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【ライブレポ】『B.U.D vol.59』〜Beautiful unique Dream〜炎魔るう生誕祭 @ 新宿HEIST 2023年01月15日

るうちゃんの生誕祭

るうちゃん自身アイドルとして2回目の生誕祭であり、僕にとっては初の るうちゃんの生誕祭でした。

昨年末の12月30日のファーストワンマンライブで動員100人を達成出来ていなかったとしたら、今日こうしてお祝いすることが叶わなかったんだなあと思うととても幸せな気持ちになります。

実際今回の生誕祭の日程が発表されたのが、ファーストワンマンライブが差し迫っている12月頃だったと記憶しているので、(るうちゃん本人のほうがよっぽど気が気じゃなかったと思うけども)僕自身も気が気じゃなかったです。

なので今日無事に生誕祭を迎えることが出来て安堵の気持ちと幸せな気持ちを噛み締めながらの参加でした。


公演概要

■日時 2023年01月15日 日曜日
■会場 新宿HEIST
■時間 OPEN 14:00 / START 14:10
■料金 ・前売¥2,500・当日¥3,000 ※それぞれ+1D
■公演 『B.U.D vol.59』〜Beautiful unique Dream〜
■出演 じゆりぴ/KUJU/トイトニック/POMÜM/ばぶばぶわんわん/ユキノユーリ/U̲NDERBAR
■その他 

ライブメモ

U̲NDERBARの登場SEとともに1人ずつHEISTの扇形のステージに登場するメンバー。その最後に颯爽とステージに登場した今日の主役の炎魔るうちゃんは、赤と白のジャンスカ(ジャンパースカート)に白ベースに赤色のアクセントが入ったヘッドドレスというセットアップで僕の目の前に現れました。

ごてごてした装飾が無く、どちらかというとシンプルでクラシカルなジャンスカだと思うのですけどそれがまたとってもよく似合っていて、これぞるうちゃんだな、可愛いなと思いました。

クラシカルなジャンスカなんですけど、スカートのボリュームが綺麗に出ていて、るうちゃんがターンしたり左右に体を揺らすたびにスカートがふわりふわりと広がってとても可愛かったです。

そんなクラシカルロリータに身を包んでステージで躍動している るうちゃんの姿を1メートルぐらいの距離で見守ることができただけで来てよかったし、記念すべき生誕ステージを彩る赤い光の一部に僕がなれていることに幸福を噛み締めながらステージを見守りました。

ステージの前半戦は、『Positive+Connect』→『パラレリアル』→『無慈悲的感情』という繋ぎで進みMCへ。

MC1では、今日の衣装の話しをしていました。るうちゃん以外の4人のメンバーはるうちゃんが好きなチェック柄の入った洋服をそれぞれ着ていて、なのにるうちゃんはチェック柄じゃないというところにツッコミが入りつつも、ふわふわっとしたるうちゃんのペースで次曲の曲振りへ。

生誕曲

メンバー全員でCoCoの『はんぶん不思議』を披露しました。

ちょうど当時のCoCoとメンバー数と同じ5人組だからバッチリハマってましたね(歌割りはオリジナルとは違うらしいです ※るうちゃん談)。

そしてなんといってもこの平成初期のアイドル J-ポップスの懐かしさときたら僕的にはたまらない!懐かしい懐かしいとはいえ、『大好きがすぎる。』にも通じるガーリーで女の子の等身大を歌っているとても良い歌詞で、現代でも共感できる部分はとても多い。

『はんぶん不思議』に続いてるうちゃんのソロカバー曲『メロンのためいき』(山瀬まみ)を披露。この曲をチョイスするあたり、るうちゃんらしい世界観とセンスを感じました。

緊張しながらも歌詞と振りを1つ1つ確かめるように、まるで理想のアイドル像を瞼の裏に投影しながらそれと自分自身をそっとシンクロさせるかのように歌うるうちゃん。そこから溢れ落ちる笑顔がいじらしくもあり健気でもあり、それがとっても素敵でした。

