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記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
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【映画ウマ娘】モルモット視点で映画のアグネスタキオンを語ってみる


はじめに

以前にジャングルポケットがもっているプリズムの意味について考察した記事を出しました。
今回は考察どうこうはおいといて、純粋に映画の感想をタキオンを中心にゆるりと語りたいと思います。
この記事を書いている時点で映画は5回見に行きました。毎回泣きまくってます。
また、毎度ですが映画を観た人が読む前提の記事なので、ネタバレを多分に含みます。ご注意ください。

私について:タキオンに脳を焼かれたモルモット

私は根っからのモルモットで、ウマ娘をプレイしているモチベの99%がタキオンです。アプリを始めてすぐにタキオンを好きになり、無事モルモットに転生しました。
語りだすとキリがないのでやめておきますが、タキオンというキャラクターがこの世に生まれてくれて本当に良かったと思っています。

タキオンに尽くすのはモルモットなら当たり前である

映画でのタキオンの立ち位置

さて、映画を見た人なら分かると思いますが、この映画はポッケとタキオンが主人公といっても差し支えない内容です。

今までのウマ娘のアニメでは主役級と言えばスペ、スズカ、テイオー、マックイーン、キタサン、ダイヤ、ドゥラ、シュヴァル、クラウン、トプロ、アヤベ、オペラオー…などなど
タキオンはキャラ人気は高くアプリではやや優遇されている気はするもののアニメではどこか主役になりきれないというかそもそも登場しません(うまゆるでは主役回がありましたね!)。

それがですよ?ここにきて映画の主役です。
文句なしの主役。
タキオンがいっぱいしゃべります、いっぱい動きます、レースでめっちゃ速いです、本能ぶちまけます…たまらないっす…

事前情報から見るタキオン

下の画像から分かる通り、映画公開前に公表されたタキオンの画像から察するにタキオンはかなり「マッドサイエンティスト」としてのキャラ付けをされているように見えます。

「え!?せっかくの映画なのにタキオンこんなキャラ設定なの!?俺(私)のタキオンを返して!」
こう思ったモルモットくんも多いのではないでしょうか。
アプリでのタキオンはマッドサイエンティストとしての顔もありますが、他にもモルモットくん(トレーナー)に甘えたり駄々をこねたり自分の恋愛感情的なものに戸惑ったりといろんなキャラを見せてくれます。

どんなタキオンも好きで、タキオンは何をしでかそうと可愛いから許されると思っています。
さて、映画では本当にマッドサイエンティストでちょっと狂ったタキオンがデフォルトなのでしょうか。不安と期待を抱えながら劇場へ足を運びました。

かなりマッドなタキオン

結論:タキオンはわりといつも通りだった!!

「安心してください、ちゃんとタキオンしてますよ」
まだ映画を見てない人にはそんな言葉を送りたい。
アプリとまったく同じというわけではないが、
「や~カフェ~♪」
「お互い頑張ろう?」
「あーはっはっはっ!」
「興味がわいてきたよ!」
などなど割と我々がもっているタキオンのイメージに近い言動・行動をしています。

モルモットくんがいないので照れタキオンとか乙女タキオンこそ見れないけど、研究大好きでぶっ飛びすぎているということもなく、程よいマッド具合でアプリとの差を大きく感じることはありません。

個人的な超お気にいりポイント

私が5回も映画を見に行っているのはこのシーンを見たいがためといっても過言ではない。

■ホープフルステークス:地下道でのポッケとのやり取り
タキオンが映画で初登場するシーンです。
ここでのタキオンの強者感が素晴らしい!
なびく白衣から入りゆっくり全身が映っていくタキオン。あふれ出る強者感とカリスマ性、そして美しさ…
ポッケもそのタキオンが纏うオーラからすぐにその強さを認識します。
タキオンもしっかりと横目でポッケを見ているのもいい。
レース前から観察が始まっていて、タキオンのサイエンティストとしての性質が垣間見えます。

ポッケがタキオンに話しかけると、タキオンはいきなりポッケの足を触り始めますが、これはアニメ1期のオマージュですねw
タキオンはさすがに蹴られませんが…
「アグネスタキオンだ!!」
アプリでも聞けるセリフを劇場の音響で聞けるのは幸せすぎる…

ストーリー的には、ここでタキオンとポッケの因縁をしっかりつくっているのがいいですね。あと地下道の中央にある柱で、二人の実力に差があることを暗に示しているのも考察しがいがあっていいですね。

■ポッケがタキオンをどやしに行くシーン
映画の中で自分がもっとも楽しみにしていて好きなシーンです。

あの大人気料理オッチャホイや名物妖怪ポッケも登場します。
見どころとしては、
・ソファでコーヒーを飲みながらくつろぐカフェ
・カフェにびっくりするダンツ ←かなり可愛い
・「カフェ~、お客だよ~」「あなたのお客のようですけど」
・「私は忙しいんだ~」とポッケに取り合わないタキオン
・妖怪ポッケ
・タキオンが座っているイスをつかんでこっちを向かせるポッケ(そのまま告白して!)
・ウマ娘の走りを追求するタキオンの研究でプランBのウマ娘としてポッケに資質があると判断するタキオン
・ポッケがタキオンに宣戦布告してそのままキ〇しちゃうんじゃないのってくらい顔が近いとこ
「モルモットと実験の機会は多いほうがいい」
などなど。

いつもニヤニヤしながら見てます。ポッケとタキオンの絡み最高すぎる!

