自分を紐解いてみる(お笑い編5)
ひとまずこれで締めます。
ここまでフルで読み通してくださる人はどのくらいいるのかなー。リアクションをくださる方のおかげで元気に完走できそうです。ありがとうございます!
昨日、三拍子の結成20周年ということが高倉さんから発表されました。
このタイミングでファンの一人として楽しめていることがとっても嬉しい!三拍子のお二人にも、今までそれを支えてきた方々にも感謝感謝です。皆さんのおかげで、三拍子という漫才コンビに再会することができました。幸せな毎日をありがとうございます。
そう、もともとはネタだけテレビとかYouTubeで見れればそれで、くらいなところからスタートだったんですよね。
でもこのご時世、時代なので、日常とか考え方とか背景とかをリアルタイムで知れてしまう。ライブに行く派の方はそうやって芸人さんたちと何らかのコミュニケーションをとる楽しみかたをしていたのでしょうね。なんてステキ。
でもそれが、現地に行かなくてもできてしまう。いいんでしょうか。なんなら会ったことないのに存在を認知されて、会話できてしまう。すごい。これが当たり前になってる。おそれ多い。
ただ、いろんな裏側を知ってしまうと、もうまっさらな状態ではネタを見れなくなってしまうんですよね。これもなかなかのジレンマ。ネタを見るときに人柄がよぎる、「好き、応援する」から基本フィルターかかっちゃう、純粋に自分のなかで本当に面白いと思えてるのかい?とたまに複雑な思いにかられたりして。
とはいえこれはどんなジャンルにも言えることですよね。好きなものがあると盲目になるから、そういうとこ含めて飲み込んで「好き!」でいればいい。だって知れば知るほど好きになるし良いって思ってるんだもの。
たとえば私、日本の古典文学が好きなので『枕草子』で例を出すと、清少納言(年上)と彼女が仕える中宮定子(年下)の関係性めっちゃ萌えますからね。あと私、藤原行成が大好きなんですけど彼のお父さんは百人一首にも歌が選ばれている「美人薄命」と言われた藤原義孝。歌人の家系だけど芸術方面はあまり興味がなく、歌のうまさや風流さで評価が左右される宮中では「つまんない、しらける男」みたいに言われちゃう。でもその実直な性格と確実な仕事ぶりで評価されて出世していくんです。あの藤原道長にも認められた男。道長は日本史で習いましたよねきっと。…あと三蹟のひとりに数えられて、字がとってもうまい。清少納言とも仲が良くて、二人で言葉遊びみたいなやりとりもしちゃう。ちょっとした漫才的な。ごめんなさい、書いててだいぶ楽しいです。
何気ない和歌、有名な和歌なんかも、人間関係とか裏側知るととても面白く思えたりするんですよね。単体で見ておもしろい、興味深い、でも人柄とかエピソード知るともっと深くなる。好きになれる。表も裏も楽しめる!
あれ?ここにきてなんか脱線してわかりにくくなっちゃった…時は戻せないけど、話は戻そう。
予備知識なくネタをみておもしろい、人となりを知ってさらに面白い!知らない芸人さんたっっくさんいるから、これから先まだまだ楽しめるぞ。
それにテレビに出てるのを見て知った三拍子はともかく、きつね日和は生漫DAYみたいな漫才のサイドストーリー的企画を純粋に楽しんでいなければ今頃まだ出会えてなかっただろうから。
だからねぇ、ほんとね、ファンになってしまった今、これから三拍子の漫才を初めて見る人とか、これから再会してハマり直す人、もう羨ましい!私もあの瞬間もう一回感じたい!!笑
でもそれをできないから、まだの人にハッとしてもらえるように、微力ながら世界の片隅で愛を叫びます。
さて、今回がいったんのまとめ記事ではありますが、まだ今のお笑いを追いかけようとし始めたばかり。きっとこれからもいろいろ考えるところはあるかもしれない。なので敢えてタイトルに「5」とつけました。終わりませんよ。
今後も「推し」との生活、楽しんでいきたいと思います!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?