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頑張り過ぎちゃう方へ

ハタ・ヨーガ

一般的には
ポーズをするヨガのことを
ハタ・ヨーガと言います。

そこから派生して
いろんな名前が付けられ
たくさんの流派に枝分かれしているように見えますが
基本的にヨガマットの上でポーズをしているのは
全部ハタ・ヨーガという流派です。

ハタとは「力」という意味がありますが
もっと分解すると
「ハ」は陽エネルギー
「タ」は陰エネルギー
と解釈されています。

つまり
ハタが意味する「力」とは
強すぎず弱すぎず
ちょうど良い力加減
のことを指しているのです。

ハ=陽
タ=陰
ハタ=陽と陰のバランスが取れた状態

それを練習するのがヨガのポーズであり
それらを総合してハタ・ヨーガと言います。



頑張り過ぎは長所

ヨガをしに来る人は
普段仕事や家庭や人間関係において
頑張り過ぎている人が多いです。

その中の半分くらいの人は
頑張り過ぎている自分に気がついていて
それを改善するためにヨガに来ています。

・・・これ、なんかおかしくないですか?

よく考えてみてください。
頑張りすぎるって最高の長所ですよ。

頑張ること自体が素晴らしいのに
それよりも更にもっと頑張れるということですから
これは褒め称えられるべきことです。

なのになぜか
それが自分の短所であるかのように認識していて
治さなきゃいけない悪い癖のような扱いをしているように感じます。

一度整理しましょう。

頑張り過ぎること自体が悪いことなのではなく
頑張りすぎた結果、身体を壊してしまうことが良くない
ということなのです。

「ハタ」が意味する
陽と陰バランスが取れたちょうど良い頑張り具合を知るためには
現状を応諾することが大切です。

頑張り過ぎることを
自分の長所として応諾するからこそ
「これだけ頑張っているんだから、じゃあちょっと休もうか」となります。

逆に
頑張り過ぎている自分はダメだと思うから
また違うところでその不足分を補おうとしてしまいます。

その結果
また頑張り過ぎてしまう
というサイクルなのです。



頑張ることは尊いこと

頑張り過ぎるということは
それだけ熱を生み出す対象がそこにあるという
恵まれている証拠です。

頑張り過ぎて自分を苦しめてしまうのは良くないですが
そうならないためにも
まずは頑張りすぎる自分を認めてあげましょう。

それが出来ると
努力を努力と思わない
もう一つ上のステップへ進むことができます。

それは息をするように
当たり前に努力ができる境地です。

最初に言った「ハタ・ヨーガ」とは
ポーズや呼吸を通して
こういった精神を教えてくれているのです。

おわり

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