MC2

ソロ曲を歌い終わった後に、誕生日ケーキが送られてハッピーバースデーを歌いました。僕は生誕祭の見どころのなかで誕生日の歌を皆で歌ったりする場面がすごく好きです。主役が主役らしくスポットライトを浴びて、そこに居合わせたみんながとっても暖かい表情と心持ちになるからです。そして、純粋にお祝いの気持ちだけがその空間を満たしているような気がするからです。

ラス曲

最後は『大好きがすぎる。』でした。11月に行われた鳴虫ゆらちゃんの生誕祭でもこの曲がラストを飾ったし、UNDERBARの生誕祭のラス曲の定番になりそうな気がします。それぐらい相応しい曲だなとも思います。

今日は他のグループ目当てで見に来ていたお客さんも一緒になってMIXやコール、ペンライトやサイリウムで盛り上げてくれてとても嬉しかったです。

そして例によって今回もゆらのおやぢさんが生誕祭の模様を全編撮影され、You Tubeにアップしてくださっています。

こうして自分自身の目線とは違う角度で映像が残っていると、(僕の声も乗っていて少し恥ずかしいのですが)新たに気づくことも多く資料的な価値がとても高いなとあらためて感じます。何より好きなだけるうちゃんを見れるという幸せ。この場を借りてあらためてお礼申し上げます。いつもありがとうございます。

セットリスト

M0 SE
M1 Positive+Connect
M2 パラレリアル
M3 無慈悲的感情
MC1
M5 はんぶん不思議(CoCo)
M6 メロンのためいき(山瀬まみ)※るうちゃんソロ
MC2
M7 大好きがすぎる。
END MC

U̲NDERBAR Setlist 2023.01.15

終演後特典会

終演後特典会も終始和やかな雰囲気でおこなわれました。

僕は物販でるうちゃんのアクスタを1個注文しました。ずっとアクスタかアクキーは欲しいなと思っていたのでこれはマストバイです。

完全受注生産ということもあってまだ現物は手元には無いのですが、お迎えしたらいつでも肌見放さず色んなところに一緒にお出かけ出来るので今からワクワクが止まりません。

このツイートに映っているバルーンフラワーと、えきあさんが描いたイラストボードと一緒にるうちゃんとチェキを撮りました。ボードには僕の名前も書いて頂いていて嬉しいし、少し恥ずかしいですね。

誕生日ケーキもチョコで出来ている大きなリボンが乗っていてとっても可愛かったし、ライブ後にSHOWROOMでこのケーキを美味しそうにパクパク食べている様子を見て、生誕祭開催できて本当に良かったなって、るうちゃんの無邪気な笑顔をモニター越しに眺めながらそう思いました。

この笑顔いつまでも見ていたいですね


あとがき

ロリータ

”純真”、”無垢”、”イノセンス”といったことばに現れているように、ロリータファッションに身を包んだるうちゃんは、この歌舞伎町の吹き溜まりみたいなHEISTのステージでは余計にアンバランスな存在に見えたし、それが”アイドル”という性質や在り方自体を具現しているようにも思えて、そんなるうちゃんが儚くも映りました。

以前るうちゃんに教えてもらった『エコール』というロリータをメインテーマにしたフランス映画をアマプラで見ました。

このエコールを観てから、下妻物語なんかを観るのがロリータ履修の正規ルートなような気がします。エコールの話までをここで詳しく解説していると脱線がすぎるので、本題に戻ろうと思います。

ロリータというとどうしても真紅や水銀燈などのごてごてゴシックスタイルの方を安易に想起してしまう安直オタクなんですが、クラシカルなロリータの魅力を僕に教えてくれたのはるうちゃんなのかもしれません。

手前味噌で宝塚を引き合いに出して恐縮なのですが、ヅカエリザにしろ東宝エリザにしろシシィが着ている衣装はロリータそのものだと思うんですけど(ヅカヲタはなんでも演目で例えたくなる)、あれはあくまでお芝居のなかでの話しだからまたちょっと違うんですよね。
そういう中世の洋服を下敷きにしてポストモダン以降の現代に焼き直したアンバランスさみたいなものがロリータファッションの魅力なのかもしれません。

