akimoto tadashi (秋元 正)

主に東京で活動しているマジシャンです。マジックに使う英語や、使わない英語を教えたりもし…

akimoto tadashi (秋元 正)

主に東京で活動しているマジシャンです。マジックに使う英語や、使わない英語を教えたりもしています。

最近の記事

TOEIC スピーキング・テスト 2024年7月21日午前回の感想

TOEIC Speaking Testってなかなかよく出来たテストだと常々思っています。最初の問題、Part 1は音読なので英語を自分で構築できなくても読めれば大丈夫なところから始まり、次のPart 2ではあまり複雑な表現を使わず、かつ、自分で言うことを発想出来なくても回答可能な写真描写、…、最後は自分のアイディアを英語に落とし込み一分間話す必要があるPart 5の意見問題まで上手く難易度の傾斜が付いています。 採点の基準が非ネイティブとしてコミュニケーションを取るための英語

    • 英文解釈 Code 70 感想:杉村年彦著

      杉村先生からご著書の「英文解釈 Code 70」をご恵投いただきました。で、三日かかって一週目を読了。各問題を紙に書かないながらも考えながら読み進めたところ全60講のうち、5つくらい間違えました。私自身のレベルはそんな感じです。本書は2章構成で、第一章で英文解釈に必要な考え、ツールを身につけ、第二章では和訳にフォーカスしています。英語がわかってもそれを綺麗に日本語にできるかは別問題で、受験問題で和訳が必要なのであればこの技術も身につける必要があるでしょう。 全体の難易度はなか

      • TOEICテストを海外で受ける方法

        以前に、このテーマについて記事を書いて動画も作ったのですが日本で受けることが出来るテストであるため、そもそもあまりこのトピックは需要がないだろうと判断して公開を停止したという経緯があります。 が、つい最近、海外でTOEIC スピーキング受験を検討しているという方から質問があり、ニッチながらも興味がある人もゼロではないトピックなのだと考え以前の動画に若干手を加え、記事も書き直すことにしたのが本記事です。 私自身、海外での受験はテスト環境がどう違うのか、という好奇心だけで去年は韓

        • TOEIC スピーキング・テストのPart 3の最後が3択問題のときは楽が出来る

          TOEIC Speaking TestのPart 3はインタビュー応答で、ここでの準備時間は3秒と短いです。しかし最後の問題は30秒話し続けねばならず、ここに苦戦する方も少なくないでしょう。この問題はいくつかのパターンがありますが、3つ選択肢が表示されてその中のどれかを選ぶパターンのときがあります。 このときの選択肢は実施回ごとに大きく変わるわけでなくある程度決まっています。ということはその中からいくつかの選択肢に対して汎用性の高い回答パターンを用意しておけば多くの場合に対応

        TOEIC スピーキング・テスト 2024年7月21日午前回の感想

          マジックの演技に使う英語はなかなか辞書では出てこない

          マジックをやっていると遅かれ、早かれ海外の人を相手にマジックを演じる必要に出会うものです。大抵はその瞬間は予告なしに訪れることも少なくありません。私は基本的には日本国内で演技するにおいてはどんな人相手であっても日本語で良いと考えています。それは大前提としてあるのですが、そうであってもマジックの演技でよく使う英語フレーズは知っておいても損はないかと思ったことがあり、事前に作っておこうと、以前に思ったのですがそこで気づいたのは「マジックに使う英語表現って中学・高校の英語の教科書や

          マジックの演技に使う英語はなかなか辞書では出てこない

          英語で言いたいことを小分けにして簡単な文でいうコツ・一文を長くするコツ

          言いたいことを英語にしようとするとき「私はその映画が好きです」 I like the movie. くらいであれば、それほど難しくはないでしょう。しかし「私は太郎くんが勧めてくれたその映画が好きです」だと少し複雑度が上がり、「SがVする【名詞】」の言い方に慣れていないと「あれ?」と思うかもしれません。日本語でもこのように名詞を何らかの方法で説明することが一文の情報量を増やし複雑なことを表現する方法の一つと言えます。 そのための一つの方法が関係詞を使うことですが、最初に習うとき

          英語で言いたいことを小分けにして簡単な文でいうコツ・一文を長くするコツ

          英文を見れば「なんとなくわかる」から脱するための視点

          よく英文は返り読みをせずに左から右へ一方通行で読み、日本語に直さずに理解すべきと言われます。聞く際にはそもそも返り聞きは出来ません。そもそも学習を始めたばかりの頃は英文を読んでも一回では意味が取れず、一文読んで何となく使用されている単語を把握した後に「さて、それでは意味を考えるか」となってしまいがちです。しかし、英文を意味的な塊ごとに順に処理していく練習を積んだりすると次第に返り読みをしなくても一回で意味がとれるようになってくるわけですが、ここでも自分が雰囲気で読んでいないか

          英文を見れば「なんとなくわかる」から脱するための視点

          PROGOSを久しぶりにやってみた

          ふと思いついてPROGOSを久しぶりに受けてみました。PROGOSとはスマートフォンやタブレットにアプリケーションをインストールすることで無料で受けられる英語のスピーキングテストです。採点はAIが行い、テスト終了ご数分で結果が出ます。無料の割にはなかなかしっかりしたテストですし、満点を出すのは案外難しいです。 AIの採点制度とか、どう評価されているのかとか色々気になる点もあるのですが日々改善されているのだろうと思います。そのために無料で受験者を増やしデータを集めたいという側面

