僕が写真を撮る理由
3泊4日の会社の泊まり込み研修に行ってるあいだに、1歳1か月の娘ちゃんは5歩から10歩は余裕で歩けるようになっていた。
彼女にカメラを向けるとき、愛しい我が子を残すきもちと、1年で体重は3倍、身長は2倍に成長する生き物を記録するきもちの両方がある。
3連休で単身帰省をし、父と母を撮った。
親にカメラを向けるのには謎の緊張が走る。
日常の隙だらけの顔は残したくないと母は露骨にいやがるし、自分も親にはまっすぐファインダーを覗けない照れのようなものがある。
子に向かう距離はなるべく近くありたいけど、大人同士になった親とはどんな距離感でいけばいいのか考えてしまう。
それでも。やっぱり撮った方がいい。
いつか、「ああ、撮っておいてよかった」と思える日が来るから。
絶対に。
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