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梵我一如とは

ヨガ哲学の大元である
ウパニシャッドという経典は
「Tat Tvam Asi(あなたはそれだ)」と
教えています。

どういう意味かと言うと
「自分はそれで、それは自分だ」という
この世の全ての真理は
一つであるということを説く教えです。

「梵我一如」という言葉なら
聞いたことがある方もいらっしゃると思いますが
それのことです。

これは
頭で理解する学問ではなく
魂に響く打撃のようなものであり
理屈を超えたレベルで感得するものなのです。

感得とは
「わかる」と「感じる」を
かけ算したようなものです。

全ての細胞レベルで
吸収してしまうような感覚です。

この感覚を味わうためには
ヨガ哲学の勉強ではなく
まずはアーサナの練習が必要です。

例えば
禅の世界では
その教えを感得するために
柔道、剣道、書道、華道、茶道などといった
「道」とつく学びが生まれました。

ヨガも一緒です。
ウパニシャッドのような複雑な教えを感得するために
アーサナやプラーナーヤーマといった
肉体を使った技法が体系化されました。

つまり
感得するセンサーを磨くために
まずはアーサナやプラーナーヤーマといった技術を用いて
自分の身体を知るということから始めることが
重要だということなのですね。

ヨガ哲学は難しい
と感じた方は
一旦テキストを置いて
アーサナをしましょう。

おわり

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