          PROGOSを久しぶりにやってみた

          2024年版 TOEIC スピーキング・テスト攻略法・出来るだけラクに回答を作るコツ

          2年前にTOEIC Speaking Testの小技やテクニックに関する記事を書きました。世の中にL&Rテストほどには練習法などが出てないと思い、私自身の考えたことをまとめてみようと思ったからでしたが、あれから時間が経ち考えが変わったことや他に思いついたことなどが溜まってきたのでアップデートする動画を作ろうと思い立ちました。カメラの前で色々話したら尺が50分超。さすがに長いので色々カットしたものの結局30分を超える動画になってしまいました。 動画の中で説明していることをいく

          2024年版 TOEIC スピーキング・テスト攻略法・出来るだけラクに回答を作るコツ

          マニラにTOEIC スピーキング・テストを受けに行ってきました 後編

          前回は日本からマニラに着き、言語交換・学習アプリケーションのHelloTalkの友人と会ったところまでを書きました。友人と会ったのが土曜日、そして翌日の日曜日は試験日当日です。日本のTOEIC スピーキング・テストは申込時に受験会場を選べますが、フィリピンの申し込みでは会場は選べずにエリアを選べるのみ。しかも、具体的に試験会場がどこにあるのかもサイトを見ても分からず受験日一週間前に来たメールでやっと場所がどこなのかわかったのでした。 これ自体は日本でもL&Rでは普通のことなの

          マニラにTOEIC スピーキング・テストを受けに行ってきました 後編

          マニラにTOEIC スピーキング・テストを受けに行ってきました & HelloTalk友達と会ってきました 前編

          以前に記事にしたものを加筆修正して前編と後編に分けることにしました。今回は前編です。 TOEIC スピーキングテストの試験環境は日本と海外では違うのかが急に気になり、去年、韓国に行って受験してきました。予想に反して申し込みから大変で、それでも申し込んでしまえば会場の進行は日本と同じだろうと軽く考えていたのですが、これもまた私の思い込みでした。韓国語を話して読むことが出来ない私は当日助けてくれる人がいたおかげで、かろうじて諸手続きを切り抜けられたのでした。 今年はフィリピン

          マニラにTOEIC スピーキング・テストを受けに行ってきました & HelloTalk友達と会ってきました 前編

          TOEICの新テストは4技能を一回の受験で測定

          TOEICは常々、「あのテストではスピーキング力が測れない」と言われてきました。多くの人が受けるL&Rとは別にスピーキングやライティングなどアウトプットの能力を測るテストもTOEICにはあるのですがそちらを受ける人はあまり多くないですし知名度もいまいち。そしてL&Rテストとは別に受ける必要がありました。 先日、別の理由で海外のTOEIC事情を調べてたのですが、するとETSのサイトに4Skillsなる文字を発見。どうやら一度の受験で4技能を測るテストを出したようです。テスト時

          TOEICの新テストは4技能を一回の受験で測定

          TOEIC スピーキングの写真描写で描写する人物の順について

          TOEIC Speaking Testには画面に表示された写真を描写する問題が2題あります(2024年3月現在)。大抵は複数の人が写真内にいるので人について描写することになります。それぞれの人が独立した動作、例えば一人はスマートフォンを使っていて、もう一人は本を読んでいるなど、であればどの人を先に描写しても難易度は変わらないですが、二人の人の一方が他方の人に何かアクションを起こしている場合、どちらの人を先に言うかによって言いやすさが変わります。 例えば美容室でお客さんが美容師

          TOEIC スピーキングの写真描写で描写する人物の順について

          クジラ構文はいつ使うのか? どう使うのか?

          みなさんもかつて「クジラが魚でないのは馬が魚でないのと同じだ」または「クジラを魚だと言うのは馬を魚だと言うのと同じだ」という訳文と共に A whale is no more a fish than a horse is. という英文を習ったことと思います。しかし、単に「クジラは魚ではないです」と言えばいいところをどうしてわざわざ馬なんか持ち出すのか、そもそもこれを実践の場でどう使うのか、など多くの疑問符がついたまま何となくそういうものとしてやり過ごした方も少なくないと思います

          クジラ構文はいつ使うのか? どう使うのか?

          PROGOSのグラフ問題で「AはBの3倍多い、10%多い」の倍数表現を

          以前に言ったように無料の英語・スピーキング・テストのPROGOSにおいて最高点を出すためだけなら、グラフの描写問題においてタイトルのような倍数表現を使う必要はありません。しかし、せっかくこのテストのために練習しているのならこの機会に言い方を知っておきたいという方もいるでしょうし、日常生活の中で言う機会があって「あれ?」となった方もいるかもしれません。 そこで今回は英語の倍数表現についてなのですが、まずその前に二者を比較してそれがある量が同じであるとか、分量を言わずに単にどち

          PROGOSのグラフ問題で「AはBの3倍多い、10%多い」の倍数表現を

          TOEICスピーキングでの私の準備時間の使い方

          今までにnoteやYouTubeでTOEIC Speaking Testのコツや対策、準備時間の使い方を述べてきましたが、ではそれを言ってる当人、私、は実際に全てのことをやっているのかというと実はそうでもありません。例えば現在のテストではメモ取り可ですがこれは何度か試みた後に、メモを効率的に取るにはそのための練習が必要だと思い、だったらメモなしで回答できるように練習する方が効率が自分にとっては良いと結論づけました。一方で準備時間の段階で自分が言う英文を声に出して言うようにいつ

          TOEICスピーキングでの私の準備時間の使い方