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【紀行文】静岡の素敵な異空間〜ヒガクレ荘探訪
静岡の七間町や人宿町近辺がなにやら変わってきているのはなんとなく知っていたが、先日、草薙の「りぶらりお」さんに教えてもらった「ヒガクレ荘」を目指してここにやってくると洒落た街並みに思わず「いいなあ」と呟いてしまった。
レトロな昭和の街並み感が残りつつもナチュラルな雰囲気を出した個性的な店が点在している。
ヒガクレ荘の古書と関連のある純喫茶「ヒトヤ堂」が先に目に入った。時間が許せば、ヒガクレ荘で購入した本を読みながら、ここでまったりと読書をしたい。
サイトを見ると、泊まれる純喫茶とある。妻にここのことを話すととても乗り気だったため、近いうちに実際に泊まりに来るかもしれない。
今日は、とりあえず「ヒガクレ荘」への来訪である。入り口はとても分かりにくい。
googleマップで何度も照合しながら、やっと入り口を見つけた。・・・確かに「一階奥」である。細い路地のようなところを通り、異世界に入ったような扉に向こうにアンティークな空間と古書が置いてある。
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ここの一箱本棚制度については、面白いのでまたこれはこれで、じっくりと研究したいと思っている。
この空間は好きだ。
適度な空白が組み込まれた古書の棚、どれもセレクトされたもので興味深い。かなり隠れ家的な雰囲気なのでちょっと幻想的な感じの石とか樹木の本が、ほわっと光って待ち構えているようである。
いくつかの本を開いては閉じて、逡巡したが、結局購入したのは「本屋巡礼・2020年の記録」という自費出版本、もしくはZINEである。
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購入ついでに少し店主の女性と会話をした。
まだこちらも構えているので、あまり話が弾む感じではなかったが、また来たいと思える店だった。
いくつかのZINEをもらい店を出た。ゆうに1時間近くが経っていた。
近接する人宿町やこの七間町は、いまレトロと若者のセンスが融合した新しい町にまさに生まれ変わろうとしている活力にあふれていた。
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