必要なのは、「回転を見極めること」以前に、「見極めた上でどう打つか」を知ることです。│『韓非子』を卓球にフル活用しよう!⑤
説難 第十二
真実を知ることが難しいのではなくて、知ったことにどう対応するかが難しいのである。
卓球は、レシーブが一番難しいと思います。
なぜなら、卓球はサーブが一番いろいろな回転が来るからです。
「サーブの回転が見極められない…」
と悩んでいる人は多いと思います。
しかし、そもそもそう言う人は、回転が分かっていればちゃんと返せるのでしょうか?
僕は、そもそもそれができていない人が多いように感じます。
横下回転のサーブが来たら、ツッツキで返すのが無難です。
しかし、普段の下回転に対するツッツキと同じ打ち方をすれば、サーブの横回転を食らってオーバーミスをします。
横下回転に対しては、それに見合ったツッツキをしなければなりません。
そこに気づかずに、普段通りのツッツキをして、オーバーミスをして、
「横上だったか!」
と勘違いをする。
こんなことでは、レシーブが上手くなるはずがないのです。
なのでまずは、回転が分かっている状態で、しっかり返せるようになってください。
横下回転に対するツッツキを覚えてください。
逆横下回転に対するツッツキを覚えてください。
横上も同様です。
フォアもバックもです。
また、横回転のサーブは、回転の影響でレシーブがバック側に返りやすくなります。
そこを、フォア側にもレシーブできるようになってください。
同様に、逆横回転のサーブは、回転の影響でレシーブがフォア側に返りやすくなります。
そこを、バック側にもレシーブできるようになってください。
こうしてまずは、
「回転が分かっていれば返せる!」
という状態になってください。
この状態に達することで、
「回転を見極める」
という難題に対峙することができます。
④試合では、下手なのを反省するのではなく、下手なのに上手くやろうとしたことを反省しましょう。
⑥自分ルールを持たないと、卓球が荒廃していってしまいます。
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