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私にとっての反抗期

 先週灯台編集部さんからプレゼントに当たりましたよと手紙がきた。僕は購読をやめようと思っていたのだけど嬉しくてOさんと話したくなった。灯台編集部に電話するとOさんは仕事で不在だった。そこから少し考えて灯台さん用の記事を書こうと思い今書いているのである。それでは私の反抗期を描く。

 僕の反抗期の理由をハッと思いつくのは妹の言葉、何度も同じことをしたくない。僕も人と同じことをしたくない気持ちが強かった。
 中学生活で勉強をしたくないので自由に過ごす、授業が嫌になる。音楽の時間に歌が歌いたくない。まじめに取り組まないので成績が落ちてくる、そのことを親に言いたくないので反発すると反抗期じゃねと親に言われる。

 具体的には通知表を親に見せて印鑑をもらわなければいけなかったのに成績が下がった事を親に知られたくなくて自分で印鑑を押して学校に通知表を提出した。父親はかんかんに怒って僕を叱りつけた。父親に怒られた僕は悔しくて涙を流しながら塾にいった覚えがある。

 反抗期といっても中学の頃は頭の中が大人ではなくて幼い、明日が無事にすごせればいいやというもので、明日は明日の風が吹くだった。現実を深く考えずに単純で素直だった。嘉川は環境が農業で本当に静かなところだった。今も嘉川が好きで他の県には行きたくない。山に囲まれ自然の中にいる事が好きである。ずっとここにいて穏やかに暮らしたい。

 反抗というのは自分の嫌だという想いが表現されたものと考えるので今まで嫌なことはたくさんあって、たくさん反抗してきた。勉強や人間関係、仕事にも反発した。50才になっても働くことが嫌なので私にとっての反抗期が続いているのかもしれない。でも僕は幸せである。自分の意見を言える場所もあるし読んでくれる人もいる。

 反抗期はいきすぎると他人に迷惑をかけるけど未来をかえる力にもなると思う。殻をやぶって自分を成長させる一つの方法でもある。でも50才になって人に反発するのも悲しいし寂しい。働くことが嫌っていう思いが人と繋いでくれれば嬉しい。人と繋がることが幸せに生きること。

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