見出し画像

富岡製糸場の社宅棟を見学~グンマー秘境編その12

そうだ、秘境、行こう。

そんなワケの分からない理由から始まった日帰り旅の第12回でございます。

さて、倉庫棟を見学した後、敷地を見渡すと、敷地の北側に。
何やら立派な日本家屋がありますよ?
見に行ってみましょう。

立派な木造の日本家屋。これは役員レベルの職員に宛がわれる宿舎

造りからこの家屋の建った時代を考えると、2階建てってかなり贅沢。
当然のことながら、ここは役員レベルの地位に就く職員のためのものだそうで、……ということは、少なくとも役員レベルの誰かは常に工場内に常駐していたということになりますね。
他にも後に出てきますが、所長専用の宿舎もこの工場内に完備されていますので、少なくとも常駐は所長+役員一人の体制だったのでしょうね。

立派な庭も完備、外から見る分にも1階は結構広いですね。
向かって左側と2階は陽当たりも良さそうです。

役員宅の右手には、平屋の家屋が並んでいます。

1つの棟に玄関が複数。集合住宅ですね。

こちらは家族で住み込んでいる職員の社宅。
こちらは内部も公開されています。
せっかくなのでお邪魔してみましょう。
まず、最初に入った真ん中のお宅では、蚕の展示が行われていました。

うにょうにょ動いてます。
各成長段階の蚕の標本
この機械の中で温度管理されて、現在も蚕が育てられています。

ここは、普段は蚕の成育の研究が行われているみたいですね。
研究と、もう一つ、技術の伝承という意味もあるのでしょう。
今度は、左側のお宅にお邪魔してみます。

こちらのお宅には、ここでの生活の跡が色々と残されています。

こっちではここの宿舎が現役で使われていた当時、使われていた家具などが残されていて、展示されています。
足こぎ式のミシン……昔、遊んだなぁ……。
ベルトが外されて、下の回し車しか回らない状態のものでしたが。

祖母の家にもこういう箪笥や鏡台、あったなぁ……。

こうしてこの空間にいると、なんだか子供時代に戻ったみたいな感覚を覚えます。
懐かしさを感じながら、さらに見学を続けます。

そんなわけで、まだまだ続きます。
続きは次回。

というわけで、今日のところはこの辺で。
続きはまた。

よろしければ、この先もお付き合いくださいませ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?