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番外編〜いいヤツYに会いに行ってきた話〜⑤最終話

和歌山最終日の朝を迎える…

「さあ、何処行く?」

そう思う俺の思惑とは違う、あるお店に俺は連れていかれる…

あるお店とは…作業着?今でいうワークマンみたいなとこかな?

「どういうこと?」
頭の中は?が巡っている…

「これ買いー」

Yが言ったほうに目を向ける

ニ、ニッカポッカ!?な、なんで!?

「いいから、いいから」

戸惑いながらも言われるがまま好きな色(紺色)のニッカポッカを買わされた…

一旦家に戻ると、何故か買ってきたニッカポッカに着替えさせられた

再び車に乗り込むと、ある場所に連れて行かれた

「ここは何処?」

そうここは、Yの梅園だった

「そうだった、Yは梅づくりの為に、みなべに帰ってきたんだった…」

聞けば、この場所で来年から本格的に梅づくりを始めるそうだ
なんか、そう言うYが輝いて見えたかどうかは
今となっては思い出せない…笑

やりたいことが見つかるってスゴイことだと思うのだが…

そこからその梅園の整地?
(草むしりやら、石、ゴミ拾いやら…)
を一通りこなす

なるほど!この為のニッカポッカ!
納得したようなしないような…
なんかカッコいいからいいか!!

俺はなんか着せられてる感、満載だったが
Yのニッカポッカ姿はやけに似合ってたな…

梅園の作業も一通り終わり家に戻ると今度は裏庭に呼ばれた
そこにはビニールハウス、そして中には…

「梅干しーーー!!」

そこには大量の梅が所狭しと並んでいた

聞けば、梅一粒一粒が触れないようにこうやって干すとのこと…
そしてここでの作業は…この大量の梅を全部ひっくり返すのである

「ま、まじか…全部?」

そうおもいながら、一枚一枚カゴを使ってひっくり返していくのであった…

どれくらい時間がたったのだろうか…
やっと全部の梅をひっくり返した
(もちろん、互いが触れないように…)

結構な重労働だったが、貴重な体験をさせてくれたYには感謝している

しばしの休憩をするとYが

「お土産買いに行くか!」

そう言うと車を走らせ、ある場所に向かった
着いた場所は…

「黒潮市場!!」

和歌山…やっぱりマグロが有名なのだ!
魚はみんな美味しいのだか…マグロである

中ではマグロの解体ショーなんかもやっていて
賑やかな空間…なんか黒潮市場の歌?が常時流れていたが、もう覚えていない…笑

そんな黒潮市場の雰囲気に妙にテンションが上がった俺は…なんと「中トロ」を買っていた
これが、人生初の中トロであった…
(マジで美味しい…旨かった)

もちろん梅干しも購入した
(だって和歌山にきたんだからね)


「はちみつ梅!」
この旅で初めて食べ、その甘さに惚れてしまった

ご存知の方は多いと思うが、梅干しの酸味が苦手な人もきっと美味しく食べれます!
気が向いたら是非一度食べていただきたい!

そんな感じ?で4日間にわたった和歌山の旅が
終わりを迎えた

普通に来たら経験出来なかった旅だったと思う
本当にYには感謝しているし、友人でよかった

「ホントYはいいヤツだな!」

「ホンマおおきに!!」

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