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【ライブレポ】ぜんぶ君のせいだ。ワンマンライブ~X’mas SP in TOKYO~ 2021.12.24

今回の公演


・公演名:ぜんぶ君のせいだ。ワンマンライブ~X’mas SP in TOKYO~
・出演:ぜんぶ君のせいだ。
・公演日時:2021年12月24日㈮ 18:00開場/18:30開演
・会場:赤羽ReNY alpha
・その他:終演後特典会



 今年の後半から毎月1回は行っているので慣れたもんだぜ赤羽ReNY 。
今回ぜん君。(ぜんぶ君のせいだ。)のチケットを融通してくれた友人と一緒に赤羽駅から通い慣れた道を歩く。

 ぜん君。(ぜんぶ君のせいだ。)のライブに行くのは、ツアーファイナルが行われた11月2日のO-EAST以来約1か月半振りだ。
この間、ぜん君。は新アルバム「FlashBack NightMare」をリリースし、最近のライブやリリイベ等でも新曲を盛り込んだセットリストになってきているので今日は本当に楽しみだ。

 今日融通してもらったチケットの整理番号がとても良くて、最前も狙えるのではという番号だったけれど入場してみると最前の下5上5ぐらいまではもう埋まっていたので、僕は迷わずフロア中ほどにある段差上の最前を確保した。
 この段差を上がった位置がちょうど演者と目線が同じになってライブが見やすいし、レスが来やすいしというとても良い場所なのは赤羽eNYに通っていて既に知っていたのだ。

 そして今日はクリスマスイブにぴったりな、小道具を1つ持ってきた。ドンキに寄ったついでに買ったカチューシャタイプのトナカイの角だ。
今日のライブはX’mas SPと銘打っているだけあって、メンバー全員が可愛いサンタのコスをしているので、きっとクリスマスっぽい恰好をした方が楽しめるんじゃないだろうかというのと、サンタコスをしているざねちゃん(もとちかかさね)とクリスマス合わせチェキを撮りたいという下心。

 3歳児なのにこんなに刺激が強いサンタさんはまずいということで、僕が風紀の乱れをしっかり注意しにいかないと。

 そうこうしているうちに開演時間が迫ってきた。僕は片手に持っていた氷結をぐいと飲み干して、ざねちゃん(もとちか襲)仕様のフルグラTを着て頭にトナカイの角を装備。これで準備万端だ、さあ久しぶりのぜん君。のパフォーマンス思いっきり楽しんでいこう!

いよいよ開演

期待感が高まるいつものSEとともに7人のサンタが上手側から登場。いよいよだ。


1.わがまま新生Hominia

いきなり1曲目から僕の好きな曲でスタートだ。これはアガる曲だし、振りが可愛くて一緒に振りコピしていてとても楽しい。赤羽ReNYのステージを所狭しと7人が動きまくる。疾走感のあるアッパーなナンバーだ。
いつもの赤羽ReNYと違って今日はバンド隊も入っているのでホントにぎゅうぎゅうだ。

2.ルーザーごすぺる
これは新アルバム『FlashBack NightMare』の1つ前にリリースされた『Q.E.D. bi』に入っていた楽曲だ。
今年の6月に渋谷のタワレコで行われた、この『Q.E.D. bi』のリリースイベントに友人に連れて行ってもらったのが僕がぜん君。を初めて観た日だ。
感慨深い。

3.メスゲノムフェノメノン
このナンバーは僕の中ではツーステ(ツーステップ)を踏めと言わんばかりの曲として記憶されている。今のところぜん君。の現場でツーステを踏んでいる人を見た事がないので、僕が一人で踏む勇気はない。だけどいつか思いっきりこの曲でツーステを踏んでやろうと画策中だ。メスゲノムでツーステ踏んだら絶対気持ちいいって。

4.オルタナティブメランコリー
オルタナティブメランコリーは先程紹介した『Q.E.D. bi』のもう1つ前の『Q.E.D.mono』という、再新録アルバムに収録されている曲。
僕はありがたいことに『Q.E.D. bi』のリリイベの時に患いの友人から貰っていて、この『Q.E.D.mono』のお陰で昔の曲を知ることができた。
オルタナティブメランコリーのMVではメンバー皆が羊を模した衣装を着ているのだが、僕が推しているざねちゃん(もとちか襲)扮する羊の衣装が可愛い!



