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10月の出雲旅 2日目 寒露

7時半、寝起きのボケた頭は「収納袋にしまいっぱなしだったけどやっぱり羽毛ぶとんは寝やすいなー」と感じていた。
一寸ばかし間を置いて自宅ではなく旅先であることを思い出した。そのくらい寝心地が自宅のベットに似ていた。
二度寝したらそれこそ自宅と変わらないのでこのまま出雲大社に行くためにヨガして体を目覚めさせることする。

テレビの電源を付けると「ノーベル賞医療を変えるmRNA技術」という特集が流れている。お台場の日本科学未来館が映る。
カリコ氏の名言くじ「大吉 良いことからも悪いことからも学びましょう」

8時20分、タオルとゴミ箱を部屋の前に出して出発する。

外は薄曇り。雲間から青空が見える。外はすっかり秋の気温。半そでの人はいない。

JR出雲市駅に隣接した電鉄出雲市駅

電鉄出雲市駅から一畑電車で出雲大社駅に向かう。ICカードで切符は買えるが改札は通れない。改札は発車の10分前に開く。

「はい!まもなく大社駅の改札を行いますー出雲大社直通ねー。松江しんじ方面は行きませーん。」「はい、きっぷ買いましょーね!おはようございまーす!」

飾られたしまねっこに目が行く


どの席に座ろうかキョロキョロしていると窓辺の貝殻に今度は目が行く。そのままその席に座る。8時45分、「キー」という音とともに電車が動き出した。

貝殻の忘れ物?
田んぼの稲穂がよく実ってる


「運転手も大変やね、ワンマンワンマン…」


9時、出雲大社駅に到着。ステンドグラスが綺麗。

改札では駅員さんに切符を渡して出る
アーチ型の天井とステンドグラスがハイカラ


通りは歩行者天国かと思ったが車の往来が激しい。

まっすぐ進むと鳥居が見えた。ここが出雲大社。

立派なしめ縄!


「私は願いは2つしかない」「はいー楽しんでくださいー今日もー」「俺はけがれがね、アハハ」

十九社 神在月は神様のお宿になる
十九社 由緒
神楽殿
しめ縄


9時、朝飯は事前に調べていた松の家で出雲そば…「本日は終りました」あれま、まだ開店前か。

準備中

近くの土産物屋を見ていたら営業中に変わっていた。今日は10時開店だったよう。

「色々試されたんですね!いいと思います!」

「あれもこれもあれもこれもしてよ、わけがわからんくなってる」

メニューも洗練されていっているのね


腹ごなしに稲佐の浜に向かう。各地の神様はこの浜から上陸して出雲大社に行くらしい。

日本のなぎさ100選にも選ばれています


なるほど、この岩を目印にしてやってくるんだな。確かに分かりやすい。

「楽しかったなー」「まだまだこれからですよ」

「それでは!皆様のご健康を願いまして!私のご案内は終了したいと、思います!」拍手喝采

出雲大社に戻る。せっかくなので宝物殿も見る。館内は撮影禁止なのでメモだけする。

「八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣つくる その八重垣を」

■琵琶 谷風
→虎の姿がかわいらしい。弦の部分が削れている。

■すさのおのかみぞう
→水墨画に青の彩色ってあまり見たことない。綺麗。


■大懸盤及び供せん器
→「御餅」多いな


大国主幸魂奇魂像
御慈愛の御神像

今日はもうやることもなくなったのでここからはひたすら歩くことにする。

さっき見たお姿よりだいぶ可愛らしい
神迎の道
下り坂の先に浜が見える
神様も自転車乗るんだろうか

神迎の道が浜からだと結構な上り坂で、神様がゾロゾロ歩いてくるイメージから、牛車で飛んでやってくるイメージに上書きされる。

ぼんやり歩いてるうちに並木道を抜けて、茂みを進んだ先にあった池、鴨がたくさんいる。当たり前だけど人がいなくても鴨っているんだなと思った。
さっきまでは「なんでこんなところに来ちゃったかなぁ」と思ってたけど、鴨の青い羽根がチラッと見えて、美しいなぁここまで来たかいあったなぁと思い直す。

鴨の集まりの端にクチバシの長い青い鳥が一匹いる。カワセミだ。カメラを構えてピント合わせしてる間に飛んでいってしまった。

真ん中にいる


しばらく歩くと土手が見えた。神戸川と書いてある。
鳥の群れの着水が聞こえるくらい穏やかである。

階段を見たら上る
橋の真ん中が分かれてる?
ほんとに分かれてた
その先に砂浜が見える。川の先なのに不思議


長浜神社

長い階段が続く


15時、スーパーで夕飯を買ってホテルに戻ることにする。

ひこうき雲!
直角に刈り込まれてる
もう夕方
生活のよりどころ

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