5年前、私はアムステルダムに、彼氏(現・夫)はナイメーヘン(Nijmegen)に住んでいた頃のお話。 週末通いアムステルダムからナイメーヘンまでは電車で1時間20分。彼の家までは、バスと電車を乗り継いで、2時間半! 当時、私の住まいは会社の日本人の同僚とのシェアハウス(会社が借主で、家賃を会社に払ったいたので、寮というべき?)で、家族以外のお泊まり禁止というハウスルールがあった。オランダでは珍しい。まぁ、そこは日本人的な節度が取り計らわれたものだろう。そのため、彼はアムス
今年、結婚した。 結婚にあたって、これまでのことを思い出す機会が増えたので、「誰が興味あんねん!」という脳内ヤナギブソンに諫められつつも、オランダ人・夫との出会いを回想してみようと思う。 27歳。これからの人生を惰性で生きていきたくない! そんな衝動に駆られるお年頃、27歳。「人生一度きり。このままでいいのか?!」と不安に駆られるお年頃、27歳。一世一代の大冒険がしたいと夢に駆られるお年頃、27歳。 会社を辞めた。 会社を辞めて、まずしたこと?そりゃ、旅行でしょう。
7年前のちょうど今頃、わたしはインドに飛んだ。 いわゆる“高飛び”とかいうドラマティックな類のものではなく、転職した会社で派遣されたのがインドだった。100人ほどのインド人スタッフに囲まれながら、新米マネージャーとして、ドタバタ生活を1年間送ることとなる。 そこで起こった、さまざまな「なんでやねん!」な事件や事象を覚えている範囲で綴っていきたい。 まず、最初に思い浮かんだのは.... 魅惑の経理美女、ディピカちゃんこのお話の主役である経理担当のディピカちゃんというと、
イギリス人の友人コニー(男)がロンドンの電車内で体験した本当の話。この話で何度思い出しニヤリをしたか...。大好きな話なので、シェアしたい。 対峙ある日、コニーが一人で電車に乗っていたときのこと。4人掛け対面式シートに座っていた。対面にはスーツのビジネスマン風の男性が一人。 コニーとそのビジネスマンの間には、写真のような小さな机があり、その机の上にはコニーが事前に購入しておいたポテトチップス。このポテトチップスを巡って、世にも奇妙な冷戦が勃発する。 ビジネスマンの奇行特
「夕食がフライドポテトだけ」なんて嘘だと思ってたオランダに来たばかりの頃、海外の文化を紹介する日本のバラエティー番組で、「オランダ人の夕食は、フライドポテトだけという日もある」と紹介されていると聞いた。レポーターの「食材がポテトだけで味気なくないのか」という質問に対して、取材に答えたオランダ人は「ソースの種類が多いから、飽きないよ」という衝撃の内容だ。 わたしの最初の感想は「いや、さすがにそれはないでしょう。栄養偏りすぎだし。またテレビが大袈裟に伝えているのかな」だ。 当
アムステルダムに住んでいた5年前。 Marktplaatsというセカンドハンド販売サイトで購入したレトロバイク、koga-miyakeちゃん。120ユーロだったかな。 自転車に詳しいわけではないが、とにかく気に入っていた。 そんな、いとしのチャリとの出会いから別れ、衝撃の再会までのお話だ。 出会い販売者は、閑静な住宅街に住むおじいさんだった。奥さんとペアで25年前に購入して、世界中の国をこの自転車と一緒に旅をしたそう。わたしが買ったのは奥さんのもの。二人ともご高齢で乗
2011年夏。 行き先は漠然とヨーロッパがいいと決めていた。 それまで団体ツアーでトルコ周遊と、友人とイタリア三都周遊の二人旅は経験済み。溢れ出す好奇心と若さをもってすれば、十分といえる経験値だった。 いざ「人生初の一人旅」。情熱の国スペインへ。 これは一人旅で、バルセロナに降り立った数時間後の、私が実際に体験したお話だ。 空港から市内へ向かう手段はいくつかあった。アジア旅行だったら、タクシーでピューっと。というのもアリだが、ヨーロッパは如何せん物価が高い!というイ