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一人旅も誰かとの旅も、まだまだたくさん楽しみたい

一人旅のいいところは、気楽なところだ。
予定していなかった場所に向かっても、疲れて当日の朝に宿でのお籠りを決めても、誰にも迷惑をかけない。

好きな時間に起きたらいいし、気になる店があれば入ればいい。気に入る景色が見つかったら、そこでぼーっとしていてもいい。

「寂しくないの?」と聞かれることがあるけれど、寂しく感じたことはあまりない。

むしろ一人の方が宿やお店で他の人と話す機会が多く、いつの間にかたくさんの人と話していたりする。

誰かと話したくなったらラウンジやバーに行けばいいし、一人になりたければ部屋にいればいい。知っている人と話したいのなら、電話で話すこともできる。

自分のペースで過ごせるからすごく楽だし、予期せぬ出会いや発見があった時に方向転換がしやすい。

……と、こんな風に書いてると「誰かと旅をするのが嫌いなの?」と思われそうだが、そんなわけではない。

誰かと一緒の旅は、一人旅とはまた違う良さがある。

まず、「美味しい」とか「綺麗」とか、感動をすぐに共有できる。

現地で出会った人とでも共有はできるけど、元からの知り合いの方がテンションや盛り上がるポイントが合いやすい。

「美味しい」の種類を増やしやすいのも良いところだ。

一人でカレーもハンバーガーも頼んだら食べ切れないかもしれないけれど、誰かといればシェアして無理せず味わえる。

悲しいことも乗り越えやすい。

物をなくしたり、転んだり。見知らぬ土地で悲しい体験をすると、いつもの場所より心細い。でも、誰かが一緒にいれば、慰めてくれたり、笑い飛ばしたりしてくれる。

何もないところで転んだ時なんかは特に、ツッコんでくれる人がいる方が救われる。

誰かと一緒の旅で何よりも嬉しいのは、帰ってきてから思い出を共有できることだ。

一人旅でももちろん思い出は残る。写真を撮っておけばその時の風景を鮮明に残しておくこともできるし、旅先での人や場所との出会いを土産話に友人と楽しい時間を過ごすこともできる。

でも、一緒に行った人がいると、写真や思い出話がもっとずっと楽しいものになる。

写真を見て、「ここの夕焼け綺麗だったよね!」と当時の感動を共有することもできるし、「この裏で実は〇〇してて」と自分は気づかなかった出来事まで発掘できることもある。

家に帰ってきてからも、誰かと一緒に旅の続きを楽しめるのだ。


一人の旅も誰かとの旅も、どちらも好きだし、どちらもまだまだして行きたい。
一人で行った場所に誰かと行くのも楽しいし、誰かと行った場所に一人で行くのも楽しいから、行きたい場所はどんどん増えていきそうだ。

生きている間にどれくらいの場所に行けるか分からないけれど、「行きたい」という気持ちが風化しないうちに、どの場所にも行ってみたい。


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