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僕の存在意義なんて、ミジンコみたいなもんだ。

昨日、僕のkindle作家としての、4作目。
「己が足で富士を駆ける」という作品を発表させていただいた。
絶賛無料キャンペーン中。

ありがたいことに、
すでに読んでくれている人がたくさんいる。
弱小アカウントであるはずのTwitterの通知も鳴り止まない。
ありがたい感想やリツイートがもうとめどない。

ぶっちゃけ、感無量でしかない。
もしこのnoteを読んでくれているあなたがそうなら、
この場を借りてお礼をしたい。
ありがとうございます。本当に。
嬉しすぎてたまらないんですよ。涙が出るほどに。

そんな、僕の人生において過去最高と言えるバズりの最中でありながら、
えげつないほどに根暗なタイトルの記事をアップする。

やめときゃいいのに。でも、書いちゃう。

そう、それが僕という人間だ。

僕は自尊心を、夜の暗闇に投げ捨てたから。

だからこれでいい。
自尊心がないだけでネガティブじゃない。多分。

そう、今日は金曜の夜。
僕は毎週金曜に、僕の思いをあるがままに吐き出す。
「今日はこんな気分」
この記事を書く理由は、それだけでいい。


ミジンコがなんか言うってよ!

僕は、「人」が大好きだ。
僕自身の幸せももちろん大切なんだけど、
見ず知らずのあなたが幸せであってほしかったりする。

僕は、心底。
そんなキモいことを考えている。

本当はそれじゃダメだってことは分かってるんだけど。

自分の幸せすら願えないやつが、
他人の幸せを願うなんてちゃんちゃらおかしい話なんだけれど。

僕は、そうありたい。

たとえ自尊心を失ったミジンコであっても、
誰かの幸せだけは願えるミジンコでありたいのだ。

これが、僕だ。
包み隠すことのない、僕の切なる思いだ。
純然たる僕の生き様と言ってもいい。

ちなみにお金はないから、誰かに分け与えることはできない。


己が足で富士を駆ける、にかけた思い

こっちをこの記事のタイトルにすれば良かった。
でも、変えない。なんてったって僕はひねくれているからね。うん。

僕は今作を、並々ならぬ思いで書いた。
本編およそ15000文字を2日。
巻末付録およそ10000文字を1日。

トータル3日、24時間で第一稿を書き殴った。
自分の心の中で溢れ出した「伝えたい思い」。
そのスピードは僕自身にとっても想像以上だった。

それが半年くらい前のこと。
それから半年間ずっと、この作品を揉んで揉んで、
揉みくちゃにして。

時にガッツリ消したり。増やしたり。
たった一つの言い回しで1時間悩んだり。
たまに牛丼を食べたり食べなかったりしながら、完成させた。

僕の半年分の時間と、人生の思い出が詰まった40000字だ。
だから褒めてもらえると、ことさらに嬉しい。

だから嬉しいんだ。
僕は今。無性に。


音楽と執筆

さて。いきなり話は変わる。
僕は、音楽を聴きながら執筆するタイプ。
この作品の全ては、実は音楽によって形作られたと言っていい。

今回の執筆の際に聴いていた音楽は、

te’
天涯万里、必然を起こすは人に在り、偶然を成すは『天』に在り。

と言う長い長いタイトルの曲。
僕の大好きなインストバンドの曲だ。

基本的に、1作品を執筆するのに1曲をずっとリピートして書く。
執筆の際の思考や勢いを保つために。

でも今回の作品に限っては、
何気なく聴いた別の曲を、
最後の仕上げをしている時に選んで聴いた。

つまり、
執筆と推敲の段階と、
仕上げの段階で別の音楽を聴いて、執筆したということ。

その曲はあまりにも。
僕の書きたいイメージと合致していたから。

だから、この作品にかけた思いを語るのは、
この曲を聴いてもらう方がきっと早い。


「大切なものが見つかりますように」

amazarashi
『1.0』

想いが複雑に絡み合った曲。
僕は歌詞に意味を求めて音楽を聴く派ではないけれど、
この曲のメッセージ性は半端じゃないと思う。

この曲は、
「あなたにとって、大切なものが見つかりますように」
「あなたの誇れるものが、いつか見つかりますように」
そう何度も、何度も、叫ぶ。

僕自身が、僕自身のKindle作家としての在り方を求めたこと。

そして、この作品を読んでくれた人に、
何かをもたらしてほしいという想い。願い。気持ち。叫び。

「大切なものが、見つかりますように」

これが、「己が足で富士を駆ける」という作品にかけた全てだ。
僕にとっても、読んでくれた人にとっても。
そんな作品になってくれたなら。
それ以上に望むことはない。


僕は明日、死んだっていい。

誰かに何かを伝えるなんて、おこがましい。

僕みたいな人間が誰かを救おうなんて、
天に唾する行いだ。
僕は、いつもそう、思っている。

でも僕は、矛盾という化け物とともにそれを、堂々と語る。

想いが伝わればいいな。
誰かが、僕の言葉で、何かを掴んでくれたなら。
楽になってくれたら。
誰かを救いたい。
何かを得てほしい。

僕は、そう、言い続ける。

誰も変わらないかもしれない。
誰にも、見向きはされないかもしれない。

だとしても、だとしてもだ。

僕が発信し続けることで、いつか誰かが救われるかもしれない。
明日も頑張ろうかなって、少しでも思ってくれるかもしれない。
クスって、誰も見てないところで笑ってくれるかもしれない。

もしかしたら、僕の言葉で、
他の何よりも美しい涙を、流してくれるかもしれない。

言葉に罪はないのだから。
僕がこの電子の海に流す言葉には、
僕自身という人間がどんな存在なのかなんて、
関係ないのだから。






僕は、
明日死んでもいい。






だけど、もし明日も生きることができて。
明後日も生きることができるなら。
許されるなら。

僕は死ぬ間際まで言葉を紡ぎ、誰かに伝え続けるだろう。


僕という人間を覚えていてほしいなんて思わない。
たったの1日。
ほんの1秒でもいいから。

僕は、誰かを幸せな気持ちにしたい。
僕は、誰かの苦しみを和らげたい。

それが、僕が僕に課した、
僕というミジンコがその生を使い切るまでの役割に他ならない。







人間の辿ってきた歴史を見れば。
自分の想いを大切な人に伝えられずに死んだ人なんて、
大勢いるはずだ。

そんな人たちのことを思ったら。










僕はなんて幸せなのだろう。








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