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プロ意識を手放す

ヨガではよく
「こだわりを手放しましょう」
なんて言われます。

確かに
「こうじゃなきゃいけない」
「こうあるべきである」
といったこだわりを持っていると
それに反する出来事が起こったとき
怒ったり悲しんだり苦しんだりしてしまいますよね。

それを考えたら
やはり穏やかな心を維持するためには
こだわりが少ない方が良さそうです。

しかし
「こだわり」は
「プロ意識」と
言い換えることができます。

スポーツ選手であれば
勝つことにこだわり
トレーニング内容や
食事や
身につけるモノまで
全生活に対して
こだわりを持っているように見えます。

お勤めの方であれば
自分の職務を全うし
会社のためや
取引先やお客さんのためになるようにと
様々なこだわりをもって
働いている方もいらっしゃるでしょう。

子育て真っ只中のママたちは
少しでも子供のためになればと
食べさせるものにこだわり
遊ばせる環境や
通わせる幼稚園や学校なんかも
こだわりぬいて決めているかもしれませんね。

こういったプロ意識のようなこだわりも
手放さなくてはいけないのでしょうか?


・・・


ヨガでは
「こだわり」などの心の動きは
3つのジャンルに分けられると考えられています。
なので
良いこだわりか/悪いこだわりか
手放すべきこだわりか/手放さなくてもいいこだわりか
という軸で考えるのではなく
この3つのジャンルに当てはめて考えることを
おすすめします。



①善性(サットヴァ)
優しさ、寛容、正直、良い悪い、悲しみ喜び、好き嫌いといった二極の対立に心が揺れない性質がある。
②動性(ラジャス)
うぬぼれ、自慢、怒り、臆病、利己的で、好き嫌いに強く影響を受ける。いつも忙しくしていたいといった性質がある。
③暗性(タマス)
悲しみ、無智、愚かさ、眠気、肉体的活動を避ける性質がある。


苦悩に繋がりやすいこだわりは
この3つジャンルのうち
②動性(ラジャス)か
③暗性(タマス)の
どちらかが優位になっている
と考えられています。

なので
「このこだわりは②動性かな?③暗性かな?」
と分析し
認識し
出来るだけ①善性(サットヴァ)な状態へと
心をコントロールをすることが重要だと
ヨガでは考えられています。

そうすることで
余分なこだわりは
自然と消滅していきます。

今のあなたの生活に必要な
プロ意識は
残ると思いますが
ヨガを実践していくと
その今の生活や価値感そのものが変わっていくので
きっと最後の最後では
そのプロ意識というこだわりも
良い意味で
手放すことが出来るかもしれませんね。

おわり

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