ここで自己紹介を挟んで次の曲へと移る。僕はこの時点でもう汗をたっぷりとかいている。振りコピが楽しいのもあるし、ざねちゃんからレスが飛んで来ていてその度に心拍数が上がるんだ。


5.キミ君シンドロームX
このキミ君も再新録アルバム『Q.E.D.mono』に収録されている曲だ。この曲のMVを見ているとなんとなくメンバーの脱退そして新加入を思わせるような映像に仕上がっていて、昔のぜん君。を知らない僕でもなんとなく切ない気持ちになってしまう。
けれどめちゃくちゃキャッチ―で可愛くて切なくて、僕は『Q.E.D.mono』に収録されている曲の中で一番ヘビロテで聴いている大好きな曲だ。是非MVを見てみて欲しい。

それと、翌25日の様子になってしまうけれど、是非生バンドの雰囲気を見て欲しいので、ドラム担当RISAさんのツイートからキミ君のくだりを紹介させてください。かっちょいいです。


6.Antilyours

僕がぜん君。が好きな理由の1つにとんでもなく素晴らしい歌詞の存在が挙げられる。そのぜん君。楽曲の歌詞を一手に担っているのがGESSHI類さんという方だ。
僕は楽曲を聴いていて普段からそんなに作詞家の人に目がいかない方なのだけれど、GESSHI類さんは本当に天才的に良い歌詞を書く人だと思う。もしかしたらコドメン(コドモメンタル)専属なのかもしれないけれど、一体どんな人なのだろうとずっと気になっている。

7.Heavenlyheaven
Heavenlyheavenは今回の新アルバムを代表する曲と言っていいと思う。僕はボカロ方面はかなり疎くてこの曲で初めて知ったのだがみきとPさん作曲、GESSHI類さん作詞という、そりゃいい曲できちゃうよというタッグで作られた楽曲。もうね、出だしのベースがカッコいい!もうそれだけでノれるんですわ。出だしのみならずベースが終始とにかくカッコいいから聴いて欲しい。この曲はベースだよ!ベース!
振りコピもめちゃくちゃ楽しい。何が言いたいかっていうと、楽しい!!


8.Pistil
この曲も僕は現場では初見。なんだろう、ぜん君。のライブは初見曲でも地蔵になることが少ない様に思う。メンバー7人のパフォーマンスを観ているとぐいぐいと引き込まれるからなのか、煽り方が上手いからなのか。自然と身体が動いて、こんなご時世じゃなければ最前に突っ込んでいきたくなる。そんな衝動に駆られる。



9.SCAR SIGN
新アルバムの1曲目にクレジットされている楽曲だ。ハードな曲調と、MVで見せる全員真っ黒な衣装がカッコいい。そしてざねちゃん(もとちか襲)の虚紫色な髪色と黒い衣装がとてもマッチしていてキレイ映える。3歳児かと思えばこんなに大人っぽい表情を見せてくれる、変幻自在のトリックスターではないか。

10 . WORLD END CRISIS
とにかくシャウトを思う存分聴ける、生で聴く度にシャウトすげえ!ってなるやつ。女性のしかもアイドルのシャウトなんてそもそも聞く機会が無い。特にメイメイ(メイユイメイ)のシャウトはカッコいい。しかも今日はサンタコス、あんなにけしからんサンタの恰好から繰り出されるパワフルなシャウトには魅了される。


11. Folia Therapy
このFolia Therapyと次曲のCult Screamは曲調やBPMが多分近いんだと思うだけど、繋がりがめちゃくちゃ良い。セトリの中でこういう曲と曲の繋がりが良い曲順を見つけると密かに嬉しくなってしまう。
バンド隊が入っているから余計にそう感じる部分もあるのかもしれない。それにしても、普段僕が行く現場や対バン、フェスなどでバンドSETを組んでいるグループに遭遇したことが無い。バンドSETが入ったらもっと良い曲なんだけどなっていう曲はぼちぼち見つかるんだけど、どのグループもバンド入れないんだよね。
そう思うと今宵はなんて贅沢な空間に来れたのだろう。やっぱり生バンドいいっす。

