辞めようが続けようがモヤモヤは続く。抜け出すには、成功するまで続けるしか無い。│ジョン・ロックの『人間知性論』を卓球にフル活用しよう!⑱
第二巻 観念について
第二一章 力能について
意志を決定するものは、(中略)人間が現在置かれているある落ちつかなさなのである。これが、意志を次々に決定して、私たちにその営む行動をさせるものである。
人は、現状に落ち着けなくなったときに、決断をします。
「このままじゃダメだ!」
と、現状維持を打開したくなれば、新しい練習に取り組み始めます。
「なかなか上手くいかない…」
と、試行錯誤の現状が苦しくなったときは、それでも成功を信じて続けるか、それとも諦めるか、2択を迫られます。
この2択が、非常に重要なわけです。
成功を信じて続ければ、いずれできるようになります。
ひとつレベルの上がった自分になります。
そして、レベルの上がった自分に慣れてきたとき、
「このままじゃダメだ!」
と、再び現状維持を打開したくなり、更なるレベルアップを目指します。
一方、諦めた場合、現状維持に戻ります。
現状に落ち着き、一旦はホッとします。
しかし、そもそも現状維持を打開したくて、一度は新たなチャレンジをしていたわけです。
すぐにまた、現状が嫌になります。
そして改めて、新しいことに取り組み、
「なかなか上手くいかない…」
と、試行錯誤の現状に苦しくなります。
このように、諦めない人はどんどんレベルアップし、諦める人は同じところをぐるぐると回り続けます。
諦めることで一旦は苦しみから開放されますが、すぐにまた同じ苦しみに襲われます。
だったらもう、諦めることを諦めて、頑張り続けた方が良いでしょう。
⑰これまでの観察を基に、次のボールを予測することができる。
⑲夢見るだけでなく、現状の不満を自覚しないと、高みを目指すことはできない。
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