「足し算思考」がザンネンな理由 one more thing
こんにちは。はたらく女性のかていきょうしのタブタカヒロです。
令和2年 2020年2月12日発売の著書「かてきょ式わくわく思考せんりゃく。」のスピンオフ記事。先日書いた「足し算思考」がザンネンな理由について、実は。。。one more thingがあります。
足し算思考が足し上げるモノとは?
先日の記事で「積み上げ式」の足し算思考がイケテナイのは、積み上げるモノがそもそもイケテナイからとご紹介しました。具体的には3つです。
① スコア (先日の記事でご紹介)
② 成功事例
③ できない理由
今回は。。。スコア(周りと比較して優位に立ちたい点数主義)以外の②成功事例と③できない理由についてご説明します。
なぜ成功事例とできない理由を一緒に説明するかというと。。。実はこの2つ、切っても切れない共通点があるからです。
成功事例とできない理由の共通点とは?
成功事例とできない理由を積み重ねる?コレ、実は足し算思考が「あるコト」をのために使う要素という共通点があります。それは
意思決定。新しいアイデアやこころみをやるかどうか、決断するとき。足し算思考は、決断の材料として成功事例とできない理由を足し上げて計算してます。こういう風に。
・成功事例→あればあるほどポイントアップして意思決定がYESに傾く
・できない理由→思いつけば思いつくほどポイントダウン。意思決定がNOに傾く
成功事例は「プラス」の意思決定材料、できない理由は「マイナス」の意思決定材料。つまり「プラスとマイナス」というオモテウラの関係で、どちらも意思決定の材料という同じ要素のことなんです。
わくわく思考と足し算思考の決定的なちがい
この意思決定における足し算思考の思考回路、わくわく思考とまったく異なります。両者の間に、新しいアイデアやチャレンジに対する反応が真逆になる程の「溝」があるんです。
例えば、新しいアイデアの提案を受けたとき。足し算思考はこんな質問します。
「ヨソ(他社)もやってますか?」「成功事例はありますか?」
成功事例があればあるほど安心してGOサインを出す思考法だから。
一方、わくわく思考の持ち主は違う質問をします。
「ヨソはやってませんよね?」「ウチが初めてですか?」
常識くつがえすやり方でゲームチェンジしたい。コレがわくわく思考の思考回路。
できない理由の理由
そもそも積み上げ式の足し算思考は「常識から外れるコト」がキライ。
だから今までにないアイデア、常識くつがえすアイデアに対して足し算思考がはじき出すのは。。。「できない理由」。常識的な観点から「できるわけない」理由を挙げ出すのが得意。
逆にわくわく思考は常識をくつがえすアイデアに対して「それをやるとどんなイイコト(意味や価値のこと)があるか?」を考える。イイコトがあればぜひ実現すべき♪とわくわく思考が発動しちゃうわけです。
名言フェチのボクとしてはこの一言を思い出します
一見して馬鹿げていないアイデアは、見込みがない
〜 アルバート・アインシュタイン
成功事例(+)と新しいアイデアのできない理由(-)の足し算とは、常識の積み重ね。足し算思考が馬鹿にしないアイデアは常識の枠に収まったイケテナイアイデア。もっと常識の枠超えて、足し算思考が笑って否定する様なアイデアを生むのがわくわく思考だって、かの天才科学者も訴えてたんですね。
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