見出し画像

13.論文式試験に向けての学習法(立原さんver.)

今回は2024年合格目標の皆様に向けて、「論文式試験の学習方法」について立原さんに伺いました。


論文式試験まで残り3ヵ月

論文式試験までおよそ3ヶ月となり、試験勉強もラストスパートを迎えようとしています。

今回はそんな重要なタイミングで昨年私が行っていた勉強をお伝えしたいと思います。

各科目に分けてお伝えしますが、一番重要なことは特定の科目に偏らず、まんべんなく学習し苦手を無くすことです。

私は直前期にはそれらを意識することで、最終的には本試験で全教科科目合格ラインを超えることができました。以下、各科目の直前期に行っていたことです。


・財務計算

私はいわゆる12→8だったので、財務計算の目標は計算力を下げずに維持することでした。

そこで利用していたのがテキストとアクセスです。

ただ、アクセスのやり方については少し独特で個別論点は短答アクセスを、構造論点は論文アクセスを主に利用していました。

この時期は時間が無いので、個別論点についてはいかにコンパクトに復習できるかを考え短答アクセスとテキストで短時間で復習をしていました。

一方で構造論点は本試験でも大きなボリューム感で出題されるので、本試験となるべく近い論文アクセスで復習を行っていました。

また、論文では切る論点をなるべく減らすことを意識していました。

例えば、連キャです。多くの人が避けがちな論点ですが、全ては復習出来ずとも部分点が狙える箇所は多くあります。

切ってる論点がある場合には、そこが出題された場合に大きな穴となってしまいます。

それを避けるためにも切る論点をなるべく減らすことが重要だと思います。

・財務理論

かなりボリュームがあり、直前期には財務理論に多くの時間を割いていた記憶があります。

財務理論は、重要性を意識して論述を覚えるようにしていました。

A論点はしっかり暗記し、B論点はキーワードベースで論述出来るようにし、C論点は自分の理解から正しい論述ができるようにしていました。

目標としては、自分の頭の中に財務理論のテキストが入っているような状況を目指すと良いと思います。

そのためにも、強度を上げて読むときには1ページめくるごとに前のページに何が書いてあったか思い出すようにしていました。

直前期の財務理論はかなりしんどいですが、試験上とても大切な科目なので粘り強く取り組むことが重要だと思います。

・管理会計

計算については財務と同様に下げずに維持を目指していました。

また、取るべき箇所とそうでない箇所が明確になっていることが特徴だと思うので、それを意識した答練の復習を行っていました。

理論については、まずは理論問題集の暗記を固めることです。

現場対応も多く出題されますが、最終的に合否を分ける部分は事前準備が重要になってくる箇所なので、そこを取りこぼさないようにすることを強く意識していました。


(次回に続く…)


今日のワード

12→8
短答12月合格→論文8月合格

公認会計士の試験制度

連キャ
連結キャッシュフロー
難しい

金融庁 連結キャッシュ・フロー計算書等の作成基準

現場対応
本試験で初見の問題。
本試験という現場での対応が求められるという意味での「現場対応」
※詳しくは講師まで

編集部山口より

今回はグッと深い内容となり、論文式試験直前期の学習法についての話でした。

『書いているうちにノッてきてしまって、書きすぎてしまいました。』
と立原さんが話していましたので、次回もご期待を。


チューターの立原さん、清水さんは3・4月から勤務開始したばかりですので、是非皆様ご活用いただければと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?