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【ライブレポ】「Hiyorna 1stワンマンライブ」 @ 下北沢シャングリラ 2023年02月26日

2月20日に記念すべきデビュー1周年を迎えたばかりのヒヨルナ。その「Hiyorna1stワンマンライブ」に参戦してきました。

"Hiyorna"というグループ名は以前から耳にしていましたし、つい先日渋谷の駅前でちょうどこの1stワンマンライブのビラ配りをしているメンバーさんからビラを貰ったりもしていました。そんなご縁もありつつ、今回ありがたいことに別現場でご一緒する方からライブに招待していただき観に行くことになりました。

もちろんヒヨルナのライブは初見なのですが、敢えて楽曲を聴かないままワンマンに参加しました。ちなみにいうと、知っている情報は"4人組"、"1周年"ぐらいです。

ある程度事前に楽曲であったり、なんならライブ映像も見て各メンバーのプロフィールなんかもチェックして準備万端で望むっていうのもモチロン場合によってはやるのですが、初見でワンマンにお邪魔するっていうのもそんなに頻繁に訪れる機会ではないので、今回は先入観なく敢えて新鮮なドキドキを感じたくて予習なしで下北沢シャングリラに突撃することにしました。

少し長い記事ですがよろしくお願いします。

公演概要

フライヤー

■日時 2023年2月26日 日曜日
■会場 下北沢シャングリラ
■時間 OPEN 18:00 / START 18:30
■料金 ・Sチケット¥15,000・Aチケット¥3,500 ・Bチケット¥500 
■公演 「Hiyorna1stワンマンライブ」
■出演 Hiyorna(ヒヨルナ)
■その他 新衣装と新曲のお披露目

いざシャングリラへ

この日はお昼からduo(このピコリモードのデビューライブについては別記事で想いを語っています)で1現場、

更にそのあと近所のRINGでもう1現場

と消化した後、まだ行くかと言わんばかりに渋谷の駅前でタイミングよくビラ配りをしていたU̲NDERBARというグループのメンバーに会いに行って、それから下北沢へと向かいました。

UNDERBAR鳴虫ゆらちゃんと金無ひさかちゃんと、masaさんと僕。なんかダブルデートみたいな構図で嬉しい。

それとこの日は偶然全ての現場が、さっきから何度も登場しているmasaさんと一緒で一日ず~っとライブデートみたいな感じで帯同していました。普段現場を回す時でも基本ソロプレイばっかりなので、こうして一緒に擬似サーキットみたいな事が出来て楽しかったです。

そうこうしているうちにシャングリラの入り口に到着しました。さっきからずっとmasaさんのツイートを引用させてもらってます。なんかすいません、助かります。

開演前

シャングリラがあるフロアから更に下の、夜な夜な地下格闘技やラップバトルが繰り広げられていそうな地下駐の入場待機列は解消されていて、すぐにB1の受付から中に入れる状態でした。

エントランスとフロアをつなぐ通路にはメンバー4人のノボリも立っていて、ワンマンっぽいぞ!という気持ちになります。

エントランスを抜けてフロアに入るとびっくりするぐらいお客さんで溢れていて、このワンマンライブの期待値の高さをいきなり浴びせられました。正直、ヒヨルナってこんなに人気があるんだなっていう驚きと同時に、もう間もなく始まるステージへのワクワク感がモリモリと高まっていくのを感じました。

整列入場のあとから入った割にはフロアのちょうど中央当たりにスペースを見つけて、けっこう良いポジションに立つことができました。

いよいよ開演です。

ライブメモ

(当たり前だけれど)初めて耳にするSEが流れて、4人のメンバーが次々とステージに登場してきました。このSE『Overture~Hiyorna』は、EDM色が強めな感じで僕はどちらかといえば好きなタイプのSE。