タキオンのレースシーン感想

劇中でタキオンが走るシーンはホープフルステークス、弥生賞、皐月賞の3つですが、どれもタキオンの圧倒的な速さを感じることができます。

■ホープフルステークス
ポッケが仕掛けようとした瞬間にスパッと一気に前に出るタキオン。
そのままゴールまで先頭を走り抜けます。
タキオンの走るアニメーションは他のキャラよりも「なんかすごい速い!」と思わせるもので、同年代のウマ娘とはレベルが違うことが理解できます。
それだけの走りを見せたのにゴール後は他のウマ娘ほどは疲労は見せていない。恐ろしい子!
カッコよすぎて涙が出ます。

■弥生賞
GⅡ以下なので勝負服ではありませんが、タキオンがウマ娘の性質とその速さを追求することを独白し、彼女のトゥインクルシリーズに参戦する理由が分かります。
また、タキオンがカフェのオトモダチに追いつきそうになり、「可能性のその先、光速を超えた存在に到達しうる可能性」があることを示す重要なレースでもあります。
しかし、レース後に足をかばうタキオンの様子からこの後起こるであろうことが想像でき、モルモットとしてはいたたまれない気持ちになります。主治医になってタキオンの足を治してあげたい。

■皐月賞
タキオンが伝説になるGⅠレース。
待合室でポッケに宣戦布告をされるも、他のウマ娘に「タキオン:光速を超えた仮想粒子」を見せることを決意してレースに挑むタキオン。
GⅠなのに終始重苦しいBGMなのがえぐい。観客もこれから起こることを否が応でも理解してしまいます。

「見ていたまえ」のセリフとともに限界を超えた走りを見せるタキオン。
アプリでの固有演出のように数式が浮かび上がってくるのは憎い演出ですね。あと「〇〇したまえ」というタキオン独特の上から目線のセリフまわしが好きです。

そして、光を超えて先頭を突き抜けるタキオンの走りはポッケの、ダンツの、カフェの、それを見ていたすべての人々の脳に焼き付くこととなります。

その後:物語の終結

皐月賞のあとは、タキオンの無期限休止宣言、ポッケの日本ダービー、夏合宿、菊花賞……とストーリーは進んでいきます。
その合間にも、ウマ娘の本能により走り出したくなるタキオンがちょくちょく描かれます。ここらへんの描写は丁寧ですね。

そしてジャパンカップでポッケの走りを見たタキオンは自分の中に眠るウマ娘としての本能を自覚し、走り出します。
当然、涙腺はここで崩壊。
自分の内からあふれ出す本能そのままに叫ぶタキオン。
「それでいいんだ…」
そんな気持ちで見ていました。

ラストシーンの、主役4人が揃ってレースに向かうところもいいですね。
ウマ娘はモチーフとなった実馬の「IF」を見れるところが特徴であり素晴らしいところです。
アニメ1期でも、2期でもそれは描かれています。
そこからライブシーンへと繋がり感動的なフィナーレに向かいます。

おまけ:タキオンのトレーナー?

以前にX(旧ツイッター)でffさんと話していて教えてもらったのですが、劇中にタキオンのトレーナーかもしれない人が登場します。
ポッケの日本ダービーで、観客席でタキオンから見て左隣に座っていた女性です。カフェがタキオンに「レースには出ないのに見には来るんですね」と言っていたシーンですね。

この女性がタキオンのトレーナーだと思う根拠は複数あります

・服がスーツ(ただの一般客なら私服なはず。アプリに登場するURA所属トレーナーの一般的なスーツを着ている)

・周りの客が「あれタキオンじゃね?」ってざわついてるのに女性は平然としている(注目を集めるタキオンを少し気にしている表情)

・レースが盛り上がっているとき、タキオンとその周辺が映るシーンで周りの観客はうお~っと熱中しているのに、女性は冷静にレースを見ている(観客ではなくトレーナーとしてレースを分析している)

これだけでも、隣の女性がタキオンのトレーナーである説はかなり有力であると思います。
ではなぜこの女性はストーリーの他の場面で登場しないのか。その理由は2つあると考えています。

・『ROAD TO THE TOP』のように短期アニメでは、主人公以外のトレーナーは描写しないのが通例
・Cygamesによる秘密のファンサービス(気づいた人だけがちょっとだけ幸せになれる仕掛け)

この女性がストーリーに絡んだらそれはそれで話が作りにくいでしょうからね。ちなみに、ダンツのトレーナーらしき人もちょっと登場します。

このお方

皐月賞後にタキオンが休止宣言をして、みんながショックを受けた状態でトレーニングをしているシーンですね。
この男性は芝の位置に立っていますが、ダートコースとダートコースの間であることから、トレーニングコースの端ではありません。隣には学園生徒であるウマ娘もいます。
これらから、ただの外部の見物人でないと見ていいでしょう。ダンツのトレーニングを見守っているので、ダンツフレームのトレーナーであると考えられます。

というわけで、この映画にはさりげなくタキオンとダンツのトレーナーも映っているよという考察でした。
……え、カフェのトレーナー? う、うーん…(汗)

ここまで読んでいただきありがとうございました。
ウマ娘の映画が素晴らしくてこんな記事を書いてしまいました。
まだまだ書きたいことがあるので、前の記事もこれからの記事も読んでいただけると嬉しいです。
感想などがあればお待ちしています。それでは!

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