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伝統とデジタルツールの出会いを読んで。

こんにちは!タチコマのママです!
今回は Adobe Blogのこの記事を読んでの感想を書いていきたいと思います!

今回この記事の主役は、紋章上繪師(もんしょううわえし)の波戸場 承龍さんと波戸場 耀次さん親子です。
東京・稲荷町にある「誂処 京源」という、家紋を軸にデザイン、アートの領域で幅広く活動をする会社をなさっておいでなのですが、このデザインはAdobeのillustratorで実現されているんだとか。

元々は着物に家紋を描く職人・上繪師として仕事をされていたのですが、独立して白生地から仕立てまで行なう着物の総合加工の会社を起業します。
後にまた独立し、デザインを中心にやって行こうと決意。
やっていく中でAdobeのillustratorとの出会いがあり、その後はそのillustratorを用いた創作活動を進めていきます。

と、かなり駆け足のご紹介なのですが、詳しくは上記の記事をじっくり読んでお楽しみください^^興味深いですよ~!

私が今回この記事についての感想を書こうと思ったのはこんな点に心惹かれたからでした。

①50歳にしてデザインの道へ

まずはこの部分。この記事の主役の一人である父、承龍さんはこの時50歳。この頃にデザインや創作活動を始めています。
私はこの記事を読んで、はぁっ!!と思いました。
「私が書いているゆみままも50歳でチャレンジしている!」と。
『ゆみまま』って誰?という方はこちらをご参照ください!

承龍さんとゆみままは畑は違えど、新しい事にチャレンジするという事に年齢は関係ないのだという事を体現してくれています。
私もアラフォーにしてECという新しい世界に去年飛び込んだわけですが、正直何が何やら・・・、という感じでした。ですが、なんでもそうですが、やってみない事には、飛び込んでみない事には何も始まらないのだと。早く始めればそりゃなんでも習得するスピードは速いのかもしれません。しかしながら私がゆみままとの交流やこの一年取り組んできたことから得た感想は、技の習得は若さには劣るが、物事への思慮深さは生きてきた分だけ重なりがあるのだという事。歳を重ねることはなにもマイナスなイメージだけではない!その時代その時代、どの世代にも必ず輝きがあるのです。


②Illustratorとの出会い

承龍さんは2010年のころにデザイン一本でやっていきたいと決断するのですが、企業から“紋のようなロゴを作ってほしい”という相談を受けた時、納品の指定がIllustratorデータを納品形態とされた事でした。
息子の耀次さんは今までIllustratorとは縁がなく、まずは体験版を入れて、分厚い本を買って、手探りで使い始めたそうです。
試行錯誤して何とか納品できた中で、嬉しい発見もありました。

拡大・縮小してもきれいな線のまま劣化しないというベクターデータの特性は、家紋と相性いいんじゃないか

本文引用

やってみて、試みたからこそ得られる感触。
最近私が所属するWomanECでもFigmaを重点的に習得していこうという講座を開催して頂き、皆一様にとにかく試してみるという動きが活発になりました。
何度かnoteに書いたのですが、色々とFigmaを遊びながら試してもPC爆発しないから大丈夫!って。そうやって楽しく試すことで身につくスピードやFigmaを使う時のイメージが良くなればいいんじゃないのかなって思います。


③些細なことから広がる世界

父、承龍さんは最初はIllustratorの扱いに苦戦して、「もういいや」と諦めかけたのですが、正円を楕円形ツールで描けるという事を知っただけで、諦めかけていたIllustratorでのデザイン作業は一気に広がりをみせます。
ほんのちょっとの方法を知るだけで世界が変わる。自分のやりたいと思う事が可能になる。
私は普段、このnoteに投稿する記事のバナーはPhotoshopで作成しているのですが、私とPhotoshopの出会いはまだまだ浅く、使い方も危ういながらも、自分の頭の中を具現化するツールなんだと気づいた時に、なんだか今までどう自分の内から湧き出ることをアウトプットすればいいのかと悶々としていたことが一気に解消したように思えました。


④熱中は伝染する

Illustratorの導入によって承龍さんだけではなく、息子の耀次さんもまたクリエイティブの可能性を広げていきました。

iMacと製品版のIllustratorを導入してみたら、不思議なくらいMacにのめり込んでしまって(笑)。webサイトも作ろう、デジタル一眼レフカメラを買って写真を撮ろう、その写真を加工するためにAdobe Photoshopも使ってみようと、やりたいことが一気に増えたんです。父が“映像にしてみたい”といえば、動画にも取り組みました。

本文引用

やってみたい!叶えたいの自分の欲求に素直に反応・対応している姿がとても楽しそうに伝わります。
近くに楽しそうに熱中している人がいると、「そんなに楽しいの?」ってその熱量がどこから来ているのかって気になってしまうものです。
余談ですが、義母が飼っている猫が自身の手を毎日一生懸命毛繕いしているのを日々見ていて、「そんなに手が美味しいのか?」って気になりその手を興味本位で嗅いだそうなんですwそしてその感想は「香ばしい匂いだった」そうですww

この記事を読んで、率直に面白い!というのが第一印象でした。
古くから伝わる技法をIllustratorで描いていくという点も面白かったですし、何より、お二人の取り組んでいく様が熱量と共に伝わってくるなと思いました。

年齢にとらわれず、自分のやりたいを追いかける。素敵だなって思います。ただ、私はなにも、「自分がやりたい事・好きな事」がある人生を歩んでいる人だけが素敵だ!と言いたいわけではありません。それは人それぞれに。
何をしている時が楽しいのか、心地よいのかと、自分の深部の声に耳を傾けられる時間を持てるよう過ごしていければいいんじゃないのかなって思っています。

と、こんな感じでAdobeのデジタルツールという観点というよりは、このお二人の取り組む様にフォーカスしたレビューでした!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


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