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持続化給付金~金額の計算~


補正予算が決定しないと、申請もできない状況ですが
『200万円(個人事業は100万円)を満額もらえるのか』という質問
がよくあるので給付額の金額の計算について説明します。


1. 少しおさらい

 ⑴ 給付の対象となる人
  新型コロナウイルス感染症の影響により、売上が前年同月比で
  50%以上減少している事業者  

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 ⑵給付額
  原則  法人:200万円 個人事業者等:100万円

  この金額には上限があります。上限の計算がこちらです。

給付上限

  私のところにくる質問は、この上限がよく分からないというのがほとん
  どです。


2. 数字に当てはめてみる

 上限の計算式が分かりにくいので適当に設定をつけて、計算式に当てはめ
    ていこうかと思います。

    例えば
  次のような個人経営の飲食店があったとします。

   2019年の売上高   1000万円
   2019年1~4月、2020年1~4月の売上高

売上

  この場合、50%以上売上高が下がった4月を選択します。   
 

 そして、この計算式に当てはめます。

売上減少分の計算方法 前年の総売上(事業収入)               ―(前年同月比▲50%月の売上げ×12ヶ月) 

 1000万円-(60万円×12ヶ月)=280万円

 個人事業主の給付額は100万円なので
 100万円 ≦ 280万円 で100万円が支給されます

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 ※前年同月比-50%の対象月は
  2020年1月から2020年12月のうち、2019年の同月比で売上が 50%以上減
    少したひと月について、事業者の方に選択した月なので、4月が50%以上
    減少していなくても5月~12月が前年同月比-50%以上なら支給の対象に
    なります。

  

情報の整理、共有から始めていきます。 後々、節税や経費削減などの戦術的な情報を提供できたらと思います。