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IT企業への転職の道 ~5

みなさん、こんにちは。
今回で5回目となりました私の実体験に基づくIT企業への転職の軌跡ですが、
そろそろクライマックスとなりそうです (^^)

初めての外資系ITメーカー
前回の最後で10か月しか在籍しなかったのに
年間36協定をオーバーする働き方をさせられていた職場から、
運よく知人の紹介で外資系IT企業へ転職する機会を得たのですが、
初めての外資系企業、
英語?英会話?英語メール?ビジネス英語??
などIT以外のスキルへの不安が頭の中をグルグルと…。
で、オファーもらった後でしたが、
そこから英会話教室に通いつめ、本当に頑張りました!

幸いにも入社後に英語を使う機会はあまり多くなく、
さほど英語に苦しむようなことはありませんでした。
ただ、業務は本当に慣れるまでが大変でした。

外資系ITメーカーのお仕事内容
これまで日系企業を歩んできた私は
仕事は職場でOJTされながら、わからないことがあれば聞きながら覚えるものだと信じておりました。
しかし外資系ITメーカーの外勤システムコンサルに就いた私の業務は、
会社から落ちてくる四半期で達成する目標額があるだけで、
我々はそれを達成するためにどう活動するかを各自が考えるというもの。
そのための活動であれば、犯罪や倫理違反を犯さない限り
何をしても良いということでした。
ただし結果にコミットできなければ、1年半後にはFireされるという世界。
日系だとクビになるのはよっぽどなことで自分から退職届を出さない限り
会社から切られることはありませんが、外資系ではこれが当たり前。

最初の3か月は試用期間のため給与が100%保証されているので、
この期間中にありとあらゆるパイプや売り上げを上げるための仕組みづくりの下地を作るということをし、成果が出始めたのは入社後8か月ぐらいたってからでした。

外資系IT企業での働き方
何から何まで考え方の根本が日系企業と違ったわけですが、
ここで学んだことは、
・目標達成のためのロジックを合理的に考えられるようになった
・無駄なことへの時間の浪費はしなくなった
・協業メンバー全員の目標達成のための人間関係作り
の3つになります。

外資系企業の人間関係作りとは
外資系企業というと一匹狼的な人たちの集団のように思われている方も居るかと思いますが、実は日系企業以上に泥臭い人間関係作りを構築しているんです。

日系企業の人間関係は、
長く務めたことによってできた上司や同僚との友達関係があり、会社の目標達成のためと言うよりは、より良い職場環境づくりのための人間構築の比重が高いと思っています。(私の経験談なので、憶測です)

それに対し外資系IT企業の人間関係は、
全担当メンバーがHappyになるにはどうしたらよいかを考え、それぞれがお互いを意識しながら目標達成を目指す関係作りになります。
外資系企業では各ロールの異なるメンバーが共通のお客様を担当し、且つ、それぞれが個別で目標額を持っていたりすることが多々あります。
そのため、各メンバーが目標額とされている数字を達成する際にカウントされる製品が、担当によって異なっていたりします。また全担当が共通で数字が上がる製品もあります。
それを意識して提案し購入いただくための仕組みづくりをすることが重要で、逆に自分しか数字がつかないものを提案してばかりいると
協力関係が築けない人というレッテルが張られ、その人と一緒に仕事をしたいと思う人は居なくなってしまいます。
なのでみんなが Win - Win の関係を築ける協力体制を常に意識できるスキルは外資系では特に重要なため、ワンマンな人はあまり居ないという感じなんです。
※すべてのチームメンバーがHappyになるためにがむしゃらに引っ張る人のことをワンマンというのであれば、そうかもしれませんが…ww

こんな世界に約2年間生き残ることができたのですが、
元現場エンジニアであった私自身の思い違いから、
最新技術を常に触っていなければお客様の本当のお困りごとを知ることができないという気持ちが沸き起こり、
また日系企業のSEに戻ることにしてしまいました。。。
本日はここまでにいたします。

収入状況
この時点までの私の給与グラフは ↓ の感じです。
※今回も数字の単位はご想像にお任せしますw
・大学職員時代:5(21歳~23歳。残業ほぼ無し、月ー金のみの勤務)
・派遣社員時代:3(23歳~24歳。時給1100円で、シフト勤務。週6日で勤務。)
・ITオペレーター時代:4(24歳~26歳。週5で勤務。ただし残業はほぼゼロ)
・第1回 SE時代(福岡):4.2 → 5.6(26歳~32歳。週5で勤務。平均残業時間は月40時間程度)
・第2回 SE時代(大阪):5.5 → 6.3(32歳~34歳。週6で勤務。平均残業時間は月110時間程度)
・第3回 SE時代(大阪地獄編):6.7(34歳。毎日勤務。平均残業時間は月140時間程度)
・第1回 外資系外勤時代:9.8(34歳~36歳。週5勤務。年に1回の海外旅行)

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
次の回を最後にできるよう頑張ります。。。

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