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多拠点生活覚書#5 多拠点生活で困ったこと

今日は多拠点生活中に困ったことと自分なりの解決方法について。

ちなみに今回書いていくものは固定の家を持たない形式での多拠点生活に由来する困りごとが多いので、どこかに家を持った状態での多拠点生活をされる方には当てはまらない部分も多いかもしれない。

重いもの・大きなものを持ち続けづらい

まずは持ち物の話。

家がないんだしまあそうでしょうね、という感じかもしれないが、重いもの・大きいものをずっと側に置いておくのが難しい。

数日から一週間というスパンで移動を繰り返すとなると、移動にかかる労力はできるだけ軽減したくなる。

※自分の場合、電車やバスなどの公共交通機関のみで移動していたので、「いざとなったらタクシーとかレンタカー使うから大丈夫だよ!」という人であればもしかするとそんなに困らないかもしれない。(その場合、駐車場から部屋が遠い場合もあることだけ注意して事前に調べていただけたらと思う。)

最初は「重くたって移動の際にちょっと頑張ればいいし」などと思っていたのだが、疲れている日があったり100段近くある階段をスーツケースをもって運んだり、、、といった経験をしているうちに自然と「荷物は軽い方が絶対いいわ」と思うようになった。

また、大きいものも(一時的にでも持っていると)結構疲れる。ものによっては両手がふさがるので結構不便だ。個室以外に泊まる場合使えるスペースが結構限られるので、置いておく場所に困る場合もある。

自分は一時的に友人からPS4を預かってオフィスに運ぶというイベントが発生したのだが、持ち運びも置いておく場所も結構困った。(なんでオフィスにPS4持って行ったんだよという話はここでは割愛する。)

どう少なくしたかでいうと「どこかにずっと置いておく」か「捨てる」かのどちらか。

まず、使いはするが持ち運ぶと荷物になる仕事道具(自分の場合はPCのキーボード)や滅多に使用しない書類などは職場や実家において置いた。

「あったら使うかも...」みたいなものを持ち出すのはやめた方がよい。荷物も運ぶか考える時間も増える。

また、私は冬に多拠点生活をスタートしたので、最初は防寒着を多めに持っていたのだが、洗濯をこまめにすれば3日分もあれば十分だなと思い、古めのヒートテックやカーディガンなどは早々に捨てた。

ちなみに大きいゴミもちょっと捨てづらかったりするので、スタート時は2泊3日で仕事しながら旅行するのに必要なものくらいを持って出て、他はトランクルームなり実家なりに置いておいて必要になったら取り寄せる方が楽かもしれない。

ちょうどよい量の買い出しが難しい

自炊をする場合、ちょうどよい量の買い出しが地味に難しい...。

1週間くらい同じ場所に滞在する場合はそんなに困らないのだが、数日だと卵や野菜、乳製品などを生鮮食品を使い切れる量で買うのが難しいのだ。

「次の宿泊先に持っていけばよいのでは?」と思うかもしれないが、温かくなり始めると特に乳製品を長い移動時間中持ち運ぶのはちょっとこわい。(「自分は胃腸が強いので全然へっちゃらだ!」という人には参考にならないかもしれないのでここは読み飛ばしてほしい。)

なので、自分は数日しか滞在しない場合だったら1~2回で食べきれる惣菜を買うか、生鮮食品が欲しい場合は滞在先に引き続きいる人にシェアしていた。

やってみて気づいたのだが、毎日スーパーやコンビニのできあいのものを食べると体に悪いとか栄養が偏るとか以前に飽きる...ので、自炊するモチベーションがある人は多めに買ってしまったらシェアするという選択肢を持ちつつ買い出しに行ってもらうと買えるものの幅が広がると思う。

スーパーで迷子になる

「いや、どういうことだよ」と思われるかもしれないが、慣れていないスーパーやドラッグストアって結構迷子になる。

いや、出入口は分かる。分かるよ。でも、どこに何が売っているのか以外と分からないのだ...。

野菜や肉・魚などはそんなに困らない。同カテゴリのものがずらりと並んでいるから見当がつけやすい。

問題はちょっとした調味料や時々必要になる薬などだ。

店内の表示に沿って「あの辺だろ」と向かってみるのだが、自分の思っているカテゴリと店内表示のカテゴリが一致していなかったりする。一致していなかった時の絶望感と言ったら...(一致してないともう本当に分からないのだ...)。

分からず探していると平気で30分くらいかかってしまう。そんなに長い時間そこにいるつもりではないので、気持ち的なショックと疲労が大きい。

まあただ、これに関しては「店員さんに聞く」という明確な解決法がある。(私は店員さんに聞くのが苦手なので分かっていても結局やらないで終わることが多いのだが)時間がない時はそうしてくれればと思う。言われなくてもすると思うが。

通院しづらい

これは実際に多拠点生活をしてみるまで全然気づかなかったのだが、通院するのが結構難しい。

一か所にずっといないので、「来週もまたきてくださいね~」と言われた時にも行ける場所を考えないといけないのだが、仕事の時間と病院までの移動時間を考えるとこれが意外とうまくいかない。

とはいえ通わないとつらい時とかもあると思う。自分の場合は一定のスパンで通勤しているので、職場の近くにすることで解決した。

これについては通院の理由にもよるのだが、1ヶ月くらいで治るなど完治までの期間がそんなに長くない場合は完治するまで1か所に滞在してみたり、オンライン診療で対応できる症状の場合はそうした制度を活用してみたりする方法もあるのではないかと思う。

一人の時間が減る

これはホテル暮らしではなく、ゲストハウスやAddressなどの複数人でキッチンを共有するサービスを利用する場合に限った話なのだが、一人暮らしと比べて他の人といる時間が増える。(家族と住んでいる時よりは少ないかもしれない。)

色んな人の話が聞けたりみんなでゲームをして楽しめたりとよい点ももちろん多いのだが、一人だけでの時間を作りづらくなる。

人にもよると思うのだが、私は一人だけでいたい時間も結構多いタイプなので、当初ゲストハウスだけで過ごしていた期間はつらい時があった。

ただ、自分は大体そうなる時期が決まっている。なので、途中からそういう時はホテルに泊まったりできるだけ個室にずっといることで解決した。(ドミトリーでない限りこれは自分がそうしようと思えばできる。)

使っているサービスなどによって異なると思うが、自分の予算と気持ちのバランスに合わせながら、完全に一人でいられる時間を確保すればこれは解決できると思う。

さいごに

半年間の多拠点生活を振り返ってみて、「困ったことって本当にこれだけか...?」と考えてみたのだが、少なくとも今のところはこれくらいしか出てこなかった。

そういえば実際にやっている時も、「意外と困らないものだな」と思った気がする。

結局のところ慣れれば大抵のことはどうにかなるのかもしれない。

ただ、多拠点生活の仕方や目的が違う人は他に困る点があったりそもそも始め方に困っている人もいたりすると思うので、「どうやって多拠点生活してたの?」「始める時に準備しておいた方がよかったことってある?」など興味のある方は、よかったら以下のnoteをのぞいてみていただければと思う。

どう多拠点生活していたかなどについて👇

多拠点生活開始前に準備しておけばよかったことについて👇




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