見出し画像

しんどかった時期。

現在、僕は会社員をやっておりますが、作品作りにも毎日積極的に取り組んでいます。
そのため、作品作りに没頭できる環境を作りたくて2015年に引っ越しました。

引っ越し先の部屋では製作に集中できるように、なるべく不要な物を置かないように必要最低限の物だけを置いて生活していました。

作業部屋に必要最低限の物しか無いと、空間に余裕が生まれ「これ(物)をどこに置いたらもっと効率的・時短になるだろう?」と考えるようになり「この集中できる部屋の状態をキープしておこう」と徹底的に意識して生活していました。

そのおかげで、作品づくりも順調に進んでいきました。

そして、2018年の8月、僕は会社で営業課に移ることになりました。
僕は今まで一度も営業職の経験が無く、やっていけるか心配でした。
その為、新しく覚えることや営業の勉強を通勤時間も休日も毎日やっていました。
それは心の底に「営業の経験を得て、今後の自分に何か活かすことができたら」という気持ちがあった為、挑戦できた事だと思います。

自分は長い時間、会社で仕事をするのが好きではないので、残業をしないように心掛けていましたが、営業になってからは毎日残業で帰る時間が遅くなり、家へ帰っても疲れているので勉強や作品づくりに没頭できない日が続きました。でも、仕事を早く覚えなければならないので営業の勉強だけは進めていました。

営業になってから1ヶ月が経過し、ある計画の社内プレゼン資料を上司と一緒に作ることになり、休日も上司に近所のファミレスまで来てもらってアドバイスをもらったり仕事の相談に乗ってもらったりしていました。

休日なのに心が休まらず、本当に営業職の大変さを知ったし、仕事に対しても責任感や自分への危機感をより強く感じるようになりました。

文章では載せられない嫌なことも沢山ありましたが、とにかく毎日を乗り越えるという気持ちでやっていきました。

その年の10月になって、精神的にも疲弊してしまって頭痛や吐き気が多発する様になり、メニエールも起きやすくなりました。
仕事中も倦怠感を感じる様になり、外回りを一人で行う時には営業車の中でボーっとして涙が流れてきたり、食欲も無く座席を倒して横になっていたり、人と話をしても話の内容が耳に入らず、話を理解する事も困難になりました。
この時、本当の自分ではない違和感を感じていました。

ある朝、起床しようとしても強い拒否反応が勝って身体を起こすことができなくなりました。前日から続いた吐き気と頭痛が酷く、痛みが朝まで続いていたので、自分でも精神的に起こっている症状だと感じていたので、この日は休みをいただいて落ち着いてから心療内科の病院へ行きました。


後日、2回目の受診でカウンセラーの先生から「適応障害」と診断してもらい長期間休むように言われました。

休んでいても、何もやる気が起きず、なるべくテレビを観ようと思ってテレビを使っても話の内容が入ってこなくて時間が過ぎるだけの日が続きました。

カウンセラーの先生からは、自分の趣味や好きなことだけをやったり、緑のある公園を散歩する様に教えてもらったので、それだけは頑張って取り組もうとしました。

それと同時に、部屋の中や作業机の上は山積りになったゴミで散らばっていたので、それを片付けられる様に自分のペースで少しずつ減らせる様にしました。
(病んでいた当時は、ゴミを捨てたり、お湯を沸かす気力さえ無かったので、部屋の中がコンビニで買った食べ物のゴミやペットボトル等で散らばっていました)

それからは長期間のお休みを頂いていたおかげで、徐々に快復へ向かい、出勤もできるようになり、営業部署も変えてもらう事になりました。

薬にも頼りたくなかったので徐々に回数を減らして最終的には飲むのを止めました。

自分はストレスを溜めないようにする方ですが、文章では載せられない嫌なことも沢山あったし、環境の変化がきっかけで、こんなにも簡単に精神が変わってしまう事だとわかったし、自分の人生において会社で働く理由は何だろう?と改めて考えるきっかけにもなりました。

なかなか、自分の散らかった部屋を理想の部屋に戻すのに時間がかかっていますが、2019年の3月頃からは整理整頓の勉強にも取り組めたり積極的に手が付けられる様になってきました。

自分の中では、引っ越してから整理された環境の状態をキープする事が、有意義な人生に繋がると実感していたので、前の自分に戻りたいと今でも思っているし、その努力もしています。

モチベーションを上げるために“整理収納アドバイザー”を取得しました。


元の自分や元の部屋に100%戻ったわけではありませんが、自分のペースで元に戻れるように努めています。あの経験を悪くとらえず、これからも環境づくりを大切に心掛けて行けたらと思います。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?