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JPCA2023参加にあたって

お久しぶりです。

以前記事を書いた時からまたかなりの月日が経ってしまいました…。

考えていること綴りたいことはあるのですが、また次の機会に。
と言っているといつまでも投稿しなさそうな気がするのですが、とりあえずは今残っている下書きをいずれ公開することをここに宣言します。

怒涛の2年生も終わり、春から3年生になりました。
今日は耳鼻咽喉科と眼科の試験が終わって、月曜日に血液内科の試験が待っています。早く現実に戻って血液の勉強しないと……なのですが、この記事を書き終えるまではもう少しだけ息抜きタイムということで。

臨床医学は学びの先に人の営みを実感できるので、学んでいてとても楽しいです。

今回は、今日から3日間、愛知で開催される「JPCA2023」について。
日本プライマリケア連合学会が主催しているもので、様々な地域の総合診療科の先生方が集まって、色んなイベントが行われます。

僻地医療循環に行った昨年の7月以降、自分なりに総合診療について学びたいと、オンライン上ではあったものの、学習の機会を見つけては顔を出していました。

地域医療に携わりたいとは思ったものの、どの地域で携わるのかについてはまだ模索中です。なるべく様々な地域の総診の先生方のお話を伺いたいと、出来る限り自分の大学からは離れたところのイベントなどを探していました。

参加したイベントの一つはこちら!

「病院総合診療医」
そのような働き方があるのかと、当時驚いたのを覚えています。
どのような日々を送られているのか、また日本の地域医療のみならず、国際医療にも関心があるので、そのことについても教えて頂きました。

お話して下さった先生方の大学病院の総合診療科は、まだできて1年ほどの、まさにこれから開拓を進めていく過程にあります。
一方自分の所属する大学の総合診療科は、大学開学当時からの歴史をもつ総合診療科です。きっとどちらにも、どちらからしか得られない学びや視点があると思います。

日本の地域医療にも携わりたいが、国際医療への関心も捨てがたい。
けれど、国境なき医師団の募集要項を見てもお分かりいただけるように、途上国医療という観点から国際医療に携わりたい身としては、国際医療では、日本の地域医療よりもずっと専門性が求められているように感じます。
実際に国境なき医師団で募集されている医師は、麻酔科医や小児科医、産婦人科医などが主です。

日本の地域医療と途上国医療。一見かけ離れた2つの分野に関心のある自分。3年生の1年間は、このどちらの可能性も出来る限り模索する1年にしたい、と目標を掲げました。

3年生が始まって慌ただしくも充実した日々を過ごしていたある時、ふと思い立ったことがありました。
それは、「総合診療は途上国において実現しうるのか。」ということです。
以前のノートでも綴りましたが、地域医療というのは医療の効率の良さという観点からは、必ずしも優れているとは言い難いものです。

では、地域医療は、総合診療は、この世界で富あるものだけに示された医療のあり方なのか。結局限られたものしか総合診療の恵みを享受できないのか。

今の私は、そうではないと信じたい、と考えています。
ということで今後しばらくの自分の目標は、「途上国における総合診療の実現」です。

JPCA2023。私は明日の午後に新幹線に乗り、現地へと向かいます。
オンライン上でお会いした先生方と、実際にお会いすることが出来たら良いな。自分と同じように総診を志す学生や、若手の先生方のお話を伺えたら良いな。とにかく、今の自分にないありとあらゆるものを吸収する2日間にできたら、と思います。

血液内科の勉強の進捗が不安になってきたのでこのあたりで。
良い学びの時となりますように。