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活動報告会2024を実施しました!


7月4日、年に一度の活動報告会をオンラインで開催し、100人以上のTABLE FOR TWO(TFT)ご参加企業担当者の皆さんにご参加頂きました。

        TABLE FOR TWO 2024 活動報告会 
日時:2024年7月4日(木) 14:30~16:00
・開会のご挨拶
・活動報告  タンザニア視察のご報告
・国内活動報告と2024年の取り組み紹介
・TABLE FOR TWO USAの活動報告
・TABLE FOR TWOアワード作品紹介
企業の事例発表とパネルでディスカッション
・デロイト トーマツ グループ合同会社
 Growth & Brand Marketing CSR Team  濱野真理子様
・日本ガイシ株式会社 総務部社会貢献グループ  田崎八重子様 
・日本ガイシ株式会社 総務部総務グループ 知多総務  鯉江紀子様
・ミツバ健康保険組合 岩舘有華様
・質疑応答
・閉会の挨拶

支援先のご報告(タンザニア)
まず、TABLE FOR TWOの支援先の一つである、ザンジバル諸島(タンザニア)での給食支援の様子を動画と写真を交えながらお伝えしました。TFTが支援する東アフリカではおよそ3~4人に1人が飢餓状況にあり依然として地域格差が大きいこと、また農村部におけるインフラ改善の重要性についても説明しました。ザンジバルでは、学校給食による波及効果を高く評価した教育省が、給食の拡大を目指しています。 そのため、10年前は全額TABLE FOR TWOによる支援で給食を提供していましたが、現在は現地政府からの支援比率を段階的に上げていて、将来的には現地政府の資金のみで給食を提供することを目指しています。
また、地元の農家に技術指導をし、栽培した野菜を買い取って給食の食材にするという取り組みも行っています。 この仕組みを成り立たせるには、学校、農家、保護者の連携と協力が不可欠です。学校給食が提供されることによって、子どもたちの健康状態が改善されるだけでなく、教育会、更に地域住民の雇用機会創出にもつながっていることをご報告しました。

国内活動報告
2023年はコロナ禍の影響が落ち着き出社率の上昇という背景を受け、TFTメニューを取り入れた社員食堂の復活と新規のご参加によって、一時落ち込んだ年間の支援食数がコロナ前の水準に戻り、過去最多となったことを報告しました。TFTメニューを導入していただいている社員食堂を訪問する「社食ツアー」の開催、TFT参加企業各社様におけるTFTの周知、エシカルと掛け合わせたメニューやイベント、健康経営と関連付けた活動など、想いの詰まった各社様の様々な施策をご紹介させていただきました。
 
また、今年10回目を迎える「おにぎりアクション」についてもご紹介しました。「おにぎりアクション」は、おにぎりの画像を特設サイトやSNSに投稿することで、誰もが給食支援ができるソーシャルアクションです。昨年は投稿数、支援給食数、参加国数は過去最高となりました。ご協賛いただいている企業の皆様からも告知をいただくなど、積極的にご支援いただいたことをご報告しました。

TFT-USAの活動報告
TABLE FOR TWO USAからの報告では、給食支援や和食を中心とした食育活動「和食育」などについてお話しました。
昨年の「おにぎりアクション」では、ついにアメリカ合衆国全50州から投稿が寄せられ、その認知と参加度の拡大が見られました。おにぎりアクションへの参加を後押しするキットの適用などで、多くの学校がおにぎりアクションに参加し、支援の輪が広がったことにも触れました。

事例発表とパネルディスカッション
事例発表では、TFT参加企業を代表して、デロイト トーマツ グループ様、日本ガイシ様、ミツバ健康保険組合様にご登壇いただき、各社の取り組みについてご紹介いただきました。
 
日本ガイシ様からは、食堂内でのTFT PRビデオ放映や、社員アンバサダーが登場するオリジナルのテーブルPOPを設置いただくなどの社内における周知の工夫などについてご紹介いただきました。またヘルシーメニューの味の改善にも継続的に取り組んでおられ、その結果安定した喫食数と寄付率につながっていることをご説明いただきました。
        
デロイト トーマツ グループ様からは、歩数に応じて寄付につながる社内でのウォーキングキャンペーンについてご共有いただきました。コロナ禍で出社機会が減った時期に、社職員の心身の健康と社会課題解決への貢献の両方につながる企画として考案されたウォーキングイベント。1日8000歩達成者にオリジナルグッズをプレゼントするなど、参加者のモチベーションを上げる工夫についてもお話しいただきました。
 
ミツバ健康保険組合様からは、社会貢献ウォーキングラリーについてご紹介いただきました。目標を達成した社員に健康活動インセンティブポイントを贈呈するなどの工夫により、ウォーキング参加者と目標達成者の双方が継続的に増えているという結果をご共有いただきました。ウォーキングラリーが職場の話題になったり、チームで団結して取り組むなど、社内にポジティブなインパクトがあったこともお伝えいただきました。


パネルディスカッションでは、社内での周知方法、参加者数を維持するための具体的な施策、各社成功に導いた鍵となる社会的背景や企業理念などについて意見を交わしました。アンケートでは「具体的な取り組み事例が知れて参考になった」「各社の工夫が聞けてとても良かった」「寄付金がどのように使われているのか、現地の子どもたちの写真を見ながら実感できた」などの嬉しいお声をいただきました。参加してくださった皆様、どうもありがとうございました!
TFTは多くの皆様の支えがあってこそ活動を継続することができています。活動報告会で改めて感じた感謝の想いを胸に、今後も世界の肥満と飢餓の解決に取り組んでまいります。 

月500円のご寄付で、子ども1人に1ヵ月分の学校給食を届けることのできる「マンスリーサポートプログラム」もぜひご検討いただけますと嬉しいです。 http://jp.tablefor2.org/donate/ (TABLE FOR TWOは寄付金控除の対象です)