要な事は、1人のリーダーに依存するのではなく、チームの中にリーダーシップが渦巻いている事だとも思うのです。
誰もが、場面に応じてリーダーシップを発揮できる事が良いチームの条件なのかもしれません。

妄想にお付き合い頂き、ありがとうございました。
皆さんのチームが、良いチームでありますように。


今日もお疲れ様でした!

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