そして、登場したメンバーの衣装は担当色がひと目でぱっと分かるデザインになっていて初見の僕にはとってもありがたい。

こんな感じで衣装の中心に担当色が縦に走っていて、色が一発で目に飛び込んでくるナイスなデザイン。白ニーハイもよく似合っている。

前半戦

前半戦部分の『ヒヨルナ人生』から『アンドロメダ』を見た所感としては、振りコピしやすくてコールMIXも入れやすいという印象。

『ヒヨルナ人生』なんかはど頭からミューホントゥスケ→スタンダードそしてチキパへと繋いでいくMIXを見ていると、MIXが入りやすいように意識して曲作ってるのかなとも思う。更に言うと、オタクってこういう曲すきでしょ?っていうパーツを集めて、焼肉、寿司、ラーメン!みたいなのを狙って作っているとも言える。それでいて、初見でも全然追いついていけるぐらい振りコピがし易い!それはつまり初見でも充分楽しめる。

続けてガールズロックライクな『シャララ』から『自分勝手』へと繋ぐ。『シャララ』はなんとなく"青春パンク"の記憶を思い出させてくれる疾走感のある楽曲で、仄かに懐かしい曲調。

持ち曲7つ(今日発表された最新曲『大人になっても』を除く)のなかに『自分勝手』の様な”聴かせる”楽曲を持っているのはセットリストの幅をぐっと広げられる。他にもメンバーボーカルの魅力やグループの懐の深さをアピールできるしセトリの中締めに最適だ。

『自分勝手』

途中MCを挟み、前半戦の4曲があっという間に駆け抜けていった。この時点で僕は「今日来て良かったな」という感想を自分の中に得ていた。


後半戦

周りの人達としばし歓談するぐらいのブレイクタイムがあってから、装いも新たに新衣装を身にまとった4人がステージに舞い戻ってきました。

新曲の『大人になっても』をさっそく披露して、新たなヒヨルナの狼煙を上げる4人。

MCを挟んで再度『大人になっても』を披露すると、さっきよりも一段とフロアの熱量が上がっているのを肌で感じる。

『キミがいれば』から『アンドロメダ』という流れで徐々にフィニッシュへと助走を付けていく。『アンドロメダ』はどちらかというとアダルトな艶っぽい楽曲なんだけれど、そこにメンバーの可愛いボーカルが重なるとなんとも言えないクセのある後を引く風味に仕上がる。そんなわけでこの曲は不思議な魅力のある楽曲だし、間奏部分の振り付けは振りコピしていて楽しい。これもクセになる。

続いて『スーパースター』は素直でストレートな曲で、歌っている演者の気持ちがそのまま直に曲に乗ってオーディエンスに届いてくる感じ。こういう曲を真剣に気持ちを込めてパフォーマンスしているヒヨルナに心を揺さぶられた。なんとなく、今日1番僕の芯を食った曲がこの『スーパースター』だったかもしれない・・・。

『スーパースター』を今この記事を書きながらあらためて音源も聴いてるんですけど、生で観たほうが絶対いい。

ラストは『ヒヨルナ人生』でフィニッシュ。堂々のステージでした。『ヒヨルナ人生』の後MCに入り、花束の贈呈や記念撮影をしてアンコールへと続く。

アンコール

メンバー全員が白色のヒヨルナTシャツを着て登場。

まったく疲れる様子を見せないまま、先程披露したばかりの最新曲『大人になっても』と『ヒヨルナ人生』を歌い上げた。

『大人になっても』も『ヒヨルナ人生』も今日だけで3回も観たので、次ライブに行ったときは振りコピはまかせてくれ!

