見出し画像

家庭用レーザープリンターでスタンピングリーフを綺麗に転写させるには

スタンピングリーフの記事 ↓

から分割しました、
家庭用レーザープリンターを使用した場合/アイロンを使用した転写の比較です。

ちなみに自宅にあったレーザープリンターは 
Canon Satera MF634Cdw というモデルです。

・印刷1回&アイロン
・印刷2回&アイロン
・印刷1回&ラミネーター
・印刷2回&ラミネーター

以上4つで比較。いずれも普通紙です。

ラミネーターの場合は綺麗なコピー用紙を折ってその間に挟み、ラミネーターには紙の折り目になっている方から入れます。
普通にラミネートするときと同じですが、閉じてるほうから入れないと中で紙の端が引っかかってぐしゃぐしゃになってしまったりしますので。
5・6回程、執拗に通します。回数自体は1回2回でもいいのかもしれませんが、その回数で剥がしてみる勇気がありませんでした。

アイロンでプレスする場合も同じようにコピー用紙で挟むとスタンピングリーフ自体がズレにくくなります。

そもそもこのプリンターいつの間にか買い替わってて使うの初めてなんですけど…まあそれはいいです。
1回目の印刷の際にインクジェットのように染み込んでいる感じが少ししました。今まで学校やコンビニで印刷したときのようなレーザー特有のテカリ感が少なかったのでちょっとこれは……と怪しんだんですが、やはりというか、1回印刷で転写すると砂粒状に転写できない部分ができ、いまいち綺麗に転写できませんでした。

「ていうかさっきから言ってる印刷が1回とか2回とかどういうこと?」

と思う方もいるかもしれません。私、上記踏まえて考えたんですね。

「1回で糊になるトナーが足りないならもう1回全く同じところに全く同じ印刷をすればいいんじゃない??」

と。そういうことです。
ただこれ、かなりリスクもあって、まあ考えていただければわかるかと思うんですが
印刷がズレる可能性が高いんですよね。
また図柄が大きければ大きいほど一度ズレたらそのズレも大きくなるわけです。一枚ずつ給紙ズレがないか確認したりと面倒臭さも跳ね上がります。

印刷回数1回と2回でトナーの乗りを比較してみました。

動画で見るとよくわかるんですが、2回印刷した方はテカリが強くなります。トナー!乗ってます!!とばかりに。
ここではインク色が赤になっていますが、公式では「黒で印刷してください」とあるけど濃い色なら何でも良いのでは?と思って試してみていました。

転写してみましたが、割とちゃんと転写できました。やはり色というよりはトナーの濃さ・乗りかもしれません。
ついでにつや消しスプレーを使用した場合は半分から下のようになります。
つや消しすると黒で印刷した時はその黒が目立つようになったので、別の色だとどうかな~とも気になってやってみましたが、赤でも良さげですね。
地の印刷色も箔の色に合わせて変えてみるのもアリなのかもしれません。
この場合は多少砂粒状に箔が転写できないほうが地の色が見えて効果的なかすれ感が出そうですね。


自宅プリンターでのオススメ度合いは

1回&アイロン<1回&ラミネーター<<2回&アイロン<2回&ラミネーター

です。

とはいえやはり印刷時のズレがネックですので、1回印刷したものでテストしてみてうまく転写できないようであれば、大人しくセブンに行って印刷してきたほうが失敗もムダも少なく済むと思います。

まず全種並べた図。
上が1回印刷で下が2回印刷、左がアイロンで右がラミネーター。
それぞれマステで貼り付けてあるほうが剥がした後の不要になるフィルムです。ここのヌキ部分(転写してなくなった部分)に箔が残っていれば残っているほど転写できていない、ということになります。

1回印刷の上2枚は明らかに転写できていない部分が目立ちますね。

下の2回印刷アップ。

どちらもそこそこ綺麗に転写できていますが、よく見てみるとラミネーターのほうがアイロンに比べてフチの部分が綺麗に転写できています。
電話帳などの上で、と説明書きにもあった通りにノートの上でアイロン掛けたのですが、それでも圧力逃げちゃうのかもしれません。
ページが多い分クッションになるんでしょうね。
と、思ったんですがそういえばそのノートの下はアイロン台だったので、そっちのせいかも…という気もしてきました。

アイロンでやるなら下に敷くのは木板とか厚紙・ダンボールとか本当に表面硬めで圧力逃げないのもののほうがいいのかも。……と思ってそれはそれでもう一度試したものがこちら。

←自宅印刷 / セブン印刷→

うーーん……??

畳の上に薄いダンボール…ボール紙?を敷いて、アイロンでやってみました。自宅は1回印刷なので予想通りの結果なんですが、意外にもセブンがダメでした。
自宅印刷のフィルムを見ると、箔の残り方に規則性がありますね。
多分これ、ボール紙の凸凹だと思います。そこまで影響してくるとは……
セブンの箔の残り方は今までにない感じなので、おそらくアイロンの当て方が本当に良くなかったのだと思います。どうダメだったのかはわからないんですが……
でもよく見ると「賀」の文字の周りは綺麗にできているので、しっかりできればアイロンでも大丈夫そうです。

畳+薄めの電話帳(あまり使っていなくて膨らんでいないもの)の上でリトライ。(セブン印刷)
いいですね!

アイロンでやる場合のコツは
・直接当たる部分は全く凸凹のないものの上で
・圧力が逃げすぎないものを敷く(敷物の下は硬いほうが良い

といったところでしょうか。

でもやはり、ラミネーターが使えるならそちらを選んだほうが圧力も均一ですし失敗が少ないな、と思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?