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いとこも、また。

フィクションである。と、書き記しておく。

彼が毒親育ちなのは何度も書き連ねていて先述のnoteにも3つ記事があるので読んでみたい方はどうぞ。


彼の父親のきょうだいのこども、つまり従兄弟も毒親育ちらしい。私は会ったことは無い。彼が親を諦めて少ししたとき、連絡を取ってきた従兄弟B。親同士があれであるが親戚付き合いを諦めたくないと。

彼はBに誘われては会食をしていた。Bは自分が歳上だからといつも会計を持ってくれたという。年に3.4回会っていただろうか。私も挨拶したいと彼に相談したがBは「気を遣うから」などの理由でと会いたがらない。Bは心の病気があるとのことで無理して会うものでも無いと判断しそれ以上挨拶の場は求めなかった。

時々子どもたちにとゲームが届くようになり、彼本人にもゲームが届いたりもした。ある日にいたってはプレステ本体をプロパーでプレゼントされたと会食から帰ってきた彼が言った。
会わない時は時々LINEでやりとりしているようだった。互いの近況報告程度。Bは「俺を頼ってくれ」と都度彼に言ってきたみたい。

Bの父親は他界しており彼の父のきょうだいである母と兄の3人家族。将来が不安で彼をはじめとした一族の中では比較的まっとうな者たちで繋がりを復活させて、子どもの頃のように仲良くしたいと書いていたかな。

しばらくLINEが途切れた後に彼にBから“先日救急にかかり入院した”との報告があった。何の薬剤か知らないがオーバードーズしたとのこと。危険な状態にまでなったと。
その時は彼も私も物凄く心配した。タヒのうとしたんだなって。

その後一回くらいは会ったのだろうか。時々前触れもなく彼宛に本かゲームが届いていたかな。しばらく連絡が来なかったある日、彼のLINEに突然Bの長文でご立腹なメッセージが届いた。

要約すると
“こんなにも俺はお前に尽くして(貢いで)いるのにどうして心を開いてくれないんだ”という内容。

ねだっているわけではないのにBは自分の意思でプレゼントをおくってきていたわけだが、彼がお礼も感想も満足にしていないと主張していた。ためしに私とLINEを繋げてもらいよかったら話を聞きますという流れにした。

Bが言うに彼の父親をはじめとした一族は人として情を欠いているところがあるから与えられて当然と思いながら生きてきていて、(金銭や物で)充分に尽くされないと心を開いてくれない、例えば喘息の自分(B)にわざと煙草の煙を吹きかけてくるなど具合が悪い人より己の快楽を選ぶ、世話になった人に大切なことを話してくれない、とにかく人を人と思わず蔑ろにする、などなど否定の嵐を吐露。自分(B)だけは一族の悪手を断ち切りたいからこうして立ち上がっており、親戚の縁を繋ぐために心身削って頑張っているのにこの(彼からの)仕打ちか、と。

彼の父とも対決するつもりだとかイキっていたので“やめた方がいい。○○(何と書いたのか忘れたが悪魔とか鬼とか書いたかな)のような人だから…”と返す。すると、彼が自分の父を悪く言うのは許せるが血の繋がらない部外者のあんたがあの人を悪く言うのは常識が無い、品位がない、的な返答。

彼のLINEにはBから「君のパートナーには教育の為言わせてもらった。彼女を全く介さず君と付き合い続けたいのだが」と。彼女には心を開くのに俺には何故開かないんだと本気で思っている。彼は私を揶揄したBに長文の絶縁LINEを送って、我々はBをブロック。私は当事者だからね。

Bは私に嫉妬していたのだ。故に挨拶さえ拒んだ。子どもたちのことは会話に出てきても私のことは出さない。子どもの頃慕われたように彼に慕われたかった。愛はお金やものと交換で得られるものじゃないのに誰も教えてくれない家で育ったから、貢いでも慕ってくれなくて、なんで?と突然不満が溢れたようだ。

最後は彼の人格を否定して、あの時はこうだった、その時もそうだった、などありとあらゆる場面を取り上げては罵倒して醜く毒を吐き、我々から距離を置かれたB。育った環境で心の病にかかり、恐らくそれによる被害妄想もあり、気の毒とは思うが、己から毒を抜こうとはしていない。差し伸べた手も払いのけて唾を吐きかける。救いたくても救えない。救われたいと声を上げて救おうとする手を取らないなら、自らも動いてくれなければ。世界を知ろうとしなければ。

今も世界に悪態をついて唾を吐き続けているのだろうか。愛されたいばかりで上から目線で「勉強してから来いよ」なんて。


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