とにかくスタートからアンコールまで全開で歌いきったヒヨルナのパワフルなステージ、熱量がバチバチに伝わってくるライブでした。


終演後特典会

招待特典で貰った写メ券が手元にあったので、ライブ中表情がころころ変わって表情豊かだな~という印象の熊代まりさんの列に並んでみました。

実際にお会いしてみると、ステージ上で見るよりずっと背丈が小さくて、でもずっとニコニコしていて、さっきまで1時間以上パフォーマンスしていた疲れなんて微塵も感じさせない まりさんのスマイルに癒やされました。


セットリスト

ライブが終わってからずっと今日のセットリストを探していました。でも全然ヒットしなくてTwitterを彷徨いながら途方に暮れていたら、メンバーの川瀬ひとかさんがセトリを上げてくれていました。大感謝、超絶感謝!セトリを上げてくれる人は神。

こうやってセットリストを上げていただけると、ライブ後に曲の復習が出来るし、記事を書きやすいしで本当に有り難いんですよ~。

メンバーのツイートなど




アフタートーク

フロアの雰囲気など

全体的にファンの年齢層は若めで女性比率も多めな方。フロア前方は連続マサイしてる人もいれば熱心にペンライトを振っている人もいたり、ただただじっと推しを見つめる人もいて、概ね標準的な最前列かなあと感じました。フロア中央付近はコールMIXを打つサークルが形成されているかとおもえば両サイドや後方はじっくりライブを観ていたり撮影していたりと、棲み分けがある程度上手く出来ていて自由度の高い現場なのかなという印象を受けました。

撮影に関して言うと、動/静両方ともライブ中OKなのですが、前方でずっと一眼を構えている人や動画を回し続けている人がほぼほぼ居なかったのが意外と言えば意外でした。一眼を持っている人は居るには居たんですが、ライブの合間にサッと取り出してパッと撮ってすぐに応援体制に戻るという印象。


メンバーについて

現体制4人ということですが、1人1人歌割りもたっぷりあるし、1つのライブでどのメンバーにも目が配れるし、4人グループはトータルバランスが良くて僕は好きです。

確かに、ライブ中の1人1人の負担は増えるしミスしたら目立つし、けれどその分頑張れば頑張っただけ目に見えてグループが成長していくと思うんです。

今日はなにせ初見の楽曲に追いついていくのがやっとであまりメンバー個々人をじっくり見る余裕が無かったので次の機会はもう少しメンバーにフォーカスしてライブを楽しんで見ようかなっておもっています。

新衣装

衣装をデザインしたKENTA氏がツイートしていたように、自ブランドCYBER NEONのサイバーな雰囲気がデザインに織り込まれている。

ヒヨルナ新衣装

黒色の中からメンバーカラーが綺麗に浮き上がってくるような色使いはとても綺麗だし可愛い。フードが付いているのも普段着の延長線っぽくて可愛い。

僕はけっこう衣装を見るのが好きで、衣装製作をされているデザイナーさんのTwitterやInstagramなんかもこまめにチェックしているんですけれども、この上掲のyoutubeショートはダイジェストとはいえここまで製作工程を出している方っていないので、見ていてとてもワクワクしました。

4着ともビニル素材や立体的な作りが印象的ですが、なかでも個人的に紫色の|新りく《あらた》さんの衣装が重層的な感じがカッコよくて1番好きです。

さいごに

なにぶん今日が初見だったので僕は7人体制時代のHiyornaを知らない。なので、今日のヒヨルナのステージを観て感じた率直な感想を言うと、4人でこれだけのステージを創り出すことができるんだから4人でいい。最近は大人数のグループが主流のなか、4人であんなにシャングリラのフロアを沸かせられるのはシンプルに凄い。

デビューからずっと見守ってきた目の肥えたファンの人達からすると物足りないと感じる人がいるのかもしれない。けれど、今日このヒヨルナを初めて観て、好きになった人だってたくさんいるはず。

少なくとも僕は、メンバー4人でこれだけパワフルなパフォーマンスが出来るのなら自信を持ってこの4人のまま突き進んで行けばいいじゃんって思いました。

メンバーみんなまだまだフレッシュだし可能性の塊だと思うし、これからも頑張って欲しいです。今日は楽しいライブをありがとうございました。



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