見出し画像

番外編〜いいヤツYに会いに行ってきた話〜①

最初の職場で1番仲のよかったY
今までの話を読んで頂いた方は知っていると思うが、いわゆるいいヤツである

プライベートの大半を一緒に過ごしたYは
俺が辞めるちょっと前に辞めていった

実家の家業を継ぐ為だそうだ
単車好きなYらしいといえばそれまでだが
250ccの単車で関東からなんと実家の和歌山まで
帰っていったのである

その後俺も辞めることになり
有給も少なかったがあったので…

「よし、Yに会いに行こう!」

この話は、当時Yと巡った和歌山での旅日記である

早速Yと連絡をとり、いざ和歌山南紀白浜へ…

交通手段は…航空機
しかも1日3便!?
本数が少ないと変に緊張してしまう…
乗り遅れたら…恐怖である

とはいえ、俺にとっては初めての航空機
緊張の中にもワクワクしながら空港に向かった

搭乗時間になり、いよいよである
目の前にデカい航空機が…

「おーこれに乗るのかー」

と思った次の瞬間

「こちらのバスに乗って下さい」

「え?どういうこと?」

俺を乗せたバスが走り出す…
そしてデカい航空機の向こう側にアレがいた

「こ、これか…マジですか…」

プ、プロペラ機…

ハシゴみたいなのを上がって機内に入ると
通路をわけて2列ずつで50人くらいが定員だったと思う
CAさんも1人だったような…

1時間弱のフライトだったので飲み物が1回だったかな?座席の肘おきのところを引き出すと丸くくり抜かれた、いわゆるカップ置きが出てくるというものだった
プロペラの真横だったので終始うるさかった気がする

そして…遂にやって来ました!
南紀白浜空港!

1日3便しかないからなのか
全然人がいない…平日だからかな?

荷物を受け取り、周りを見渡す…

「おーい!」

声のする方を見ると、そこにはYが立っていた

「久しぶりやなー」

そんなたわいもない会話をしながら
空港の外に出る

「こっちでは車で行動するでー」

「おーありがたい、ありがたい」

「よっしゃー、目一杯楽しいことしよなー!」

そんな会話をしながら駐車場に向かった

「コレやで、コレ」
「カッコええやろ」

「おぉ、なんかいいね!」

車に乗り込むと、さっそうと走り出す…

さあ、和歌山の旅が始まりである

この記事が参加している募集

振り返りnote

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?