先程から挙がっている”アンバランスさ”や”不完全性”であったり、”イノセンス”といった要素がアイドルにとって不可欠な要素かどうかの議論は置いておいて、今日のステージを見ていて僕にとってそれらの要素はそのアイドルを好きになるきっかけとして大きな意味をもっているように感じましたし、突き詰めるとるうちゃんを好きな理由がきっとそういうところにあるのかもしれません。

今日はなんだかしつこくロリータを引き合いに出しますが(るうちゃん生誕なんだからそれはそう)、ここまで書いてきてやっぱり”アイドル”と”ロリータ”って精神的な親和性が高いんじゃないかなっ(それを本人たちが自覚的であろうとなかろうと)ていうところで締めさせていただこうかなとおもいます。

生誕曲について

『はんぶん不思議』(CoCo)

事前に表題曲は発表されていたのですが、あらためてこの令和の時代にまだバブルの残り香が漂うこの頃のアイドルソングを目の前で見ることが出来るなんて!

この『はんぶん不思議』の歌詞を書いているのは、及川眠子さんという日本を代表する名作詞家なのですが、当時の楽曲だとWinkの曲に沢山詞を提供しているし、『残酷な天使のテーゼ』を書いた人と言えばとてもわかりやすいかなと思います。

『メロンのためいき』(山瀬まみ)

山瀬まみさんがむかし歌っていたのは知っていたし聴いていたのですが(アニメの曲とか歌ってたので)、今改めて聴いてみてこんなに歌が上手かったのには正直驚きでした。めちゃくちゃ上手いし可愛いですよね。

LogiNeoN→U̲NDERBAR

今日は1月15日なのですが、1日前の1月14日はちょうど僕が一年前に初めてLogiNeoNのライブを見に行った記念の日です。この日のことは今でもとても鮮明に憶えていて、思い出すだけで少し胸がきゅっとなるぐらい心に残っている日です。

それに、この『無銭LAN Vol.2』の記事をあらためて読み返しているのですが、我ながら気持ちの乗った良い文章を書いているなあと自画自賛してしまうし、LogiNeoNのメンバーをさん付けで表記しているあたりが、自分初々しいなあとちょっと恥ずかしくなりました。

対バンイベントなので他グループの事も書いているのですが、是非"LogiNeoN"のところと"あとがき"と"アフタートーク"のところなんかを読んでもらえたら嬉しいです、はい。

そしてとてもありがたいことに、この日のLogiNeoNのライブ映像がYoutubeにアップされていました。上述のnote記事を読み返しながら、バックでこの動画を流しているとこの日に戻ったような気がします。まだ1年しか経っていないのになんだか懐かしいです。

撮影されているアングルから、ちょうどこのとき僕の目の前で撮影されていた方だなというのがすぐに分かりました。こうして思い出を映像で振り返ることができて本当に有り難いなってあらためて感じました。

今日の生誕祭のこともまた次の生誕祭が開催される頃には1つの思い出として振り返るんだろうな~なんて考えながら、今回のるうちゃん生誕祭の記事を書いています。次の生誕祭もまた一緒に過ごせたらいいなって思っています。

2023年4月22日追記

いま4月22日の早朝です。

このるうちゃんの生誕記事は随分前に完成していたのですが、
公開するタイミングを見計らっているうちにいよいよ卒業の日になってしまいました。

今日を逃すとこのままお蔵入りになってしまうと思い、流石にそれは忍びないなあという想いでこうして追記をしています。本編は特に加筆修正していません。

今回の卒業のことや今後のことについては、気が向いたら別稿で書くつもりです。ひとまず、こういう素敵な生誕祭でしたよというのが伝わればそれで本望です。

変な話ですけど、卒業の発表があってからどんどん好きになっています。”好きになっている”というか、るうちゃんの事を考える時間がこの間爆発的に増えて、”こんなに好きだったんだ”ということに気付かされました。

僕はこれから数時間後、るうちゃんの卒業ライブに行ってきます。


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