12. Cult Scream 
めちゃくちゃ煽ってくる曲だし、今日もこの曲でオーディエンスの腕が一番上がってたんじゃないかな。『みすふぃっとらゔぁーず』と同じくらいオーディエンスの腕がよく上がる。あと、愛海さん(如月 愛海)がもれなく「跳べー!」とカッコよく煽るので僕たちは一生懸命跳びます。
でもそれだけじゃない、各メンバーそれぞれソロで見せ場があって気が抜けない。一時も目を離したらダメだ。推しのカッコいい姿をその目に焼き付けるのだ。

13. Sophomore Sick Sacrifice
ぜん君。のようにグループが長く存続していてメンバーの変遷もそれなりにあると、その度に振り入れやパート割りをやり直したりといった作業が楽曲ごとにあるわけで、それを乗り越えて今のぜん君。があるんだなっていうのを改めて考えると、今こうしてステージ上で本当に楽しそうにパフォーマンスをしている裏でどれだけの努力があったのだろうか。そういったものの上に今のステージが存在していると思うと彼女たちを見る目線も少し変わってくる。


14. 唯君論
これでただきみとと読む。僕はつい最近までゆいきみろんだとばっかり思っていた。この曲はメンバー紹介の要素を兼ねた楽曲で、メンバーの脱退・新加入で内容が変わっている。結構セトリの序盤の方にクレジットされる印象が強いんだけれど、今日は後ろに下がってクレジットされていた。
僕はこの曲を初めて行った渋谷のリリイベの1発目で聴いて、その時のざねちゃんの颯爽とステージに登場してからのそのパフォーマンスに目を奪われて、それからずっと好き。この曲もざねちゃんも。
本当にステージパフォーマンスが堂々としていて、勝手にああこの子がリーダーなんだなってこの時咄嗟に思ったぐらいです。

そして曲中で各メンバー一人一人ソロパートがあって、僕はこの時は一生懸命推しジャンでアッピールすると決めている。

15. ROMANTICISM
「ぶんぶんくるりんっ」です。この曲も一番最初に行った渋谷のリリイベで初めて見て聴いて、一発で「ぶんぶんくるりんっ」の振りを覚えたしみんなで一緒に振りやると一体感あってライブ楽しいなって思った楽曲。
歌詞もすごく可愛くて、これ女の子が書いてんじゃないの?と思うんだけれど、エロイムエッサイムとか言うてるしな。な曲。

ここで一旦メンバーが捌けてアンコールへと突入する。毎回ぜん君。のライブに来ると思うんだけれど時間が過ぎ去るのがあっという間。気付くといつも何故かたっぷり汗をかいている。


16. ものの恋あはれ
ぴこぴこなチップチューンっぽい感じで始まって、僕はこういう感じとても好きだ。かと思えば結構コロコロ転調したりもして新しいな~って感じる楽曲。でもやっぱチップチューンでぴこぴこで、不思議で面白い曲。こういう楽曲は今日の赤羽ReNYみたくフロアの柱に仕込まれているLEDが威力を発揮する。それにしてもホントみんな楽しそうに踊ってるな~っていつも思う。メンバーが楽しそうにパフォーマンスしてるのってちゃんと見てる側に伝わるし大事だよね。
それと曲中「黒魔術じゃない~」から始まるおやっちゃん征之丞十五時ゆきのじょうおやつ)のソロパートが可愛くてお気に入りです。

17. せきららららいおっと
病み可愛いを地でいくような歌詞なのに、なんでこんなに楽しくノれるんだろう。この歌詞もモチロンGESSHI類さんの手によるものなんだけれど、本当に天才なんじゃないかって思う。ワードチョイスが本当にツボにハマる。繰り返しになるが、普段楽曲を聴いていて作詞家に目がいくことなんてほとんどない僕が今年ライブアイドル界で凄いなと思った作詞家はこのGESSHI類さんと、ワルエン(ワールズエンド。)のプロデューサでありながら作詞を一手に担っている甘噛さんの2人ぐらいだ。

18. ちぬちぬせれなーで
ついにラス曲。過去に参加したライブのセトリを遡って調べたら、この曲僕は今回が初見だった。でもイントロからなんだかメロディックなギターで始まって、カッコいいしとても懐かしい感じがして一発で気に入ってしまった。こんなカッコいいのを生バンドで聴いちゃったらもうお気に入り曲の一角に入ってしまう。
そして、僕の好きな振りコピもこの曲は楽しい。指揮棒で4拍子を取るような振りがあって、そこをメンバーみんなと一緒にやるととてもとても楽しい。オーディエンスを置いてけぼりにせずしっかり巻き込んでくれる。そういうところがぜん君。の楽しいところ。


