見出し画像

喜怒哀楽のコントロール法(後編)

前編では、喜怒哀楽といった感情は生きる上で必要なサインとして湧き出てくるものだから、無理矢理抑えつけるのではなく、一旦は認めてあげましょう、というお話をしました。今回は、感情を受け入れた後に出てくる課題とその対処法についてを書きました。

一旦認めた感情を取捨選択をする

ひとまず湧き出てくる感情を
受け入れることは大事ですが
それだけをしていると
節度がなくなってしまい
不必要な感情まで呼び起こしてしまうことがあります。


例えば
「お腹が空いたから食べたい」という感情の度が過ぎると
「美味しいものをたくさん食べたい」となるし

「疲れたから休みたい」の度が過ぎると
「何もやりたくない」となります。

自分の感情を受け入れるのは大事ですが
それを受け入れるだけではなく
正しく線引きをして
必要な感情とそうでない感情とを
取捨選択する必要があります。

このあたりの線引きは
人によっても違うし
そのときの状況によって違ったりしますよね。
とても難しい問題です。


ヨガはバランス

だからこそ
ヨガを練習して
そのバランス力を身につけていくのです。

ヨガのポーズや呼吸や瞑想を正しく行っていくと
「筋力と柔軟性」
「強さと優しさ」
「規則と自由」
「自分と他人」
といったような
様々なバランス感覚が養われていきます。

その結果
自分の感情を
主観と客観の両方のバランスで
見ることが出来るようになります。
そうなると
必要な感情とそうでない感情との間に
上手に線を引けるようになり
喜怒哀楽のコントロール力が上がっていくのです。

まとめ

前編の例えのように
SNSに批判的なコメントを書かれて
怒りの感情が芽生えたとしたら
まずはその湧き出た感情を
一旦受け入れることが大切です。

「こんなことで怒っちゃダメだ」とか
「自分の器が小さいからだ」といったように
最初から自己否定に走ると
冷静さを失い
ネガティブ寄りな判断をしてしまいがちです。

そうではなく
怒りが芽生えたなら
「そりゃ怒るよね」とか
「誰だって怒るよ」といったような
感情の肯定をすると
怒りのピークからは一つ降りることができると思います。

そうすると
冷静さを持ちながら
自分をうまくコントロールする方向へと
感情を誘導出来ると思います。

やり方はこれだけ。
とても簡単です。

僕たちは大人になっていく過程で
社会性を習得してきた反面
感情を優先することを疎かにしてきました。

だから
感情が湧き出るその瞬間だけでも
それを素直に受け入れてあげるくらいが
ちょうどいいかなと思います。

おわり

画像1

画像2


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?