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内定者デザインチームで泳ぎはじめました

この記事は「YUMEMI Design Advent Calendar 2022」の記事です🎄

はじめまして、ゆめみで23卒デザイナーとして働いているたくとです!

僕は2022年の7月から内定者アルバイトとしてゆめみで働いています。
今回はその4-5ヶ月目である2022年の10.11月に行った「23卒デザインチーム主催の2つの企画」について記事を書いてみたいと思います。

(はじめの3ヶ月間については別で記事を書いていますのでお時間ある方はそちらもみてみてください!)


はじめに

ゆめみには「自律・自学・自責」という基本原則があります。

そのため内定者アルバイトでも指示されたタスクをこなすだけということはほとんどなく、自分で思考し行動し、タスクを生み出したり任せていただいたりということが多くあります。

今回はそのゆめみの文化の中で僕が内定者アルバイトとしてどのように思考し、行動に移したのか?という部分に焦点を当てた振り返りを10月の稼働を例にとってお話していきます。

自分にできることって?

まず10月の僕はとても悩んでいました。

自分が抱えていた案件が一気に終わり次に何をやればいいのかわからなくなってしまったのです。
ただ僕は11月から学業専念のため勤務の頻度を下げる予定だったので、継続的に外部案件に入れる余裕はありませんでした。

そんな中自分でやってみようと思ったのが「社内の困りごとを解決する」でした。

はじめ3ヶ月の記事にもあるように僕は10月までの間で「外部の案件」や「インターンのメンター」、「社内サービスのグラフィック制作」などアルバイトでできる一通りの業務は経験させてもらっていました。

そしてまだ自分がやっていないことを探したところ、ゆめみの内部に向けた取り組みを自分がまだ行っていなかったことに気がつきました。

そこで「社内の困りごとを解決する」ことを軸として自分にできることを考えはじめました。

学生アルバイトだからできること

ゆめみにはチームという文化があり、全ての社員が各々のチームに所属しています。
そして23卒デザイナーメンバーも「rough」というチームに所属しています。

しかし、「チームを自分たち主導ではなく社員の方が主導で設立したこと」や、「メンバーの誰もチームで何をしたら良いかわかっていない」などの理由で、チーム設立から3ヶ月経った10月まで具体的な活動が行えていませんでした。

そしてそのことを先輩社員に相談したところ、「チーム問題の当事者であるたくとさんにしかできない解決の方法がある、そこを探ってみよう。」というアドバイスをいただきました。

そこで僕は残りの1ヶ月を「23卒デザインチームroughが、チームになるきっかけをつくる」ことに焦点を当て、ゆめみで過ごすことに決めました。

まだチームとは言い難かった10月

roughチームの10月時点は下記のようなものでした。(僕視点)

  • メンバーによってゆめみに入った時期に1年以上差があり、お互いを知っているメンバーとそうでないメンバーの差が大きい

  • インターンなどの全員での共通の経験がほとんどない

  • 学生で稼働が不定期なためメンバー間でのコミュニケーションの機会が少ない

ここから僕なりにroughの入社までのゴールを設定してみました。

willについて話しあえるチームへ

結論僕は「willについて話しあえるチームになる」をroughの入社までのゴールとして設定しました。

これは先輩社員の方に相談をした時にいただいた、「チームとしてこれからどうして行きたいのか、それを対話し共有することはサービスデザインにもつながると思いますよ」という言葉がきっかけでした。

そうして「willについて話しあえるチームになる」ためのコンテンツ作りをスタートさせました。

話し合うための2つのステップ

チームのwillを話すと言ってもまだ10月のような状況では対話をしても何も生まれないと思ったので、そこまでのステップを用意することにしました。それが下記の2つです。

①相手のことを知る
②チームで1つのことに取り組んでみる

これは自分の実体験からなのですが、
中学や高校でも初めは全く知らなかったただの近くに住んでいる同じ歳の学生が、授業やお昼の時間にまずは相手のことを少しずつ理解し、その後に体育祭や文化祭などの一つのゴールに向かって何かをすることでチームになっていく感覚があったからです。

そこで僕はまずは、メンバーのことを知り、そしてチームで一つのことに取り組む機会を設計し、実際に行いました。
それが下の2つです。

①自己紹介ポッドキャスト

企画概要
・roughのメンバーがそれぞれの人生の年表(下記参考)を制作し、それについてトークをするポッドキャストを社内限定で公開しました。
・1エピソード20~30分
・参加者は進行2人+ゲスト1人(roughメンバーをローテーション)

