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何にでも使える! 養生テープ

旅行好きの方の中には、粘着布テープを持っていく方もいらっしゃると思います。ハサミを使わずとも手でビリッと切れる。旅先で荷物を梱包するとき使うのは定番。バッグが破れてしまった時の補修にも重宝します。

しかし、私が旅行にもっていくのは養生(仮止め)テープ。粘着布テープより接着力が弱いですが、糊が残らずきれいにはがせるのがポイント。その利点を活かして、私は上記以外の目的にも使っています。

スマホとの相性良し!

この養生テープが一番活躍するのがレンタカーを借りたとき。ほとんどの皆さんはスマホを持っていらっしゃると思いますが、スマホのGoogleMapアプリがあれば、わざわざナビゲーションシステムが付いた車を借りなくてOKですよね。でも、スマホをダッシュボードに固定する方法がない。そういう時にこの養生テープが使えます。

養生テープをループにして、スマホの裏側にペタッと。あとはダッシュボードの見やすい場所にくっつければOK。悪路だと振動で取れてしまうこともあるのですが、そこはご愛敬。
…でも先日カリフォルニアで借りたレンタカーは、スマホとの有線接続でダッシュボードモニタがナビになる仕様でした。😅
※一部の国では、ナビの取り付け場所に制限がありますのでご注意!

実例。粘着面を外になるようにループにし、さらに直角にループを作ることでたるまなくなり、剥がれにくくなります。

なにもスマホを固定するのは車の中だけではありません。ホテルの部屋で固定すればハンズフリーでYouTubeなんかを見ることもできます。

ホテルでも大活躍!

ホテルにありがちな、いろんな形状のプラグに対応したユニバーサルコンセントは穴が緩く、大きな重いACアダプタを刺すとすぐに抜けてしまいます。そんなとき、養生テープでACアダプタを壁に貼り付けてしまえば、抜け防止になります。

ホステルのドミトリーでは、コンセントが自分のベッドから遠い時がたまにあり、延長ケーブルを伸ばす必要がありますが、他の人がつまずきそうで危険です。そんな時は、養生テープでその延長ケーブルを床に貼り付けたり、壁側に貼ることで対策します。

ホテルのデスク回り、間接照明で読書灯もないのでこのままでは薄暗い。そんなときも養生テープで、懐中電灯を机の前の壁に貼り付けてしまえば、明るい環境でPC作業ができます。

南京虫が出そうな宿には泊まりたくありませんが、どうしても避けられないこともあります。そんな時はこの養生テープを縦に二つ折りにし、ベッドの足回りなど、南京虫が上ってきそうな場所に貼り付けておきます。縦に二つ折りにしたことで粘着面が外に出ているため、虫をくっつけるトラップになります。

実例その2。実際は外周を一周しないと意味がない。退室時には剥がしておきましょう。

もし大きなビニールシートを持っているのであれば、シーツの上からビニールシートを敷き、それを養生テープで固定すれば、虫の侵入を完全にシャットアウトできます。

もちろん荷物にも!

スプレー缶やふたが甘いケースは、何かの拍子で荷物の中でふたが外れると、中身が出てしまい、被害甚大。私も一度デオドラントスプレーでとんでもないことになってしまいました。そんな時はふたが外れないように、養生テープで止めてしまいます。

雨天の中、どうしても徒歩での移動が必要になり、バッグの雨対策どうしよう?となったときにも活用したのもこの養生テープ。ビニール袋でダッフルバッグを包んで、開口部を止めればOK。
…あっ、養生テープをバッグの中にしまい忘れた。😅

スーツケースにも使えます。養生テープがあれば、スーツケースベルトなんて必要ありません。またファスナー式のスーツケースならば、ファスナー部分を養生テープで二重三重に封印しておけば、ボールペンでファスナーを開封されてしまうことも防げます。
先日、私は2nd Baggageに施錠していないと投稿しましたが、この養生テープでファスナースライダーを貼り付けています。空港への移動中に開けられたりするのを防ぐためです。

他にもいろいろ!

服に変な糸くずがついている!というときは養生テープを丸めてペタペタすればいいし、大事なメモは洗面台の鏡に養生テープでペタッと貼り付けたりもしました。脱いだ上着を養生テープでくるっと止めてバッグにぶら下げたり、バスユニットの栓の隙間に貼り付けて水もれを防いだり、箱の握り手にしたり、ビニール袋を壁に貼り付けゴミ箱にしたり、延長ケーブルをまとめたりと、応用は無限大です。

省スペースには芯は抜く

このような養生テープは100均でも販売していますが、幅が50mm程度ないと使いにくいので、注意してください。材質はポリエチレンクロスが一般的ですが、テープそのものが固めで、柔らかい素地への貼りつきがあまりよくあありません。反面フィルム材質のものは、若干粘着力が落ちますが、素地への親和性が良くなります。

またこういったテープ類を持ち運ぶ時のTipsとして、「紙芯を抜いてつぶしてしまう」というテクニックがあります。わたしはそこまでしていませんが、軽量化・省スペースが必要ならば、試してみてはいかがでしょうか。

こうやって裏からぺりぺりはがして芯を抜きます。

ともあれ、養生テープは、ひらめき次第でいろんなものに活用できる便利なグッズです。ぜひとも旅行グッズの一つに加えていただければと思います。

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