見出し画像

結婚式を終えて - 嬉しかった&楽しかったことをつらつらと -

結婚式を挙げた。
巷でよく言われている通り準備期間はそれなりに忙しい。仕事をしながらだと大変な時もあるし、色んな期限を守らない彼にイラッとすることもあった。

けど、やって良かったと思う。

結婚式を成功させるというのは今年の私の目標でもあって、成功の定義は「みんなもめっちゃ楽しめるし、私もめっちゃ楽しめること」にしていた。

少なくとも、「自分がめっちゃ楽しむ」というのは達成した。「みんなにめっちゃ楽しんでもらう」というのも、みんなからもらったコメントとか写真を見て、達成できたんじゃないかと思う。

披露宴は3時間もあったのだけど、本当に、本当にあっという間だった。

でも、嬉しいことや楽しいことが本当にたくさんあった。たくさんあり過ぎて、放っておくとどれか忘れてしまいそうだし、毎日つけている紙の日記には到底おさまらなかったので、ここに書き残しておこうと思う。

父親が来てくれた

誤解されぬよう先に言っておくと、別に勘当されたりめっちゃ不仲だったりというわけではない。

父親は1年半前くらいに手術していて、今療養中。
大抵の日はご飯も食べられるし自分で運転して出かけたりもできるのだが、ちょくちょく「ものすごく調子が悪い日」というのがある。そういう日はもうずっと横になっている。

前兆とかもあんまりない。つまり、当日になってみるまで来られるかまったく分からないのである。

結婚式を挙げようと決めてからしばらくは「お父さん来られるかな……どうかな……」とハラハラしていたのだが、如何せん上記の通り当日にならないと分からない。だから、途中から気にしないというか「来られたらラッキー!」くらいに思うことにしていた。

で、当日。
無事挙式会場にも来て、披露宴にも参加できた!
体調以外に「東京駅で迷子にならないか」も心配だったので、自分の支度の間もそわそわしており、式のリハーサルの部屋に父親が現れた時は神父さんからの説明を聞くのもそこそこに「お父さん、いる!!!!!」と心の中でガッツポーズした。

治療を頑張るモチベーションになってほしいなと思って、というか父親はお祝いごとが好きなので絶対喜んでくれるはず、というか父親が一番喜んでくれるはず、ということで父親のために結婚式を挙げたと言っても過言ではない。当日会場で会えて本当に嬉しかった。

やっとこさ来てくれてありがとうだよ、本当に。

オープニングムービーが最高だった

いや、最高だった。本当に最高だった。

当初「オープニングムービーはなくても良いかなぁ
」と思っていたのだが、式の2ヶ月前くらいにYoutubeで色々観ていたら「こんなの流したい!!!」と思うものを見つけた。

ただめちゃくちゃクオリティが高い。業者にお願いするにはギリギリ過ぎるし、いくらかかるのかもそもそも似たような感じでお願いできるのかも分からない。とは言っても動画作成経験のない自分ではどう作ればいいのかさえ分からない。そう思って諦めていた。

ただ、そこで彼から一言、「(共通の友人で彼の同僚でもある夫婦)に頼んでみる?」と提案が。
確かに、確かに彼らなら技術的にはできそうである……が、忙しいし難しいのではないだろうか……と半ば諦めつつ聞いてみることにした。

そしたらなんと!作ってくれると!!
お願いしてみるものですね……。

早速イメージとなる動画と最低限入れてほしい内容を友人に共有。待つこと2週間ほどで冒頭シーンが送られてくる。この時点でクオリティ高過ぎてびびる。当社比1,000倍。

更に待つこと2週間。全体版が送られてくる。参考例よりクオリティ高いし、何も言ってないのに自分が気になりそうなところ全部完璧に仕上げてくれていて、感涙。好きすぎて、披露宴まで何度も何度も見返した。天才過ぎる。

披露宴当日、会場の担当者さんたちからも「格好良いですね!」「ここまで凝ったムービー、なかなか見ないです!クオリティ高いですね!」と言われて、作ったのは自分ではないけれど、自分の好きな人たちが作ってくれた自分の好きなものを褒めてもらって、「そうでしょうそうでしょう、本当にそうなんです」と思って、とても嬉しくなった。

忙しい中対応してくれた二人には、本当に本当に感謝しかない。

自分らしい選曲ができた

送賓の際、友人から「流す曲、全部七緒さんが選んだでしょ?笑」と言われた。

「そんなわけないでしょ!二人の式なんだから!一緒に選んだよ!!」と主張したが、まぁでも事実上8割くらいは私の選曲である。正確には、私が候補を挙げて、彼と一緒に選んだ。
※彼はそこまで曲にこだわりがなくて、候補があった方が選びやすそうだったので、このかたちにした。私が勝手に決めたわけじゃないよ!

