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「引き算思考」の隠れキャラ〜「リスク」が日本人がニガテな理由。

こんにちは。はたらく女性のかていきょうし タブタカヒロです。

令和2年 2020年2月12日発売の著書「かてきょ式わくわく思考せんりゃく。」のスピンオフ記事。今回のテーマは。。。「引き算思考」♪

モノゴトのダイジな本質を見抜く引き算思考。そのお作法は本書でご紹介していますが…ココではスピンオフ企画ということで、本書で紹介できなかった引き算思考の隠れキャラ的お作法をご紹介します♪

引き算思考?隠れキャラ?

わくわく思考せんりゃく。で紹介してる、この世に3つしかない思考のひとつ、

引き算思考 〜 余計なことはとっぱらってダイジな本質を見抜く思考。じゃぁ本質ってどうやって見抜くの?を「5つの視点」というお作法で紹介しています。。。が実は、引き算思考には6つ目の視点が、本当はあるんデス。それが隠れキャラ。本書でもサラリと紹介していますが。。それは

リスク。本質を見抜くなかで、自然と見つかる6つ目の視点。スピンオフにうってつけの存在です(笑)

ところで、リスクってナニ

って思いますよね。リスクの定義はあるんですが、知ってるフリしてこう言う人もいます。

・ 「危険」。身の危険、物騒なとこ歩くとリスク(危険)。みたいな。
・ 「失敗の可能性」。その選択はリスキー(うまくいかない)んじゃない?的な

うーん、辞書的には合っていますが…ようするに「常識的にヤメトキナヨ」というカタイ頭で考えた「立ち入り禁止区域」でしかない感じ。お仕事で、とくに本質見抜く引き算思考ではリスクちがった定義です。それは

今は起きてないけど、実際に起きちゃったら困るコト です。

じゃぁリスク管理って?

物騒なとこ歩くのがリスクじゃなくて、物騒なとこ歩いて事故に遭うかもしれない。。のがリスク。ざっくり失敗する可能性が高いのがリスクじゃなくて、承認が取れない・必要な人材が集められない・品質がうまくいかない…という致命的なコトが起きちゃうかもというのがリスク。

危険と、起きたら困るコト。だいぶ違いますよね。じつはリスク管理とは。。

〜という危険があるから、禁止。じゃなくて
〜というコトが起きるかもしれないから、どう対策をうつ?

のが、リスク管理なんです。

日本人はリスクを既読スルー?

〜は危ないから、禁止。こういう思考って割と日本シャカイでよく見かける気がします。そして〜というコトが起きるかも?というホントのリスクには「起きるわけない」と見て見ぬふリしがち。

日本はリスクを管理せず、既読スルー。リスク管理がニガテなんです。

その理由は。。おそらく3つあるんだろうな。。という気がします。

① 地理的に恵まれている。
海に囲まれて自然が豊か。地政学的リスクがそもそもすくない。

② 規律があって清潔・安全・安心しかも裕福。
外国から日本に帰ると身に染みますが、日本ってホントイイ国と感動するくらい治安・疫病のリスクが低いし、経済的にも安定。

③ みんなと同じ!が美徳。
ムラ社会の延長でみんなと同じ行動をとると安心。みんなと違う行動をとると不安。だから人とちがう結果(失敗)を恐れる。

なので、そもそも起きると困るコト(リスク)が起きる可能性が低く、しかも失敗がキライなので良くないコトにはフタをしたい。。よし既読スルーしよう!となっちゃうワケです。

だからリスクが起きるとすべてが「想定外」。事前の対応が足りずに、よくない結果が起きたり、パニックになったり。。となりがち。

リスクを既読スルーしないためには?

リスク管理のお作法もあるのですが、ココではあまり細かいことは省いて。。。リスクを既読スルーしないためのお作法を、お伝えします。それは

失敗を、肯定する。

失敗したらどうしよう、ヨクないコトが起きるのヤダ・起きるわけナイって思考パターンだとどうしてもリスクにフタしちゃいます。学習論などでは失敗は学習のキッカケと言われています。

失敗する、エラーが起きる。そんな時にしか得られない気づきが大きな成長につながる…みたいな「失敗から学習する」思考パターンに切り替えると、起きたら困ること(リスク)を考えるコトもわくわくしちゃいます。

冒険の匂いがする んです。冒険をわくわくしたカタチで終わらせるには。。。事前の対応をとりますよね。だから自然と真のリスク管理をするようになる。

じつはリスクって、失敗にわくわくを感じれるかどうか?によって大きく役割が変わる、禁断の果実魔性の存在。なのかもしれませんね♪




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