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『ゼロキュラ』な2日間

近ごろ度々ライブに足を運んでいるラナキュラ、このラナキュラがグループ初の主催イベントを先日9月の17日と18日、二日連続で開催しました。

ラインナップされている他のグループも豪華で面白い顔ぶれだったので、両日ともに参加してきました。

Day1:『ゼロキュラ Aakabane』

応援しているグループが主催を打つっていうのはやっぱり嬉しいもので、当たり前だけれどヘッドライナーだし、O.Aも務めていてしっかりホスト役を全うしていました。

O.Aでは『嘘恋メモリアル』を1曲披露した後MCに入りました。あぐりちゃんがMCを回して、今日出演してくれている全グループの紹介をしていました。

COMIQ ON!の紹介のときに『左ききのメイビーU』が好きって言っていて、今日やるかなーって思っていたら、しっかりラス前の5曲目に『左ききのメイビーU』入ってましたね。

あとあみ乃ちゃんがMEWMの『ホログラムストーリー』が好きって言ってて、ホログラムストーリー...ポスタル…うっ!となったのは僕だけじゃないはず。

『ホログラムストーリー』は残念ながら今日のセトリには入っていませんでしたが全体的に楽しいセトリで、『乙女戦士』からラストの『ちょっとdancing』の流れは良かったです。


出演順はCOMIQ ON!→MEWM→PRSMIN→INUWASI→ラナキュラという流れ。

今日のライブは無銭ということもあって赤羽ReNYのフロアはかなりの密度で、どのグループもすごく盛り上がっていました。

そして最初の主催イベントでこれだけ豪華なラインナップで揃えられたのは凄い。

そしてトリでラナキュラの登場。今日は事前に新曲の披露があると発表されていたのでとっても楽しみでした。

MC明けに遂に新曲の『青と夢追のメロディー』が初披露されました。

意外にも王道系の楽曲風味に仕上がっていて、フォーメーションも今までにない感じで良い意味でラナキュラっぽくなくて新鮮でした。

クセが無いぶん、この曲の使いどころは曲と曲のブリッジに使う感じなのかなーっていう第一印象でした。

セットリスト

M0 SE
M1 勧善懲悪シンセサイザー
M2 エビデイあけおめ!
MC
M3 青と夢追のメロディー ※新曲
M4 ストロベリーソルト
M5 君と星のディスカバリー
END MC

ラナキュラ Setlist 2023.09.17

他グループ

PRSMINも凄く盛り上がっていた。僕は最近のPRSMINは全然分からないんだけど、今日のセトリは結構良かったんじゃないだろうか。

序盤『がーりんらぶ』から入り、ラストに往年の名曲『platina』で完璧に締まった感じ。

他気になったグループといえば、なんといってもMirror,Mirror.の代役で急遽出演が決まったINUWASIだろう。

グループコンセプトやパフォーマンスの違いはあれど、あの場にいたラナキュラファンの僕の心にもしっかりリーチしてくる辺り、INUWASIのパフォーマンスレベルはやはりかなり高いと改めて感じた。今日のラインナップだと全部INUWASIが持っていっちゃうぐらいインパクトが強かったです。

COMIQ ON!→MEWM→PRISMINという、ある程度ノリの近しいグループが続いていたところに、急に異次元のラスボスが登場したような感じで、一気にフロアの空気をINUWASI一色に染めていった。

特にINUWASIメンバーのすずめちゃんの歌い方が僕は好きで、とっても気持ち良さそうに歌っている姿や、内臓にズドンと響く様なあの高音の爽快で力強く伸びる歌声を聴いていて気持ちが良い。あの小さな身体全体がそれこそ管楽器なんじゃないかっていうぐらい気持ちの良い歌声でした。



Day2:『ゼロキュラ Shibuya』

2日目のゼロキュラは場所を渋谷 Milkywayに移しての公演でした。今日出演のグループも見どころのあるラインナップで出演順は、ラナキュラ(O.A)→ZUTTOMOTTO→ルージュブック→#Mooove!→ラナキュラという順番でした。

昨日の赤羽と比べるとだいぶフレッシュな顔ぶれが揃っている印象です。

最初のO.Aは『エビデイあけおめ!』からスタートしました。MCでは昨日と同様に今日出演しているグループの紹介をして次のZUTTOMOTTOへと繋ぎました。

今日のグループ紹介のときも回しはあぐりちゃんがやっていて、普段MCを回しているイメージがあまり無かったんですが、自身のエピソードも交えつつ滞りなく上手に各グループの紹介をしていました。#Mooove!の『カタカナサマー』が好きって言っていたのですが、#Mooove!の1曲目でさっそく『カタカナサマー』を演ってましたね。


さてメインのラナキュラですが、MC明けに新曲を入れてくるところ以外は綺麗にセトリを変えてきました。普段の対バンでは『君と星のディスカバリー』終わりが多い印象ですが、『嘘恋メモリアル』で締めるパターンも僕は同じぐらい好きです。