元々は全体のテーマを決めて、それに合うような曲を選ぼう!と考えていたのだが、流したい候補がたくさんあり、ジャンルもバラバラでうまくまとまらず、そのうち「テーマとか誰も気にしないし、好きな曲を流したらいいのでは?」ということになった。

ただ、知っている曲が流れた方がみんなも楽しい。だから、自分たちが好きな曲の中から同世代が知っていそうな曲と親世代が知っていそうな曲ができるだけ入るようにした。

結果的に、自分たちも参加してくれた人たちもみんな楽しめる曲を選べたのではないかと思う。TOP GUNとか、お父さんたちも好きだよね?ね?
(まぁ冒頭のコメントをもらうくらいにはUVERworld率高めだったけど……笑)

好きな曲を良い音響で大音量でみんなに聞いてもらえて大満足だった。

すべてのスピーチが楽しかった

私たちは主賓挨拶(新郎側のみ)、乾杯挨拶(新婦友人)、友人挨拶(新郎・新婦側両方)をお願いしたのだが、どのスピーチも話者の人柄、新郎 or 新婦の人柄が伝わるかつユーモアのあるスピーチで、聞いていてとても楽しかった。

新郎友人のスピーチってどんな感じで聞いていればいいんだろう……私は会ったことのない人からのスピーチだし……と謎にドキドキしていたのだが、私が知らない頃の彼のエピソードを優しく面白く話してくれて、彼はもちろん私もとても楽しんで聞くことができた。

他の三名はお互いの共通の友人だったこともあり、新郎新婦どちらにも触れるスピーチをしてくれた。それぞれが真面目な話だけでなくみんなで笑えるポイントまで考えてくれていて、新郎新婦どちらのゲストも楽しめるスピーチで、みんな盛り上がっていた。

共通の知り合いにスピーチをお願いするの、おすすめです。

忙しい中、時間を割いてスピーチの準備をしてくれた方々にも、本当に感謝。

両親に感謝を伝えられた

新婦から両親への手紙。よくある演出だけど、私は「絶対にやりません!読みません!!ただ渡します!!!」と言い張っていた。

「別にみんなの前でやる必要なくない?」と思っていたのだ。

手紙の朗読を強くおすすめしてきたからという理由で司会者さんを嫌いになりそうだったくらいの勢い。(理不尽過ぎる。ごめんなさい)

でも、あんまり強くおすすめされるので、やらないのが不安になって兄弟に相談することにした。

そしたら弟から「渡すだけでも良いけどそれなら別に披露宴で無くて良くね?読んでから改めて渡すと特別な思い出になると思うよ!」と言われた。

確かに!!!(単純)
そしてここで気づいたのだ、「この機会を逃したら、私一生ちゃんとありがとう言わない可能性あるな…?」と。

私はそういうのがとても苦手である。本当に苦手である。一方で感謝を伝えた方がよいという気持ちはある。が、いつどう伝えたらよいのか分からない。縁起でもないが、父母の葬式になってやっと「言っとけば良かった」と思うのではないかという未来が見えた。それはまずい。

極端だと思われそうだが、結構本気で「それはまずい」と思ったのだ。

だから、式の4日前に「やっぱり読みます!」と伝えた。書ききれるか不安だったけど、いざ書き始めるとすらすら書けて、余裕を持ちつつ書き終えられた。

ちなみに本番では気恥ずかしさより、大勢の人の前で手紙を読む緊張の方が圧倒的に勝った。(大勢の前で話すのが苦手なタイプのため)

なので正直上手く読めたかは分からないのだが、なんとなく心の中にあった「ありがとう」を伝えられてすっきりした。

性格とか両親との関係性的に「そういうのやるタイプじゃないし」という人こそ、検討してみるといい……かも。(生きているうちに別で伝える機会ありそうならいらないかもだけど)

送賓の際にみんなとしっかり話せた

披露宴の時間は本当にあっと言う間に過ぎて、正直全然話せなかった人もいて、「折角来てくれたのに、一言も話せないまま終わったらどうしよう」と思っていた。

でも、送賓のタイミングで話すことができたので安心した。

ちょっと話しすぎだったくらい……笑
予定より時間かかってしまった気がする。式場の皆さん、お付き合いいただきありがとうございました!

多分「話してない人としっかり話そう!」と思っていないと、プチギフトを渡して「今日はありがとう!」とだけ言って流れ作業で終わってしまうので、意識的に話しかけられたのは良かったなと思う。


うーん、忘れたくないこと、これくらいだろうか……まぁ他にも思い出したら書き足そう。あくまでも自分のための備忘録なので……

あわよくば、「選曲どうしようかな?」「手紙読もうかな、どうしようかな?」と思っている人の参考になったら嬉しい。

結婚式挙げられるみなさま、ぜひ準備から楽しんで!

この記事が参加している募集

#結婚式の思い出

1,448件

最後まで読んでくださりありがとうございます! サポートいただいたお金は、次の旅の彩りに使わせていただきます...♡