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非暴力へ導く客観視法

アヒンサー

非暴力は
サンスクリットで「アヒンサー」と言います。
「ア」は否定の意味があるので
これをとると
「ヒンサー」となり
暴力を意味します。

暴力的行動はもちろんNGですが
暴力的思考も
出来ることなら抱きたくないものですよね。

これはどんな善人だろうと
どんな悪人と呼ばれる人だろうと
みんな一緒です。
みんな暴力なんかしたくてしているわけじゃないんです。

ではなんで暴力が起こるのか?

もちろん理由は多種多様ですし
何をもって暴力なのか?という定義の問題もありますが
簡単に言うと
「ボタンの掛け違い」
ということなのだと思います。

自分は上から下まで
ちゃんとボタンを留めている気になっているけれど
現実は
自分の想いとは違い
ボタンが1コずつずれている。

つまり
「自分の想い」と
「行動」と
「結果」が
リンクしていないという
いわばちょっとした事故のようなものです。

その事故が原因で暴力に繋がるです。



鏡を見ないと気がつかない


なので
暴力(ヒンサー)を
非暴力(アヒンサー)に変えるために
まず必要なのは
ボタンを掛け違っていることに気がつくことです。

そのためには
鏡で自分の姿を観る必要がありますよね。
つまり自分を『客観視』するということです。

客観視とは
他者の目になって自分を観る
ということです。

一旦外から自分を観ることで
ボタンの掛け違い的な
ちょっとした感覚のズレに気がつくことが出来るのです。

最初に言ったように
暴力的行動や暴力的思考を
好んでやっている人はいません。

一つボタンを掛け違えてしまった結果
次もズレて
またその次もズレて
そうしていくうちに
「自分の想い」と
「行動」と
「結果」の
つじつまがどんどん合わなくなってしまい
それが暴力に繋がる。

だからこそ
鏡で自分を観るかの如く
他者の目になって自分を観るという
客観視が有効的なのです。



非暴力へ導く客観視法

例えば
対人関係で暴力的な思考が芽生えたら
一旦相手の立場になって
『相手の目』で自分を客観視します。

例えば
過去の出来事に対して暴力的な思考が芽生えたら
『今の自分の目』で過去の自分を客観視します。

例えば
行き場のない漠然とした暴力的思考が芽生えたら
『大いなる宇宙の目』で全ての出来事を客観視します。

このように
その時の状況に合わせて
いろんな目を使いわけられると
それが非暴力に繋がり
ヨガの学びを促進させます。

おわり

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