新曲ですが、2日続けて『青と夢追のメロディ』を観させてもらって、初日とはまた少し違ったイメージを持ちました。

歌詞をちゃんと見ないと細かいところまでは判らないのですが、意外と壮大なイメージの詞で泣ける楽曲なんじゃないかなっていうのと、案外セトリの大ラスに持って来てもハマるんじゃないだろうか...という印象に変わってきました。

昨日観たイメージではクセが無いから曲と曲のブリッジに使うバイプレイヤー的な位置に収まるのかなと思っていたのですが、セットリストのラストに持ってくるパターンはアリな気がしました。楽曲だけじゃなく、コレオも泣かせに来てるようなストーリーと味付けを感じずにはいられないんですよね...、なんとなくですけど。


セットリスト

M0 SE
M1 Candy Summer
M2 似合わない勇者
MC
M3 青と夢追のメロディ
M4 君と星のディスカバリー
M5 勧善懲悪シンセサイザー
M6 嘘恋メモリアル
END MC

ラナキュラ Setlist 2023.09.18

他グループ

今日はやはり#Mooove!さんが一番印象的なステージを披露していました。なんといってもメンバーのフレッシュさとそのイメージにピッタリな正統派系元気いっぱいな楽曲がずらっと並んだライブでした。

1曲目の『カタカナサマー』から全開で、MC後の1発目に『無重力ランナー』が出せる強み。そして、最近では珍しい4人編成という人数でこれだけパワフルなパフォーマンスが出来るのは単純に凄いの一言。フロアの盛り上がり方も凄かったです。



あとがき

デビュー後半年で主催ライブを2日連続で開催できるっていうのは凄い事だし、出演を快諾して一緒にライブを創り上げてくれた他のグループさんありがとう!という気持ちが一ファンの僕のなかにも立ち昇ってきました。

今回の主催ライブを通して初めてラナキュラを見て楽曲を気に入ってくれた人や、特典会にまで足を運んでくれた人もいて欲しいなという想いです。いや、きっといたハズだって思いたい。

2日間通して観てきて印象に残ったグループは、INUWASIのレベルの高さと、#Moove!のフレッシュな勢いです。どちらもまったく毛色の違うグループながらも、ステージに登場するとフロアをその空気に一変させてしまうだけのモノがありました。

ラナキュラもどんなアプローチの仕方にせよ、ステージに登場したら他グループファンの耳目をグイグイとステージ上に惹きつける強烈な引力みたいなものが今よりもっと発揮できるようになったらいいなーって思っています。

推しさんを赤羽ReNYのステージで最後に観たのは卒業ライブでした。それ以来、約1年半振り?ぐらいに赤羽のステージで踊っている姿を見れて嬉しかったです。それ以前でも定期公演で毎月毎月通っていた箱だったので、思い出もたくさんあってなんだか感慨深い気持ちにもなりました。

Milkywayは赤羽ReNYと比べると片手で数えるぐらいしか推しさんのステージを観ていませんが、Milkywayのような客席との距離感が近くて臨場感のある箱が推しさんは好きなのでMilkywayに出ている時はいつもよりテンションが高くて楽しそうにしている印象があります。

今回もライブ中に明らかに楽しそうな表情をしていて、観ている僕も自然と笑顔になりました。自パートで歌っているときやパフォーマンス中にフロアに向かって笑顔を向けてる時じゃなくて、他メンバーのソロパート中でステージ奥に数歩引いて待機状態のフォーメーションの時に身体ごと下手側を向いてたりするんですけど凄いニコニコしていて、あ~今日は楽しいんだなって。なんか、そういうのを見るとこっちまで凄い幸せな気持ちになります。今回のMilkywayでは自然と溢れ出るあの笑顔が見れただけで儲けもんでした。

新曲の『青と夢追のメロディ』ですが、2日目に観て初日と印象が変わったと上で書きましたがそれに関連して、推しさんがこの曲を歌いながらソロパートで泣いているイメージを強く受けたんです。それがいつかは分からないですけどそんな未来があるような気がしています。

オンステージ中にそういう未来を予知するようなイマジネーションが頭の中に沸くことって今までほとんど無かったんですけど、この曲を歌っている推しさんを見ていてかなり強烈にイメージが焼き付いたので、別に根拠とかはないんですけど、それが今度のワンマンなのか生誕なのか知らないですけど当たるような気がしています。

1日目、『ゼロキュラ Akabane』が行われた日の夜に別グループの活動休止ライブが渋谷Milkywayで開催されました。ライブが終わって朝までオタク達と渋谷で飲み明かして帰宅した後すごく空虚な気持ちに支配されてしまって、『ゼロキュラ Shibuya』は会場が同じMilkywayということもあって行くか休むか本気で悩んでいました。

結局夕方前に目が醒めたのでノソノソと支度をして、昨日の夜あんなに素晴らしいラストライブを観たばかりなのに余韻もクソもないなあなんて思いながらMilkywayのフロアに足を踏み入れました。

けれどゼロキュラに行くのをやめて部屋で空虚な気持ちと虚脱感を抱えたままよりは、外に出てライブを観て元気を貰えて結果良かったです。ライブを見て前向きな気持ちを幾ばくかは取り戻せて、なんだかんだ推しさんのあの屈託のない笑顔に身も心もすっぽりと救われた2日間でした。


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