調剤室の化学
こんにちは。はなたあさかです。
私は調剤薬局に勤めて2年目になります。
※その前に医薬品開発業界に勤めていたことがあります。
このnoteを始めた理由の一つに、薬局や薬剤師の仕事について知ってもらいたいという気持ちがあります。
薬剤師といえば少し前に病院薬剤師をテーマにした石原さとみさん主演のドラマ「アンサングシンデレラ」が話題を呼びましたね。
あのドラマ(もしくは原作漫画)で薬剤師の医療者としての役割を知った方も少なくないかもしれません。
でも皆知ってる?薬剤師って化学者でもあるんだよ(笑)
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薬は化学の結晶です。
ウン千年前から使われていた漢方薬のように、動植物の一部を利用している例もありますが、薬の多くは化学的に合成された物です。
また成分だけではなく、数々の添加物を加えて出来た「製剤」にも化学の側面は現れます。
そこに物理学や生物学の知識が組み合わされてできているのが薬学という学問なんです。
でもこういう話をすると
「でも、それって薬を作る側の話でしょ?臨床現場の薬剤師って化学関係なくない?」
って思う方がきっといらっしゃると思うんですよね。。。
そういう方々に声を大にして伝えたいのです。
「そんなことないよ!臨床現場でも化学的な知見は役立つんだよ!」
ということを。
そこで、国家試験を経て一応は紛いなりにも化学を勉強した、ギリギリ化学者の端くれな薬剤師、はなたあさかが、臨床現場で出会う化学現象について紹介していく記事を不定期で書いていきたいと思います。
名付けて「調剤室の化学(chemistry)」
薬剤師と研究者で迷ってるけど、薬学部って何するのかイマイチわからないという高校生も
必死に勉強した化学の知識が、臨床ではそんなに役に立たないと思ってる薬学生も
化学に興味があるっていう大人も、子供も
是非一度読んでいただければ幸いです。
楽しんで読んでもらえるように頑張って書きますので、どうぞよろしくお願い致します。
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