【海のこと】海の日だからね
最近滞りがち。
海の日ですね。東京は梅雨の寒空だったとのことですが、幸いなことにとっても海の日らしい一日を過ごしていました。
「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」
祝日法の第二条で述べられている、海の日の趣旨らしい。
海の恩恵、とはまた違うかもしれないけれど、今の生活はやっぱり海で成り立っているから、昔よりも身近な日に感じます。
実は、生まれも育ちも海無し県です。小学校の6年間に一度だけ、わざわざ2時間程度かけて海辺の施設へ宿泊し、「海」を学ぶ臨海学習をするくらい、海とは縁のない地域に育っていました。(海有県でもあるのかな?)(記憶に残っているのは果てがない海水バケツリレーくらいだけれど)
だからこそ身近でない海に憧れ、今の仕事に就いている節もあるんだと思います。
暑さでどろどろに溶けてしまいそうで、まだ頭も一部稼働力が低下しているのだれど、それでも今日みたいに真っ青な海を眺めていると、やっぱりいろんな人や経験、そして場所に恵まれているなあと改めて実感。
苦手だった刺身も大体喜んで食べるようになって、秋刀魚と鰯の違いもわかるようになり(本当の話)、
そもそも漁業で生計を立てている人がいる事自体テレビや小説の中の話だったから、私にとって海に面した街や磯の香りのする住宅街を歩くことは全てが新鮮でした。
昔なら全然気にならなかった環境問題も、紙ストローを積極的に使いたいと思うようになったし、2円でも5円でも払うからビニール袋をくれ精神で生きてきたのが、いつの間にかエコバッグを持ち歩くようになっていて、それも海が身近になったことがきっかけ。
それに、海に囲まれた同僚の国では「こんなにきれいで大きい海 ”だから” 別にゴミ捨てても問題ないでしょ?」と、飲み干したコーラのペットボトルを投げすてる人もたくさんいると聞いて、改めて先進国の会議や決定だけでは解決が難しい問題であることを、より身近に感じたのも最近のこと。
海を知ることは地球や日本を知ること。
海の日の影響だけではなく、昨今のプラスチック問題や捕鯨関係のニュースをみて、そんなだいそれたことを思うことが増えたような気がします。
それもきっとこの生活で海が身近にあるから。
今日はもう終わってしまうけれど、改めて海に、そして海と向き合うきっかけを作ってくれた、いまの仕事と海の日に感謝をしながら、火照った脳を静めようと思います。
おやすみなさい。
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