「殺処分」という言葉は「目を引く力」がある

本来、これは記事にするつもりは無く、Twitterで呟く程度のネタでしかないと思っていたけれど、Twitterの文字数制限では思ったことが伝えられないし、前提条件を説明しなければならないのもあって、それなら記事にしようと思ったのが記事にする・してみたきっかけ。


トイトイファーム

先日、自分は林由真氏に関する記事を公開したが、ここにも林由真氏が所有していた、コスモラヴモアとシルバーゲイルがいる。
YouTubeのチャンネル説明でこんな文章がある。
コスモラヴモアとシルバーゲイルも殺処分対象でした。

これは、ハッキリ言おう。嘘である
その理由を説明していきたい。

嘘だとする理由

1.netkeibaの記事に記載されているから

この記事内で、シルバーゲイルについては「相談したら引き受けて下さると仰って頂いた」との記載がある。
コスモラヴモアについても、「いつ引退してもいいようにと行先を調べてくれていて、そこからトイトイファームに縁が繋がっていった。」という記載が記事にある。
相談したら引き受けると言ったならば、相談した段階で殺処分が決まっていなければ、殺処分の対象だったとは言えない。
ましてや、引退馬を救うとか言って活動していた林氏だからこそ、自身の所有馬を引退させるならば道筋を作る人のはずだ。
サラオクのことは一旦忘れよう。こちらはまだ足元に問題なく走れる状態だから売ったとするならば、理屈は一応成り立つ。

2.そもそも殺処分ではないから

僕の記事を読んでくれている人はお分かりだと思いますが、僕は馬が殺処分されることは無いという考えです。その理由は、記事にしてまとめています

なぜ「嘘をつく」のか?

上記した2点が、僕が嘘だと思った理由だが、基本的にこの嘘が蔓延っていて、引退馬関連ではなんでもメディアが殺処分だと言うから、僕が個人で「殺処分ではない」と言い続けてもそこまで広まらないという現実があると思う。
一応、以前に書いたこの記事は、それなりに評価を頂けて、PV数も5万以上あるから誤解を解くのに一定の効果は得られたと思うが、それで止まっている。考え方を変えられるまでには至っていない。

やはり、殺処分という言葉には強い力がある。その言葉を使うと、アプローチ出来る層があり、飼育している人に対しても「よく救ってくれました」というコメントが付いて、自己肯定感を高めることが出来るのだろうと推測する。
これが嘘を付く理由ではないか?と僕は思っている。

最後に

僕の勝手な意見だが、動物愛護を生業にするということは、可哀想な動物が居ないと生業にならない。その可哀想というのを作り出すために、いろいろと画策しているのではないかと思ったりする。

そう思ったきっかけがこれだ。
以前に触れた、退任の挨拶ではこんな文章がある。

馬を譲渡してから手の平を返す人や保護活動を金儲けに利用する人など、辛いことが多かったですが

林由真氏 Retouch 退任のご挨拶より

netkeibaにおけるトイトイファームの記事は2020年の3月に掲載されている。
林由真氏が肥育場から救うというクラウドファンディングを企画したのは、2021年。
林氏は自身の所有馬の行き先を確保しましたとクラウドファンディングで宣伝すれば良かったし、実際にnetkeibaで記事が名前入りであることから、裏付ける証拠もしっかりある。なぜ宣伝をしなかったのか?
その理由こそが、辛かったことが多かったという文章に隠されているのではないだろうか、と僕は思う。本当のところは分からないけれど。

結局のところ、嘘を付くのは良くない。
正直に生きよう。それがいちばんだ。

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