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ヨガのゴールは赤ちゃん?(後編)

前編はこちら

ヨガが目指しているのは
この世に生を受けたあの瞬間の
赤ちゃんのときのような
無防備かつ無敵な状態なのではないかと
僕は考えています。

そしてそれを気づくというか悟るために
あの手この手を使って
学んでいくのがヨガなのかなと考えています。

赤ちゃんの状態がヨガの理想だとするならば
僕たちは余計なモノを持ちすぎている
ということに気がつきます。

甲本ヒロトが中1のまま止まっていて
そこが人々を魅了しているのはわかりましたが
みんながみんなそうなれるとは限りません。

むしろこの厳しい社会で生きる僕たちが
子供や赤ちゃんの状態では
当然生き抜くことは出来ません。

だからこそ
学び続ける必要があるのだと思います。

僕は
ヨガを始めてから
「学ぶ」という定義が変わってきました。

学ぶ=知識やスキルを得る
というのが一般的だと思いますが
僕の中では
学ぶ=知識やスキルというアイテムを得て
そのアイテムを使って余分なものを手放していく
という感覚があります。

知識やスキルを
重量で表すことが出来るのであれば
僕は学べば学ぶほど
自分がどんどん軽くなっているように感じます。

変な話ですが
知識やスキルを手放すために
学び続けているような感覚があります。

おそらくその先には
ヨガの原点である
赤ちゃんのような無防備かつ無敵な状態が
待っているのだろうと予測しています。

ヨガ経典にこんな1節があります。

「真智(リタムバラー・プラジュニャー)は他の記憶を消す」(ヨーガ・スートラ1-50)

真智と呼ばれる
「知性を超えた魂レベルでの真の知識」を
習得していくと
他の知識は必要なくなると解釈することが出来ます。

本当の学びとは
得ることではなく
手放していくことなのだということです。

おわり

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