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子育てママにおすすめの瞑想

瞑想とは

瞑想は「静慮(じょうりょ)」と言われます。
読んで字のごとく
静かに思慮するという意味です。

無念無想で座を組んで座るだけでは
瞑想(静慮)にはなりません。
一方で
ただ思慮しているだけでも
それはただの考えごとに過ぎません。

瞑想(静慮)とは
「自身が考えていることに気づくこと」なのです。

「自分」と「自分の心」が
近ければ近いほどピントが合わずに
「自分の心」がよく見えません。

逆に「自分」と「自分の心」を引き離して
客観的に
考えていることを観ることで
自分自身の整理整頓が出来るのです。


子育てママ限定講座

ちょっと話が変わりますが
現在ウチ(イナムラキャビンヨガスクール)では
子育てママ限定の
全米ヨガアライアンス認定講座を実施しています。

受講生は全員小さな子供を持つママで
しかも子連れで参加OKの講座です。
普通に考えれば
あらゆる制限がある中での講座となるわけなのですが
やはりママたちはすごいです。

カリキュラムの前半の方から
早速クラスを実施してもらうような
アウトプットの課題をいくつも設けているのですが
そのクラスのクオリティが圧倒的に高いのです!

小さなお子さんがいらっしゃる方であれば
よくご存知だと思いますが
ママは
家でヨガをする時間なんて本当にありません。

1日中家事・育児をして
子供が寝たときにしかそのチャンスはないのだけれど
寝たときにしかできない家事もあるし
そもそも1日中働いていたら疲労困憊で
子供と一緒に寝落ちしてしまいます。

ある生徒さんが言っていましたが
「子供が寝た隙にヨガをしようとするのだけど、子供が起きてきそうでヒヤヒヤしながらヨガするので、結果集中出来ない」
なんてこともあります。

とにかく
いろんな制限が掛かっている状況なのにも関わらず
受講生のママたちは
それぞれの立場で
最大限の努力をしています。


3つのタパス

そんな子育てママ講座では
「今行っている3つのタパスは何?」
というテーマの瞑想(静慮)を行うことがあります。

タパスとは「努力」のこと
そして
「努力している自分を認識すること」
を指します。

なので
この瞑想(静慮)は
今努力していることを3つ探すという実習です。

ちなみに
この瞑想(静慮)のポイントは
「3つ」という数です。
例えばこれが「1つ」となると
真っ先に「育児」とい二文字が頭の中に浮かんで
はい終了!
となりやすいです。

そうなってしまうと
最初に話したような
瞑想(静慮)の醍醐味である
「自身が考えていることに気づく」という作業が
とても荒っぽいものになってしまいます。

しかし
これを3つ挙げてくださいとお題を出すことで
「育児の中で特に何を3つ頑張っているのか?」
というミクロな深まりにも繋がりますし
「あ、育児以外にもあれを頑張ってるわ!」
といったようなマクロな広がりにも繋がります。

そして何よりも
タパスの本質は「努力している自分を認識する」という作業です。

私はこれを頑張っている
私はこれを頑張っている
私はこれを頑張っている

と3つの項目で頑張っている自分を再確認することで
自分に対するジャッジが肯定的な優しいものとなります。

子育てママに限らず
忙しくて自分の時間がとれない人であればあるほど
「努力している自分を認識する」という作業は重要です。

自分が今何を努力しているかを
上手に把握出来ていないと
「私は何も頑張っていないダメな人間だ」と
心の深いところで否定的な認識してしまいます。

その結果
どれだけアクセルを踏み続けて頑張ったとしても
そこに対する充実感や満足感が得られず
更にアクセルを踏み続けて空回りをしてしまうのです。

しかも
こういった厳しいジャッジは
自分のみならず他人にも向けられてしまいます。

この世は合わせ鏡です。
自分の価値感でこの世を観ています。
自分で自分に牙をむくと
それは他人も牙をむくことにもなりやすいのです。

ということで
あなたが今行っている3つのタパスは何ですか?

静かに座り
目を閉じて
3分だけでも自分に問いかける時間を作ってみては
いかがでしょうか。

おわり

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