 もっとこの空間にいたい。いさせて欲しい。そう思わせてくれたライブだった。ぜん君。は今の僕の主現場ではないけれど、だからこそ楽しいし貴重な時間。今日ここで発見した色々をまた持ち帰って次に繋げよう。そう思った。


※今公演のセットリストは上掲のぜん君。セトリさんを参照させていただきました。ありがとうございます。

終演後物販

 近頃ライブアイドル界隈はやけに7人グループが増えてきて、対バンなんかでぜん君。以外の7人グループが特典会をやっているのをよく見かけるけれど、ぜん君。方式を採用しているアイドルグループを見た事がない。
この方式をどう説明したらいいのか難しいのだが、特典会の列形成を1本にまとめて特典券を握りしめたオタクが1人ずつ仕切られた撮影エリアに行って待っていると、待機スペースで待っているメンバーがそこに行くという方式。一般的な特典会の方式だと各エリアにメンバーがずっと固定で居て、そこにオタクがメンバーの前にそれぞれ列を形成して順番に行くじゃないですか。
 なんかね、このぜん君。方式って勝手に名前付けちゃいますけど、ぜん君。方式が新鮮で逆にいいんですよね。自分から推しのところに行くんじゃなくて、待ってると来てくれるっていうのが良いんですよ~。ドキドキするのよ。

 僕はいつも通りざねちゃんを1枚だけ物販ブースでゲットして列に並びます。でね、いつも思うんですけど物販スタッフやチェキスタッフの人がすごくフレンドリーなんです。まあスタッフっていうてもバンド隊の人だったりするんですけどね。
 で、券渡して待ってるあいだとかスタッフの人が話しかけてくれてちょっと一言二言お喋りしたりするんですよ。それが凄く新鮮で、初めてぜん君。の特典会並んだ時も内心凄くドキドキしてたんだけど、そうやってスタッフの人が話しかけてくれたりして緊張が和らいだのをよく憶えています。

 この現場いいな~って感じるのって、結構こういうちょっとした雰囲気づくりってたぶん凄く大事で、メンバーだけがステージ上でどれだけ頑張っても運営全体がちゃんとそれを盛り上げて雰囲気や環境づくりしていかないとファンって離れちゃうと思うんです。だから、このぜん君。の現場の雰囲気の良さ居心地の良さが好きで通っている人、たぶん多いんじゃないかなって思っています。


 さて、僕の番がやってきました。指定された番号のブースで待っているとざねちゃんが駆け寄って来てくれます。
僕はちゃんとトナカイの角を装着してざねちゃんサンタとチェキ撮影することができました。
「久しぶりだね~」から始まり、
「次いつ来るの~」みたいな話をしたり、サンタ衣装の感想を話したりしているうちにあっという間に時間になってしまいました。
で、さいご別れ際に不意に「またね、たこまりね!」って言われたんです。
それが凄く感激してしまって。しばらくマスクの下でによによしてしまいました。



 通算でまだ2回ぐらいしかチェキ撮ってないし、前回会ってから1か月半も間があいてるのに、なんで覚えてるの?この子凄い!って。
あいだも空いてたしもうきっと覚えてないだろうな~と思っていたところにこれですからね。とてもじゃないけど3歳児の記憶力じゃないですわ。

 主現場との折り合いもあって、次にぜん君。のライブを観に行くのは恐らく1月の中旬ごろになりそうです。その時は、またきっと新たな感動と発見があるんだろうな~って今から楽しみです。

 そしてメンバーが7人もいるからなかなかこれまでざねちゃん以外の子達を観る余裕がなかったのですが、徐々に他の子達にもクローズアップして目を配って見ていこうかなっていうのが来年の楽しみです。

最後に、とても楽しいクリスマスイヴをプレゼントしてくれたぜん君。メンバーのみんなありがとう。
帰ってきてあらためてチェキ見てみたら、ざねちゃんの横でトナカイの角付けて満面の笑みで写ってたから、さぞかし楽しかったんだと思う!満喫したんだと思う。楽しかった!!



さいごまでお読みいただきありがとうございました。

万が一サポートして頂けるような神がいらっしゃいましたら、取材費としてありがたく使わせていただきます。