目的
・コミュニケーションの機会創出
・メンバーをローテーションしいつも話さないメンバーと話す機会を設ける
・まだ入ってきていない23卒や先輩社員への自己紹介

実際に使用した自分の人生年表

よかったこと / Good
・社内からの反応もあり、チームメンバー以外の人にも自分たちのことを知ってもらうことができた
・これから新しく入ってくる23卒のメンバーへの自己紹介にも使えそう

伸びしろ / More
・急にポッドキャストという人に聞かれている場で話すと少し萎縮してしまったように感じた

②過去のデザイン案件を見る社内勉強会

企画概要
・ゆめみで過去に行われたデザイン案件に触れ、共有する会
・最後には実際に案件を担当されていたデザイナーさんへの質問会を行った
・全4回構成

  • 1回目:過去案件に広く浅く触れ、「もっと話したい」案件を見つける

  • 2回目:気になった案件をみんなで深ぼる

  • 3回目:実際に案件に携わっていた人に聞きたい事をなどをまとめる

  • 4回目:案件に入っていたデザイナーの方をお招きして質問会

目的
・ 一つのワークを全員でやることで共通の経験&共通の言語を作る
・ゆめみで働くことへの解像度を上げる
・実務ベースでインプットし、案件に入った時の立ち振る舞いに活かす

実際ワークで使用したmiro会場

よかったこと / Good
・ 目的である「メンバーで一つの共通の経験」ができた
・デザイナーだけでなく営業の方のお話を聞くことができた
・ 他の案件を見みるきっかけになった

伸びしろ / More
・案件の選定をなんとなくで行ってしまったため、かなり昔の案件を選んでしまった


やってみた感想

社内で沢山の方にリアクションいただけたのがとても嬉しかったです。
最初はroughチームのためにはじめた企画だったのですが、最終的に少しでも社内にもいい影響を残せたと考えると、とてもやってよかったと感じました。

またさいごに学びになったことが3つあったので、そちらを簡単に紹介したいと思います。

チームの文化はメンバーそれぞれがつくる

一つ目は、チームはメンバー達が内部から自分たちのチームを作ろうという意欲がないとチームとして機能することは難しいということです。

それは与えられたチームの枠はあっても、そのチームを構成する「人」はチームそれぞれであるので、集まった人に合わせたチームの文化などを育んでいく必要があるからです。

例えば今回の例でいくと、元々23卒のチームは社員の方をその枠組みを与えてくれたものでした。ただ最初に説明した理由から、結局ゆめみの中では標準である「稼働の調整をチームで行う」という文化すら作れずに「稼働の調整を個人で行っているということがありました。

このように、チームはメンバー達が内部から自分たちのチームを作ろうという意欲がないとチームとして機能することはとても難しいと感じました。

実際今回もチームのメンバーが企画に賛同してくれて一緒に動いてくれたからこそ、少しづつチームとして一つになれている気がしています。

「当事者である」は価値になりうる

二つ目は、デザインを行う上で自分が当事者であるということは何よりもアドバンテージになりうるということです。

なぜならデザインという行いのほとんどは当事者(ユーザー)を理解することから始まるからです。

例えば今回の例でいくと、僕自身社員のデザイナーの方に比べればいわゆるスキルという面では劣っています。
ただ自分が23卒デザインチームのメンバーであることで、当事者の目線から現在のチームやメンバーの状況を即座に理解、そして課題解決に向けて動けました。

このように、デザインを行う上で自分が当事者であるということはスキルよりもアドバンテージになりうることがあるかもしれないと強く感じました。

自分の不安はみんなの不安

三つ目は、自分が不安に思っていることは案外周りの人も不安に思っているということです。

実際roughのチームとしての課題感は10月まで全く議論されていませんでした。
しかし、いざ僕が不安に思っていることを話すとメンバーから多くの共感をもらうことができました。

もしあのタイミングで不安を口に出していなかったら、roughチームの課題はあのまま文化として残っていたかも…と考えると少し怖いです。

自分が感じた不安や疑問はこれからも口に出していくことで、チームの起爆剤のような役割になれたら良いな、と今は強く感じています。


さいごに

いかがでしたでしょうか?

今回はゆめみという「自律・自学・自責」という基本原則がある組織の中で僕が約1ヶ月の間行ってきたことについて振り返ってみました。

少し長くなってしまいましたが、「自分にできることはなんだろう?」と悩んでいる学生の方などに少しでも参考になれれば嬉しいです!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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